2004年7月~8月の「20日〆行動日誌」
□暑い夏でした。夏らしい夏の後にやってくる秋が、私はとりわけ好きです。私の生まれた夏の終わりと秋のはじめの入り混じった季節。胸いっぱいに空気を吸い込んで、明日を見つめて、歩いていきましょう。
□7月21日、大阪。寺岡ニューバランスフェアで講演。22日、朝、『商業界』拡大媒体会議。この日の午後から翌日まで、第一屋製パンの細貝理栄社長の招きで、研修会参加。参加者は丸正チェーン社長の飯塚司郎さん、和幸商事常務の日比生泰宏さん、フレッセイ副社長の植木威行さんら。植木さんが既に拙著『メッセージ』を愛読してくださっていて、感激。
□24日、25日、今度はヒルトン小田原リゾート&スパで日本ボランタリー・チェーン協会トップセミナー。こちらは約50名の参集で、大盛況。冒頭の協会会長スピーチで村内道昌さんが『メッセージ』から「元気を出そう」の一遍を、ご披露下さり、大恐縮。村内ファーニチャーの社内POPコンテストで優秀賞を獲得したパートタイマーさんの、味のある筆字で書き染めてくださった「元気を出そうよ、それがあなたの仕事です」以下を皆で唱和。この字は右利きの方が、わざわざ左手で書いて、独特の味を出したのだとか。全日本食品会長の田中彰さんが「結城さん、男冥利につきますね」と言ってくださったが、まさにその通り。村内さん、有難うございました。私が一番、元気をいただいた。今回のトップセミナーのテーマは「協働化」。全日食チェーンと全国セルコチェーンの提携が発表されたばかりで、しかも両者のトップが全員参加する会合であるだけに、ピタリの内容。㈱プラネット社長の玉入弘昌さんの講演、㈱ジュエラーズジャパン社長・菅田茂さん、㈱さえき社長の佐伯行彦さん、全日本食品社長の齋藤充弘さんによるパネルディスカッション。全参加メンバーの3分間一言コメント、青山学院大学大学院教授の懸田豊さんと私の総括スピーチ、それらすべてを流通問題研究協会専務理事の三浦功さんが上手に司会進行してくださって、すばらしいセミナーとなった。セルコチェーン理事長の平富郎さんは、いつもどおり冴えまくっていた。夜のパーティ席上における㈱廣屋社長の濱口吉右衛門さんのワイン解説は、秀逸だった。気持ちのよい会合だった。日本のボランタリーチェーンの進化を確信した2日間だった。帰りは国分㈱広域流通統括担当部長の國分晃さんと一緒に新幹線。
□26日、朝から恒例の小社部長会、編集長会議・新製品開発会議。27日、第73回商業界ゼミナール企画運営委員会。来年2月のテーマは「信じよう!人間力経営」。直前まで、ギリギリまで考えていて、ふっと浮かんできた。委員会の最後に発表して、全員から、了解を得た。そのまま、私は長野へ。今年もトリマス会へ参加。サミット㈱を退任され、オール日本スーパーマーケット協会会長と経済小説家という肩書きになった荒井伸也さん。関西スーパーマーケット社長の井上保さん、スーパーアルプス社長の松本清さん、サミット副社長の角屋毅さん、ホストはとりせん社長の前原章宏さん。29日、農林水産省から課長来社。30日、キッコーマン営業教育担当部長・門澤利夫さん来社。
□月が変わって8月。3日、取次店の㈱大阪屋訪問。書店のジュンク堂が新宿三越に大型店の出店を表明。その説明会。4日、5日は那須、白河。再び、とりせん前原社長のお招きで、荒井さんと同道。楽しい会話、楽しい議論、楽しい勉強、楽しい研修。6日朝、出版合同会議。午後、『販売革新』拡大媒体会議。夕方、2月ゼミ会議。この日、夜から2日間、岡山へ□9日、16時、日本水産社長・垣添直也さんとの対談。『食品商業』の「この国の流通のかたち」シリーズ。垣添さんとは1994年、同社「えびの包み揚げ」がシアルドール金賞を獲得し、その表彰式にパリでご一緒して以来の間柄。垣添さんの情熱と博識ぶりに圧倒されつつ、良い対談。夜は、山本恭広編集長ともども、日本酒を堪能。有難うございました。
□この週、翌週と切れ切れに1日ずつ夏季休暇。考えてみると、昨年はとうとう夏休み無しだった。今年はいくらか良い。オリンピックと甲子園の高校野球とで、朝と昼がひっくり返りつつ、お盆は過ぎて行く。17日、『コンビニ』拡大媒体会議。午後、我孫子へ。小熊覚三郎㈱商業界会館社長訪問。㈱商業界第56期決算のご報告。18日午後、『ファッション販売』媒体会議。その後、決算役員会。19日、「ウォルマート、ダイエー支援に名乗り上げる」。朝、『商業界』媒体会議。午後、㈱商業界株主総会。この1年、日経BP社の『日経食品マーケット』と闘いつつ、何とか少しだけ黒字を出すことができました。すべての社員、お取引先、お客さま、ご協力いただいた皆様に感謝します。私の社長としての2年目が始まります。いざ、今日も一日、元気と勇気。今日も一日、優しく強く。今日も一日、慌てず急げ。
<結城義晴>