花見の季節です。
もう30数年前になりますが、
坂口安吾に溺れておりました。
以来、毎年、
この季節になると、
『桜の森の満開の下』を
思い浮かべます。
今、ちくま文庫から
『英語で読む桜の森の満開の下』など
発刊されていることを知ると、
不思議な思いが過ぎりますが、
その瞬間、少しだけ、
酔ったような気分になります。
私は無頼派を気取っていたのでした。
大阪のニッショーストアが、
阪急百貨店に売却されました。
1980年代後半から1990年代にかけて、
ニッショーは輝いていました。
クリエーティブなマーチャンダイジング、
イノベーティブな経営戦略、
そしてブリリアントな売場。
特筆すべきものを
たくさん持ち合わせた企業でした。
私も、毎月のように取材に訪れました。