いつも、居るところ。
定位置。
いつも、置かれているところ。
定位置。
なぜ、定位置。
あるのだろう。
居心地がいいから?
便利だから?
いつから、
決まったんだろう。
誰が、
決めたんだろう。
この定位置、
変えてみたら。
どんな、
感じだろう。
一度、
変えてみようか。
気分、
いいだろうな。
でも、
自分で決めよう。
それが、
しあわせ。
好きなときに、
好きなところに。
でも定位置は、
居心地、いい。
【ひとりごと】
2005年3月7日生まれです。
横浜・保土ヶ谷の山田家。
父さんの名は、ジンジャー。
母さんは、ミント。
姉妹は、二人。
三つ子というのでしょうか。
ボクは男。
みんなチンチラという種族です。
祖先は、アフガニスタンというところから来ました。
生まれて、2カ月、
山田家で、母さんの母乳を飲みました。
それから、港北の結城家に、
貰われてきました。
ボクの定位置は、
食堂の丸テーブルの、
四つの椅子のうちの一つ。
一番、日当たりが良い椅子。
これから冬にかけては、
とても居心地のいいところです。
もう一つの定位置は、ごはんの場所。
キッチンのわき。
キッチンの端に、
丸い、
銀色の、
ゴミ箱があります。
その上に、登る。
すると、
「食べたい」が伝わる。
だから、ユウキヨシハルというこのうちのお父さんが帰ってくると、
必ず、ゴミ箱のうえにのることにしています。
なぜか、お父さんが、
喜んでいるように見えるからです。
<『ジジの気分[未刊]』より>