徹夜してしまった。
遠く、鳥の声が聞こえる。
朝の光をながめる。
今、自由だから、
こんなことができる。
石になりたい。
水になりたい。
風になりたい。
ときおり、ふっと思うことがある。
自由だから、
こんなことを考える。
自由であったはず。
自分で縛っていた。
見えなくなっていた。
自由だから、
そのことに気がついた。
何だ、こんなことだったのか。
でも、これが、いい。
これが、生きているってことだ。
<『日々の詩集』[未刊]より>
9月に、㈱商業界を辞してから、
多くの方に、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
しかし私は、
[商業の現代化]を、
私自身の志にしているといえるのでしょうか。
「自ら、変われ!」
こう言いながら、
私自身は変わっているのでしょうか。
振り返っては、悩む毎日です。
例えば、[秋の値上げ]に警告を発しました。
便乗値上げは、慎め。
1品1品の根拠を確かめよ。
その1品の値上げの根拠が妥当ならば、顧客に説明できる。
そして他の商品も含めた原価を知る良い機会である。
10月に入ってからの講演でも。
アメリカ視察中にも。
それが、商業の現代化につながると信じて。
「目からウロコだった」
ありがたい声もありました。
私も、お役に立っているのでしょう。
いま、それでいいのでしょう。
これからも、それがいいのでしょう。
私は、私でしかないのだから。
<結城義晴>