アメリカナンバー1小売業にして、
アメリカ第1位の企業、
そして世界一の企業。
それがウォルマート。
そのウォルマートの有名な社内標語。
1.サンダウンルール
<日が暮れるまでに解決せよ>
2.10フットルール
<10フィート以内にお客様が近づかれたら、挨拶せよ>
3.イート・ワット・ユア・クック
<自分で調理したものは自分で食べよ>
<自分で仕掛けた仕事は自分で始末をつけよ>
4.Retail is Detail.
<小売りの神は細部に宿る>
5.Take Care of Customers and Associates.
<お客様と従業員に配慮せよ>
さらにサム・ウォルトンの『小さく考える』6つの方法。
1.1店ごとに検討せよ
<Think one store at a time>
2.意思疎通せよ!意思疎通せよ!意思疎通せよ!
<Communicate, Communicate, Communicate>
3.地に耳をつけよ⇒神は現場にあり
<Keep your ear to the ground>
4.現場に責任を、そして権威を与えよ
<Push responsibility-and authority-down>
5.アイデアを沸き立たせよ
<Force ideas to bubble up>
6.組織の贅肉を落とせ、悪しき官僚化と闘え
<Stay lean, Fight bureaucracy>
しかしこれらの標語は、ウォルマートだけのものではない。
アメリカの生き残る小売業に共通したものだ。
いや、生き残る企業に共有されているものだ。
ドロシーレーンのノーマン・メイン氏
オハイオ州・デイトンの3店舗のアップグレード・スーパーマーケット。
「お客さまと従業員を大切にしなくてはならない。
経営者が従業員を大切にすることによって、
その心はお客さまに還元されます」
ユークロップスのジャクリーン・レグ女史。
バージニア州リッチモンドの、
ミールソリューション・スーパーマーケット。
そのトライ&エラーから生まれた6つの原則。
一、小さく始める
二、ゆっくりと進める
三、常に改善する
四、現場の従業員の価値を過小評価しない
五、顧客の知識、期待、変化を尊重する
六、従業員と顧客の教育に投資し続ける
小さく考える。
細かく対応する。
顧客満足と従業員満足は鏡のようなものである。
世界最大の企業にも。
支店経営やローカルチェーンも共通する理念。
逆にそれがなくなった店を見ると、よくわかる。
本当に。
アメリカにも日本にも、
そんな店はある。
反面教師の店。
<結城義晴>