大失態。
住所間違いのお知らせ。
まことにお恥ずかしいことながら、
最近の、お手紙、レジュメ、名刺等に記した私の住所、
間違っておりました。
すみません。私の住所の中の、数字の部分、
丁目、番地、番号の中の、
番号が違っていました。
1-11-1-302となっていましたが、
正しくは、
1-11-8-302です。
ご訂正のほど、よろしくお願いいたします。
原因は、最初の原稿の誤植です。
それがその後の書類全部に貼り付けられて(ペーストされて)、
使われてしまいました。
たった一人になって、
基本中の基本を怠ってしまいました。
反省しております。
心の余裕、時間の余裕、
失っておりました。
いつも、何かにせかされて、追いまくられて、
そうしていなければ、不安な自分がおりました。
お許しください。
郵便局には、お詫びし、訂正を入れましたので、
皆さん、ご安心ください。
さて、語調が変わって。
テスコのマイク・ベイフォード氏の講演は続く。
同社オペレーション・ディベロップメント・マネジャー。
講演のあとのインタビューで、
マイクは実は、18カ月前に、
セインズベリーからテスコに転職してきたことが判明。
その前の18年間を、
当時、英国ナンバー1であったセインズベリーに勤め、
キャリアを積んだ。
その老舗セインズベリーと現在の最良企業テスコの違い。
率直に聞いた。
ちょっと考えて、
率直に答えてくれた。
「意思決定の明快さ、早さ」
重要なことです。
最も。
テスコは、現在、主に、4つの店舗フォーマットを展開している。
①テスコ・エクストラ
⇒欧州型ハイパーマーケット、46009200
②テスコ・スーパーストア
⇒これが中心となるフォーマット、2800
③メトロ
⇒都心型の小型スーパーマーケット、1000
④テスコ・エクスプレス
⇒コンビニタイプ、200、日本で実験したフォーマット
この4フォーマットを中心に、
イギリス国内シェア30%を超える「クリティカル・マス」を
構築している。
「高級スーパーはつくらないのか」
質問が飛んだ。
私は思った。
例えば、ロンドン中心部のケンジントン店など、
明らかにアッパーグレードの店舗だ。
私は、この店がオープンしたばかりの1996年10月、
偶然にも、パリの食品フェア「シアル」の帰りに訪れたことがある。
「Now Open!」と店頭に掲げられていたが、
新業態の開発といった大仰なデモンストレーションはなかった。
その後、多数の視察者がこの店を訪れた。
しかしテスコのサイドは、地域対応した一店舗というスタンスを崩さない。
そんな店もある。
そのためにテスコは「ファイネスト」というブランドを開発している。
高級感の出る店づくりノウハウも持っている。
一方、サバーバンの超ディスカウント店舗もある。
そのために「バリュー」というバジェットブランドを用意している。
広大な倉庫型店舗づくりの技術もある。
占拠率30%を超えると、
それこそ個店対応、地域対応で店舗展開をせざるを得なくなる。
当然自社内競合も頻発する。
だから、この店は特別に高級スーパーなのですよ、
といった店舗開発はしない。
今度は特別にディスカウント・フォーマットを実験しよう、
とも考えない。
徹底して、その店の商圏内の顧客に対応する。
それがテスコの到達した境地なのだ。
逆に、王者テスコに対抗するアズダは、
自然に、ディスカウントタイプとなる。
やや広めの沃野。
セインズベリーは、
やや、アッパーグレードに追い込まれる。
狭めのマーケット。
それが業績に映し出されている。
人口約5800万人のイギリス。
日本のちょうど半分。
人口も増えてはいない。
アメリカとは大違いの商売環境。
そのイギリスの中で、テスコは、
セインズベリーを追い越して、
「クリティカル・マス」の世界に入っていった。
「意思決定の明快さ、早さ」で。
<まだまだ続く、結城義晴>