結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2005年09月05日(月曜日)

ウォルマートをセブン-イレブンにデジャブ!

結城義晴の3月から4月への20日〆行動日誌

20050425-01【walmart】

□3月22日、昼、東京紀尾井町の中山法律事務所。(株)商業界の顧問弁護士・男澤才樹さん訪問。ビジネス誌の出版社となると、常に様々な法律懸案があるのです。23日、夕方、虎の門パストラルで、流通報道記者会の総会と懇親会。24日、朝から本誌『販売革新』の拡大媒体会議。午後は『商業界』の拡大媒体会議。どちらも辛口の講評。25日、朝から恒例の部長会。午後は編集長会議と第39回新製品開発会議。

□26日(土曜日)、午後16時のアメリカン航空で渡米。いつものように一人旅。10時間後、サンノゼに到着。乗り換えて、テキサス州の州都オースティンへ。現地、午後15時。シアトル在住のノブ・ミゾグチさんと落ち合うはずが、果たせず。そこで空港からはタクシーで、宿泊ホテルへ。いつものように風呂を張って、本を読みながら入っていると、ミゾグチさんから電話あり。トラブルで遅れたとのこと。18時過ぎにホテルロビーで待ち合わせ、すぐにHEバットのセントラルマーケット視察。ワンウエーコントロール方式のアップグレードタイプの大型スーパーマーケット。その後、HEバットのレギュラータイプの店舗を訪問。郊外のネイバーフッドショッピングセンターの核店。もう真っ暗。それでも、翌日はイースターで、HEバットは閉店のため、ギリギリまで店舗回り。スーパーターゲットも視察。疲れきって、ホテルに帰り、やっと夕食。地元のビールは美味い。部屋は、スイートタイプで、大満足。

20050425-02【wholefoods】

□翌27日は、朝から視察。最初にウォルマート・スーパーセンターへ。この店、昨年のオープンで大繁盛中。HEバットのレギュラー店と隣り合わせで、激闘中。そこのメイン商店街は、驚くほど寂れて、日本のシャッター商店街並み。アメリカでも30年も前から、ダウンタウンのスプロール現象が起こったが、こんな田舎町でも、同じ状況が生まれている。そして、オープンしたばかりのウォルマート・スーパーセンター。最新タイプ。ファサードも特徴的、レイアウトも、店内サインも最新型。さらに15分走って、ウォルマート・スーパーセンターへ。かつて姫路のウエルマート(現マックスバリュ西日本)を取材した時と同じ感覚<デジャブ>を味わう。すなわち、セブン-イレブンや150坪のウエルマート並みのドミナントエリアをウォルマートが構築している。HEバットも当然ながら、このエリアで53.8%のシェアを獲得しているから、そのHEバットをウォルマートが狙い打ちしている感じ。ほかには食品販売業は見当たらないと錯覚してしまうほど。6月16日から22日までの7日間、私とミゾグチさんとのダブルコーディネートで開催する、この地の視察セミナーの時にこの競争戦略を詳しく解説するつもり。(GW空けが申込締切です。至急お申込ください!)その後、躍進の百貨店コールズ、ホームセンターの両巨頭ホームデポとロウズなど駆け足で訪問。昼過ぎ、いよいよ本命のホールフーズマーケット旗艦店へ。立地はオースティンのダウンタウン。2200坪の世界最大のナチュラル&オーガニックスーパーマーケット。詳細は、『販売革新』5月号の「パブリシャーズ・ボイス」、『食品商業』6月号のカラーパージに。昼食も、ホールフーズで買い食い。大満足。食後、もう一つのホールフーズへ。こちらは郊外型のレギュラータイプ。ここにもゆっくり滞在して、満喫。ついでにコンテナストアをチラッと視察。その後、6月の視察セミナーで泊る予定のホテルへ。みんなで泊まるにふさわしいかをチェック。スイートタイプの部屋で、キッチン付き。良い。このホテルならば、清潔で、しかもホールフーズやセントラルマーケット、ウォルマートの商品を電子レンジで調理したり、ステーキを焼いたりして、サンプルテストすることができる。しかしこの夜の私たちのホテルはレギュラーホテル。チェックインしてから、再びセントラルマーケットやバラエティストアのダラージェネラル、そしてホールフーズ旗艦店へ。夕食用のビールとワイン、デリとメインディッシュを買って、ホテルへ。ゆっくりとオーガニックデリを堪能。

□ミゾグチさんは朝、6時にはホテルを発って、シアトルへ。私は落ち着いて朝食を取って、空港へ。ダラスへ飛んで、乗り換えて、シアトルへ。空港にミゾグチさんが迎えに来てくれて、シアトルめぐり。雨も降って寒い。メトロポリタン・マーケット、PCCナチュラルマーケット、ラリーズマーケット、ホールフーズの最新店、クローガー傘下のクォリティフードセンター(QFC)など都市型のクオリティ&サービス・スーパーマーケットを歴訪。ホールフーズ対ラリーズの直接隣接対決は見物(この詳細も6月じっくり解説します!)。セーフウェイ、アルバートソン、QFCの接近競合を駆け足で視察。そして、シアトル郊外の溝口さんの自宅へ。奥さんが待っていてくださって、手料理を満喫。アメリカで食べた家庭料理の日本料理。心より感謝。夫婦二人の快適なシアトル生活。羨ましさもあり。それにしてもオーガニックは、あらゆるところに浸透している。日本料理もオーガニックで手作りされて、良い感じ。深夜、ミゾグチさんの奥さんの運転で、空港隣接のラマダホテルへ。翌朝は6時、出発。サンノゼ経由で、成田へ。日本は30日、夕方。31日、朝、出社。役員会で打ち合わせをしてから、赤坂・山王病院、眼科へ。眼圧が高いのです。

□4月に入って、1日。午後、群馬県大間々へ。足利屋洋品店とさくらもーる訪問。足利屋の店主・松崎靖さんとは親しい友人。素晴らしい商人。地元主導型ショッピングセンターのさくらもーるの仲間も良い商人たち。最終電車で帰宅。2日、久しぶりの休暇□4日、5日、山王病院で人間ドック。6日、大阪。プライズの講演。7日、虎ノ門パストラル。商業界関東山静連合同友会の総会で講演。8日、11時。磯見精祐さん来社。午後、立教大学大学院へ。亀川雅人教授・ビジネスデザイン研究科委員長訪問。今年から私、兼務講師を務めることになったのです。そのレクチャーを受けたわけです□11日、朝、『食品商業』媒体会議。午後、出版合同会議と第40回新製品開発会議。13日、休暇。アイダスグループの皆さんと若洲でゴルフ。鈴木國雄さんに完敗。14日、佐賀県嬉野温泉へ。商業界九州連合同友会エルダー・チューター会参加。30分の講話。15日帰京して、午後、商業界ネット店長同友会で講演。お題は「50分で学べる商業界精神と商業革新原理」。16日土曜日、立教大学大学院の第1回目の授業。私の講座は「ホスピタリティデザイン特講」。面白かった。若返ったかもしれない。学生諸君に感謝□18日、『コンビニ』と『飲食店経営』の媒体会議。夜、商業界リテールマネジメントスクールの開講講座で、挨拶。19日、長岡。日本惣菜協会25周年記念の講演会で講演。商業界長岡同友会も合同参加。だから惣菜や中食に対する考え方もレクチャー。レストランオガワヤの松村ひろみさんも来てくれた。桜は満開だった。夕方のJRで、そのまま、福井へ。福井着22時30分。5時間の旅。20日、店回り。ついでに永平寺参観。ちょうど禅宗に絡む小説を持ち歩いて読んでいたので、感慨ひとしお。夜18時半から20時まで、商業界福井県同友会で講演。たくさん集まってくれた。感謝。

□なんだか月ごとにスピードアップしつつ、忙しくなる感じ。それでも、私は負けない。(結城義晴)

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