久しぶりの浦島太郎。
街に出て、たくさんの人に会った。
朝から神田の日本セルフ・サービス協会へ。
三浦正樹専務理事と、
遠大なる計画や直近の仕事の打ち合わせ。
セルフ・サービス協会は猛スピードで、
動いています。
デイモンワールドワイドジャパンインクの和田浩二さんに出会う。
イトーヨーカ堂出身の好青年。
よく聞いてみると、ヨーカ堂時代には販促部に在籍。
なんと私の大学のクラスメート間中龍一君のところにいたとか。
奇遇。
今は米国のプライベートブランド・コンサルタント会社の、
ビジネスプロセス&戦略担当シニアマネジャー。
これからも長い付き合いをしましょう。
午後は、新横浜プリンスホテルへ。
旧ハックキミサワのCFSコーポレーション。
そのお取引先の会を「絆の会」と称する。
素晴らしい集まり。
私は、アメリカの小売業を見るにつけ、
規制がなくなったら、
スーパーマーケットとドラッグストアは、
コンバインされていく宿命にあると考えている。
すなわち、1つ屋根の下に入るフォーマットになっていく。
顧客から見て、圧倒的に便利だからである。
『フォーチュン』が4月に発表するカテゴリー別年商ランキングでは、
「フード&ドラッグ」は一括りになっている。
だから日本でも、さまざまな規制が緩和されたら、
きっと「フード&ドラッグ」や「フード&ファーマシー」の店が増える。
食品スーパーマーケット側からすると、
ファーマシーは、リカーに次ぐラインロビングの対象となる。
失敗を繰り返しながら、
CFSが辿ってきた「コンボ」の道。
私は、間違いない大局観だと考えている。
その石田健二会長兼社長
今日は、鬼気迫る迫力で、決意表明。
「ここ数年の屈辱と不名誉から脱却する」
この強い意志が感じられた。
お取り組み先との総会も、緊張感と熱気で、
例年にない雰囲気に包まれた。
石田健二さんとツーショット。
<石田さん、何だか、あの東洋大学名誉教授の川崎進一先生に似てきた>
私は、CFSコーポレーション、必ず良くなると思う。
さて、総会では、菱食相談役の廣田正さんが挨拶。
私のブログで、
「廣田の前に廣田なく、廣田の後に廣田なし」
と表現させていただいた、あの廣田さん。
「イオンさんとの件に関しましても、
素晴らしい企業同士、誠意をこめて話し合いをされれば、
必ず良い方向に収まります」
「老婆心というのがありますが、
私の場合はさしずめ『老爺心』です。
最も大事なことは、
この思想・方針を受け取って第一線の方々がどう動くか、
石田会長の志を店頭でどう実現するか、
ここにかかっています」
廣田流現場主義である。
私がさらに付け加えるならば、
「現場の神は細部に宿る」である。
Retail is Detail.
まあ、ハックキミサワ時代から、この会社、細かい。
大丈夫だろうと思う。
懇親会の締めは、
花王カスタマーマーケティング㈱代表取締役の
高橋辰夫さん。
業界では、おなじみの快活、敏腕の好紳士。
見事な一本締め。
それにしても、廣田さんの『老爺心』の現場主義。
私は、廣田さんに言った。
「相変わらず、ズドーンとしたご発言ですね」
「結城さん、今度、食事でも」
私が今度は、そのズドーンを受ける。
嬉しくて、涙が出そう。
私の「小売りの神は細部に宿る」の場合は、
まだ『小父心』では、ありまする。
<結城義晴>