2006年11月~12月の「20日〆行動日誌」
□あわただしい年の瀬。師への接近で終了。死との対面で生を得る。
□11月21日(火曜日)夜、そして22日(水曜日)から23日(木曜日)勤労感謝の日の朝まで、労働協約の話し合いと合意。全ての皆さんに感謝します。23日午前、青山のペガサスビルへ。日本リテイリングセンターチーフコンサルタント渥美俊一先生と面談。商業界の雑誌の編集方針についての議論。編集人としての私の仕事です。24日(金曜日)定例取締役会、GM会議。26日(日曜日)夜、虎ノ門のワインショップ「カーヴドリラックス」。先の壽里茂ゼミ稲門会総会の幹事会打ち上げ。ご苦労様でした。
□27日(月曜日)8時、月曜ミーティングと月例のマネジャー会議。この日は、午前中に第2編集部会、夕方、販売部会。10月から新しい組織になり、それぞれのシニアマネジャーが主催する会議体。ゼネラルマネジャーおよび本部長というポストが新設され、その職掌が文書化されてはいるものの、当面、私は、特別のことがない限り、部会には出ないで、報告を聞いて判断を下すことにしています。年明けからはまた、顔を出します。この日は午後1時、下期予算会議。28日(火曜日)、ペガサスクラブ政策セミナー。毎年2回、チェーンストアのトップたちが集まるセミナー。今回も多くの方々と面談。29日(水曜日)も。私は両日、招待されて参加し、勉強。ただし、申し訳ないのですが、講座ごとに出たり入ったり。29日は午後、商業界会館にダスキン社長・伊東英幸社長来社。12月に株式上場を控えてのご訪問。嬉しいことです。30日(木曜日)8時30分、業態開発プロジェクトミーティング。充実。
□あっという間に12月。1日。朝から池袋サンシャインシティに、この日オープンした「ヴィノスやまざき」の新店、訪問。おめでとう。種本均社長、祐子専務、ともに元気一杯。この店は、ショッピングゾーンの中の向かいのパン屋さんとのコラボレーションで、新しい商店街のあり方を模索している。夜は、虎ノ門パストラルで(株)商業界の年末懇親会。執筆者・お取引先にお集まりいただいて、今年一年のお礼をし、来年のご支援を仰ぐ会。毎年200人以上のご参加に感謝。今年は新しい組織のご紹介、司会は営業局ゼネラルマネジャーの中嶋正樹。執筆者代表ご挨拶は力石寛夫先生、乾杯の御発声は、鈴木國雄先生。有難う御座いました。その後いつものメンバーと二次会。コレも感謝。小森勝先生には来年早々、ドラマティックなノンフィクションをお願いします。
□4日(月曜日)月曜ミーティング。夜、ロイヤルパークホテルでイオン井元、堤、両常務と懇親。このところの取り組みに感謝。5日(火曜日)午後、再び虎ノ門パストラルで商業界関東山静連合同友会年末激励会。6日、朝、業態開発プロジェクト会議。午後、センチュリーハイアット。日本セルフサービス協会50周年記念事業推進委員会。私は、アドバイザーで出席。私には大きな構想があります。いずれ、ご披露。その後、懇親会。横山清名誉会長、増井徳太郎会長、ともにお元気で、私も元気が出てくる。7日、朝、オオゼキ戸越店視察。夜、麹町。中経出版阿部副社長と懇親。勉強になります。感謝。8日、朝から山王病院。血糖値の検査。3週間の必死の努力の甲斐あって、短期間で、体質大改善に成功。しかし、ゆめゆめ油断すべからず。
□11日(月曜日)いつもの月曜ミーティング。8時から。段々、家を出るとき、暗くなってきています。それも気持ちいい。午後、第3回商業界商人大賞大久保利春賞選考委員会。倉本初夫商業界主幹が座長。委員は法政大学矢作敏行教授、作家小林照幸さん、商業界全国連合同友会会長小松務さん、そして私と工藤澄人前『商業界』編集長。今回も内容の濃い議論の末、素晴らしい人物が選考されました。お楽しみに。『商業界』3月号、及び2月6日第75回商業界ゼミナールで発表、表彰されます。
□12日(火曜日)夜、ホテルニューオータニ。イオン1%クラブ主催のオーストラリアからの「小さな大使」歓迎会。小さな大使といっても、タスマニアからの高校生で、ほとんどの出席者の大人よりも体は大きな大使たち。岡田卓也理事長も嬉しそう。岡田元也イオン社長とも立ち話ながら、私は現在のイオンの問題点を指摘。海部俊樹、羽田孜元総理大臣も揃って、こじんまりしながらも、豪華なパーティ。
□13日(水曜日)昼は六本木ヒルズ。夜は柿の木坂でケノスの忘年会。店舗デザイン、CIのユニークな才能の集まり。日本カラーデザイン研究所・杉山朗子さん、プラクシス・進む原田さんほか。触発されることばかり。感謝。来年には仕事をつくります。それが私の役目。14日、朝8時30分、業態開発プロジェクト会議。続いて、『パチンコホール経営革新』コテンパン会議。マルハン、ダイナム、ピーアーク、トライ&トラスト、夢コーポレーション、各社の幹部に集まっていただいて、雑誌の合評会。この会は毎月、「勇気会」というネーミングで、定期的に開催されることになりました。皆さんに感謝。15日(金曜日)、16日(土曜日)原稿執筆。年の終わりにまとめて、原稿書き。私のライフワークです。
□18日(月曜)飽きずに月曜ミーティング。夕方、神田に日本セルフサービス協会訪問。協会顧問で、もとマルエツ社長の吉野平八郎さんと懇談。吉野さんは25年も前、私が『販売革新』編集部記者のころ開催した座談会にダイエー代表としてご出席してもらって以来の旧知の仲。マルエツ社長の時代には同社の再建に貢献された。今、スーパーマーケットへの指南役として活躍中。その後、銀座「汁八」。故大高善二郎さんを偲ぶ会。大高さんはヨークベニマル前社長で、日本最良のスーパーマーケットづくりを実質的に指導し、軌道を敷いた人物。善興現社長や善二郎さんのご子息大高愛一郎さんもご参加くださって、故人を偲んだ。68歳でのご逝去は、本当に惜しかった。私は、ずいぶん議論したし、沢山の教えをいただいた。私のスーパーマーケット経営論には欠かせない人だった。黙祷。
□19日(火曜日)、この日、『食品商業』の原稿を書き上げた。10ページ、31枚。タイトルは「誰がウォルマートを殺すのか」。20年ほど前に出版された名作「誰がケインズを殺したか」を捩ったタイトル。短期集中大型連載で、最近の私の持論を展開します。ご期待下さい。20日、飯能で杉山昭次郎先生と議論。私の師匠。今年一番のアドバイスをいただいた。私の人生、私の仕事、私の役割。先生はよく分かっていてくれる。
□こうして私の2006年が終わろうとしている。今年も、ずいぶん多くの人々に支えていただいた。「死に対面する以外に生は無い」。今年の総括。その中で「心は燃やせ、頭は冷やせ」。この言葉が引き続き、私のモットーとなります。来年も宜しくお願いします。新年の賀状、失礼することばかり。恐縮です。お許し下さい。この場をお借りして、お詫びしつつ、先取りして、新春のお喜びを申し上げます。
<2007年へつづく。(株)商業界代表取締役社長 結城義晴>