台風9号、7日未明に、小田原に上陸。
首都圏を直撃するのは、2年ぶり。
2005年8月の11号以来。
関東、東北、そして明日8日には北海道へ。
皆様、お見舞い申し上げます。
お客様とお店で働く皆様と、
地域の皆様が、無事でありますように。
お祈りいたします。
明日の午後、私は札幌に入る予定ですが、
台風とともに来り、となるか、
台風一過に来り、となるか。
9号、11号と、味気のない呼び方。
アメリカではご存知、「ジェーン」だとか「カトリーヌ」だとか、
ハリケーンに名前を付ける。
今、私が、勝手に、
この台風9号に名前を付けるとしたら、
絶対に、
「Yoko o」
私のブログ、リニューアル最終段階。
それに今、必死になって取り組んでくれている女性の名。
「Yoko o」とともに札幌入り。
被害にあわれている皆様には申し訳ないような言い方だが、
アメリカ人は、ジョークにして、
苦難を乗り越える。
私も、ここは、アメリカンスタイルで。
さて、9月6日、
学習院大学を訪れる。
「学習院マネジメント・スクール」へ。
昨年3月、田島義博先生が亡くなられた。
私もお世話になった。
先生のもとに、高い志を持って創設された教育機関。
特に、流通、マーケティング、経営戦略に関して、産学連携の中心となる。
そのヘッド・マスターが、
上田隆穂学習院大学経済学部経営学科教授。
そして事務長の磯部泰子さん。
面談して、すぐに、意気投合。
上田先生は「プライス・マネジメント」を専攻。
スクールの中でも、
このコースをコーディネートされている。
さらに「非価格プロモーション研究会」も。
『価格決定戦略』(明日香出版社)という本も書かれている。
この本、素晴らしい。
分かりやすい、事例豊富、実証的、実践的。
オリバー・P・ヘイル。
クリスチャン・ヘルセン。
二人の若い学者たちの論理を深め、
日本のマーケットに当てはめて展開した本。
お勧めします。
[結城義晴のBlog]では、
「誰が値段を決めるのか?」が論争となって、
この論争はこれからも続くが、
私と上田先生は、目の付け所が似ている。
年は、私がひとつ、上だけれど。
そもそも学者が、真剣に、
「プライス」問題を専攻し、研究し続けるところが、
僭越な言い方ながら、良い。
こういう人、私は、好きだ。
私の「コモディティ&ノンコモディティ論」と
相通ずるところあり。
而して、私、
学習院マネジメント・スクール「DSCM基礎コース」で、
講義を受け持つことになった。
DSCMとは、
ディマンド&サプライチェーン・マネジメントの略。
このコース、10月5日の第1回から、来年2月の第11回まで。
私は、12月7日の第9回を担当。
持論を展開します。
最後の第11回のゲストスピーカーの人選と折衝も担当します。
磯部さんとの話し合いの中で、
ターゲットは瞬時に決まったけれど。
台風「Yoko o」がやって来ようとしていた6日。
東京・目白の学習院キャンパスでも、
傘が吹っ飛ばされそうな風が吹き荒れていた。
私は、軽い足取りで、学園の中を通り抜けた。
<結城義晴>