<結城義晴の20日〆行動日誌>
□10月19日、JALでアメリカ・ラスベガスから帰国。アメリカのチェーンストアとカジノビジネスの勉強は刺激的だった。20日、『ファッション販売』『コンビニ』連続拡大媒体会議。21日、午後、小社顧問弁護士の男澤才樹さんと打ち合わせ。その後、『飲食店経営』拡大媒体会議。週が変わって、24日。8時から恒例の月曜ミーティング。11時、緒方知行さんを訪問。15時『販売革新』拡大媒体会議。25日、月例の部長会・編集長会議。午後、㈱商業界会館の重鎮の皆さんと面談。26日、朝から東京青山のペガサスビルで渥美俊一先生と「中内功氏を偲ぶ会」の打ち合わせ。27日、28日、熱海で毎年恒例のアイダスグループ研修会。鈴木國雄さんの主催。28回になります。
□31日、8時から月曜ミーティング。その後、鉢山町の渥美邸で2月ゼミナールの打ち合わせ。11月1日、昨年のAJSのヨーロッパツアー・メンバーが集まって、なつかしの懇親会。2日、新製品開発役員プレゼン。3日、文化の日。神戸、流通科学大学主催の中内功さんの学園葬。9時過ぎに到着すると、ライフコーポレーションの清水信次さん、イオンの岡田卓也さん、平和堂の夏原平和さんらにお会いした。朝8時30分から夕方6時まで、粛々と進行した学園葬。中内さんの遺品の展示や生前のビデオ映写など、意味深いものも多かった。静かに黙祷。帰りにダイエー神戸学園店を視察。2階の衣料売場は既に閉鎖されていた。淡々と売場づくりされている。今後、食品専業店舗として再生を図る。4日、午後から西日暮里の技秀堂へ。『食品商業』青焼き出張校正で、編集長代理の「責了」サイン係。
□7日、8時から月曜ミーティング。15時から第2回商業界商人大賞の審査委員会。委員は法政大学・矢作敏行教授、作家の小林照之さん、商業界全国連合同友会会長の小松務さん、それに倉本初夫主幹、工藤澄人『商業界』編集長と私。受賞者は来年、発表。昨年の第1回商人大賞はファーストリテイリングの柳井正さんだった。8日、小社第1四半期業績報告会。9日、出版合同会議。昼、パチンコチェーンストア協会の嶋内仁さん、小社教育事業部長の横田高明君と銀座でアメリカツアーの反省会。14時からそのパチンコ・トラスティボード有識者懇談会。夕方、神田の誠和監査法人へ。そして10日、NWAでミネアポリスからオースティンへ。20時間。商業界のアメリカスーパーマーケット視察ツアーの先乗り。いつものスプリングヒルズスイーツへ。翌日は早朝のHEBを単身探査。昼前にノブ・ミゾグチ氏と落ち合って、ほぼ全行程の下見。惨憺たるアルバートソンに、衝撃受ける。夕方、ツアーのメンバーを空港に迎えて、この日オープンしたばかりのHEBプラスの最新店とウォルマートスーパーセンターを視察。みな、感激。夜は買物してきた食品と酒でウェルカムパーティ。その後、私の部屋で深夜まで懇親会。この日、ドラッカー逝去。95歳。心からお悔やみいたします。ドラッカーはあくまでジャーナリスト、その文章の書き方は私の手本でもあります。翌朝、早朝のHEBオペレーション視察。その後講義してから、怒涛の視察行脚。HEBセントラルマーケット、ホールフーズ、ウォルマート・スーパーセンター、フィエスタマート、アルバートソン、シアーズグランド、スーパーターゲットなどなど。やはりアルバートソンは惨敗。これ、『販売革新』のパブリッシャー・ボイスに書きました。この欄でも掲載予定。夜はステーキレストランでポーターハウスステーキを堪能。翌朝5時、タクシーを呼んで、ミネアポリス周りで、私だけ帰国。日本は14日夕方。小社役員連と合流して神田へ。
□15日、朝、埼玉・宮原へ。しまむら藤原秀次郎会長と懇談。そのまま鳥取へ。商業界中四国ゼミナール。夕方から、蟹三昧。佐藤勝人氏、上条美由紀さんらとホテルで深夜まで懇親。16日、朝の基調講演。良いゼミナール。鳥取同友会の11人のメンバーが1000人もの参加者を集めた。大拍手、絶賛。スタンディング・オベーション。建築家の安藤忠雄さんともゼミ終了後、熱談。テンポスバスターズ社長の森下篤史さんとも意気投合。この人、面白い。いつか、一緒に事業をしましょう。最終便で帰京。17日、役員会。18日、『コンビニ』『ファッション販売』媒体会議。そして20日、午後、赤坂プリンスホテル五色の間で、「中内功氏を偲ぶ会」。171名のご参加。私は、総合司会。イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さん、イオン名誉会長の岡田卓也さん、ユニー創業者の西川俊男さん、ライフコーポレーション会長兼社長の清水信次さん、現ダイエー会長の林文子さん、西友CEOの渡邊紀征さん、カスミ社長の小濵裕正さん、そしてユニクロの柳井正さん。日本の流通業を代表する方々が、中内氏のことを念じつつスピーチし、中内氏のことを心に描きつつそれを聴く。これだけのVIPが3時間半も一堂に会し、話をし、話を聴き続けたことが凄い。「当たり前でないことを、当たり前にし、その当たり前を維持し続ける。これが私の考える流通革命である」<中内功>。最後に中内さんとドラッカーに黙祷。
<結城義晴>