2004年9月~10月の『20日〆行動日誌』
□10月18日、パリ。念願のグローバルシアルドールを獲ることが出来ました。ロッテのアイスクリーム「クーリッシュ」によって。この商品は、世界先進27カ国において、過去2年間に発売されたすべての新商品のナンバー1に位置づけられたのです。有難うございます。世界中の人に感謝の気持ちで一杯です。私が喜んでいるのは、5月の審査委員会で、私自身がプレゼンテーションスピーチをして、27カ国の審査委員との格闘の末、獲得した賞だからなのです。詳細は『食品商業12月号』にて。
□9月22日、商業界全国同友会連合会の三役会開催。倉本初夫主幹、竹村猛志商業界全国同友会連合会長、荒木俊彦エルダー会長に私。24日午前中、ドイツ菓子卸協会のトップマネジメント10数人来社。90分にわたって、日本の流通業とコンビニについて講演。ドイツには閉店法という営業時間の規正法がある。それが緩和されるらしい。だからドイツにもコンビニが展開される。今回、彼らはコンビニの超先進国の勉強に訪れたわけ。講演と質疑応答が終わって、全員が、テーブルをコンコンとたたく。これ、ドイツ流のブラボーの意味なんだとか。午後、『販売革新』拡大媒体会議□27日1日中、小社恒例の部長会、編集長会議と第27回新製品開発会議。夕方、岩手県の安比高原へ。商業界地方ゼミナールの東北大会が翌日から開催。私は倉本初夫主幹のあとで第一講。盛岡出身の『商業界』工藤澄人編集長も加わってくれて、盛況。30日、朝から伊藤園。『食品商業』誌とタイアップした大陳コンテスト審査委員会。午後、帰社して、山崎一さんを迎える。
□月が変わって、10月。4日、夕方から緊急臨時部長会。5日、高松へ。夕方から、中四国ゼミナール運営委員会、懇親会。翌日は、1062人を集める大ゼミナール。ワンデーながら大成功。6日、お台場で小社主催の「惣菜セミナー」。林廣美さんの「惣菜ドル箱レシピ」発刊記念パーティを兼ねた講演会。ヤオコーの惣菜部門の別会社「三味」の小平昭雄社長の出講もあって、大成功。「惣菜は特に、初めに効率を追求したらダメ」という発言は重い。林先生も絶好調で、記念すべきセミナーに。私も加わって、もう一度やりたい。7日、喉が痛くなって、午前中、寝床。8日、台風22号。大雨大風の中、キッコーマン社内研修の講演。熱があったにもかかわらず、熱演。台風のせいか。
□12日、早朝から大宮で、商業界関東山静ゼミナール。引退されていた藪下雅治先生にご出講いただいて、ユニークなセミナーになった。50年の蓄積をすべて盛り込んだ、いい話だった。私は静かに感動した。最終講義をして、ワンデーセミナーを終わらせ、夜8時の新幹線で、神戸ポートピアへ。着いたら、11時30分。翌13日は、近畿ゼミ。開講式に出てから、新大阪へ。オール日本スーパーマーケット協会事務局と「販促フェスティバル」の打ち合わせを1時間ほど。国際会議場にとって返して、近畿ゼミの最終講義。閉講式が終わってから、また新幹線に飛び乗って、中部ゼミナールへ。岐阜。夜9時10分からこの日の最終講義。夜遅くの講演もいい。しみじみと語った。翌14日は、中部ゼミ最終日。充実したゼミナールだった。全国7カ所で開催された商業界地方ゼミナール。4000人の受講者を集めて終了。ご苦労様でした。
□16日、AF275便でパリへ。現地夕方に到着。ホテルはサンジェルマンのルシール。17日、シアル[フランス国際食品見本市]開幕。プレスクラブで、ジャーナリスト仲間と再会。18日夕方6時。シアルドール・セレモニー。ロッテ重光宏之副社長、花王今村哲也執行役員が出席してくれた。そしてグローバルシアルドールを獲った。とりわけ重光さん、おめでとう。3回もステージに上がってくれた。クーリッシュは、秋から冬にかけて売れます。間違いない。その夜はパリの野田岩で乾杯。19日、AF276便で帰国。20日早朝、成田到着。3泊5日の短いパリ出張。この日の午後、全日食躍進チェーン大会出席。台場のメリディアンホテル。またしても台風。時差ぼけも何のその。
□世界一のグローバルシアルドール。12年かかって、やっと獲得。「やめたら失敗。やめなければ成功」。良い言葉。なぜなら成功とは、成功するまでやめないことだから。苦難に遇っても、壁に当たっても、途中でやめない。成功するまでやる。だから自分さえしっかりしていれば、必ず成功する。やっと、獲った。でもスペインと同票受賞。次は単独世界一。獲るまでやめない。
〈結城義晴〉