11月27日、東京赤坂、グランドプリンスホテル赤坂、五色館。
恒例のペガサスクラブ新年度政策セミナー。
ほんのちょっと顔を出す、という感じで恐縮。
事務局の皆さんにご挨拶し、
渥美俊一先生の講義をお聞きし、
セイミヤ社長・加藤勝正さん、ロジャース副社長・大田順康さん、
アークス執行役員・古川公一さんたちとお話して、
昼過ぎには、辞去。
渥美先生は、すこぶるお元気で、
この700人を超えるセミナーにご招待された人々、
マスコミ関係者に重大な発表。
狂言回しに、私の名前が登場したとか。
皆様、よろしくお願いします。
そのまま、品川シーサイドへ。
オール日本スーパーマーケット協会の「荒井塾」に出講。
同協会会長の荒井伸也さんに徹底的に学ぶ勉強会。
2泊3日で年に4回開催されている。
もう7回目。
今回は「流通業界の将来とスーパーマーケットのあり方」とテーマして、
講義や情報提供、議論が展開される。
私の話は、「小売業界を俯瞰する」といった内容。
ちょっと雑駁になったかもしれないが、
私なりの全体像を語らせていただいた。
荒井さんの主催する勉強会は、
講義の後の質疑応答が、実にスリリング。
鋭い突込みが、次々に飛んでくる。
荒井さんから、メンバーから。
今回は特に、荒井さんの突込みが鋭かったとか。
私も本当に勉強になる。
そして、自らのあいまいな点や誤りも、
明らかになる。
そして、私はまた考える。
もっと固めなければならない論理、
補強しなければならない情報、
そして真実。
そしてこのとき、強く感じていたのが、
昨日のブログで書いていた「コミュニケーション」に関する4つの指摘。
①コミュニケーションは受け手の言葉を使わねば、成立しない。
あるいは、言葉の意味を、説明した上で、
コミュニケートしなければ、成立しない。
②人間は期待しているものしか、受け付けない。
読んでも、聞いても、自分が期待していたもの、
あるいは期待の延長線上で、期待を超えるものしか受け入れてもらいない。
③コミュニケーションは受け手に、何かを要求する。
したがって、受け手の価値観や要求と合致しない限り、
受け付けてもらえない。
抵抗にあうこともしばしばである。
④コミュニケーションの内容、中身は、
あらかじめ受け手との間に、何らかの了解がなければ、
受け入れてもらえない。
この4点。
しかしコミュニケーションした上で、
議論し、同感し、あるいは考えの違いを認め合うことこそ、
コミュニケーションの目的である。
それを十二分に果たすことが出来た。
荒井さんにも、塾のメンバー、事務局にも心より感謝。
その後、食事懇親会、二次会に参加。
二次会は、銀座のとある酒場。
そこで、ペガサス政策セミナー帰りの面々と遭遇。
「あ、結城先生だ」
こっちこそ、びっくり。
二次会を終えて、外に出ると、銀座はクリスマスモードへ。
そしてまた、商業界中部連合同友会会長・宮下晃さんと、ばったり。
固い握手。
コミュニケーションは、言葉がなくとも、
条件が整えば、十二分に出来る。
それが確認できた一日だった。
再び、感謝。
<結城義晴>