ボクは、
静かに、
生きています。
単純な暮らし。
簡素な生活。余分なものはいりません。
食事は、キッチンの片隅。
食器は、赤いのと青いの。
赤いのに、メインディッシュ。
青いのは、水。ちなみに水は、ろ過水です。
前は、水道の水でした。 ボクの家財道具は、
食器のほかは、
トイレ。
トイレは、
お風呂の入り口のところに、
あります。
ボクの暮らしに必要なものは、
これだけです。あとは、ほんとは、
なんにもいりません。シンプルライフとでも、
いうのでしょうか。それでいいと思っています。
でも、食べ物は、
決めています。
「シーバ」というブランド。
その「デュオ」というアイテム。贅沢は言いません。
言えませんし……。
でもこれだけは、
ゆずれないと思っています。
カナダが原産国だそうです。右から、
かつお&シュリンプ味、
ささみ&チーズ味、
ひらめ&かに味、
まぐろ&チーズ味、
そしてかつお&たい味。全部、好きです。
こういうのは、ボク、食べません。
猫草というのも、
ときどき、噛みます。
食べるわけではありません。ボクも、たま~に、
毛づくろいします。
その毛を吐き出すために、
この草、噛むんです。それから、
つめ磨きというのも、
キッチンの端にあります。
これも、ときどき、
つめでガリガリ。でも、
一所懸命にやる
というほどのことではありません。
そうそう、変なものを、
買ってもらったことがあります。
まだ、チェンバロの横に立ってます。
「キャットランド」というらしい。いわゆる、遊び道具。
ボクから見たら、
かなり大掛かりなもの。途中に、穴があって、
そこに入ることも出来ます。
でも、ボクにとっては、
「そんなの関係ねぇ」
簡素で、
単純な、
そんな暮らしが
好きなのです。
といっても、
銀色のゴミ箱だけは、
絶対に必要です。ユウキヨシハルさんに、
「伝える」ために、
絶対に、いるんです。 いくら、
「待ってます~」ってやっても、
銀色のゴミ箱の威力には、
かないません。
それでも、
静かで、単純で、簡素な暮らし。ボクは、
満足しています。
<『ジジの気分』(未刊)より>