Everybody Good Monday!
2007年12月第2週です。
いよいよ、楽しい時が迫ってまいりました。
年末商戦です。
ニューヨーク・ロックフェラーセンター。
というより、全世界的・全国的に、
クリスマス商戦に向けてまっしぐら。
これがいいのです。現在は。
そして、12月25日まで突っ走り、
12月26日は、ガラリ一変させる。
えっ? 別世界っ?
とお客様に、驚いていただくくらい激変させる。
売場を、店を、商品を、人を。
そして、日本的な年末年始へなだれ込む。
それが、今年の年末商戦です。
ほかのどの店よりも、激しい「激変」です。
劇的な激変です。
「劇激変」です。
それにはクリスマスまで、クリスマス一色で染める。
もちろん、年末年始の暮らしに対する布石は打って、
周到にお客様にはお知らせしておきます。
そして、「劇激変」させる。
売場を、店を、商品を、人を。
楽しいでしょ?
もう、楽しさが極まって、
25日の夜には、みんな、
家には帰りたくなくなってしまう。
高校の文化祭の前夜祭の気分。
いかがでしょう。
どうやって、お客様をびっくりさせるか。
家族や恋人にも、協力してもらいましょう。
乗りに乗って、劇激変に参加する。
周りを巻き込んで劇激変を高揚させる。
1年に一度くらいは、
こんなことも許される。
1年に一度くらい、
このお店はこんなことをやっている。
お客様に、そう感じてもらう。
その熱意や、意気込みが大切なのです。
こんな生き方をしている人が集まっているお店なんだ。
こんな人生観をあのお店の人たちは持っているんだ。
それを伝えることです。
人生を楽しんでいることを、伝える。
それが商売です。
それが仕事です。
商業とは、それを伝えることができる機能なのです。
さて、お知らせ。
2008年に入って、
私が最初の講演をするのは、
「新春特別セミナー&賀詞交換会」の
「基調講演」です。
商人ねっと・日本経営コンサルタント株式会社が主催します。
毎年、私は、その年の最初の講演には、
その年のテーマを込めて、
いつも以上の力を入れます。
昨年までは、商業界ゼミナールの基調講演を担当していました。
だからそれに全力を挙げていました。
今年はそれがありませんので、
この「新春特別セミナー」の「基調講演」を、
それに代えようと考えました。
実は、来年の76回の商業界ゼミナールでも、
私は同じようなテーマを提案していました。
「自ら、変われ!」
いま、アメリカで、
「バリュー・イノベーション」
という言葉が使われています。
私の意図する「自ら、変わる」ことは、
このバリュー・イノベーション<価値ある変革>と同義です。
では「価値」と何か。
価値とは、「社会正義が求める良きもの」です。
したがって、<バリュー・イノベーション>は、
「正義の変革」と翻訳することができます。
時代逆行の変革もあります。
それでは意味がありません。
害毒をまき散らすようなものです。
ここで「メッセージ」。
自ら、変われ!
「正きによりて滅ぶる店あらば、
滅びてもよし。
断じて滅びず」<新保民八>
現実を顧みると、
正しくないものは即座に、
滅びる。
しかし、正しさを唱えるものが、
滅びてしまうことも、
大いにある。
なぜか。
正しくあることを目指しているのに、
なぜ、
滅びるのか。
それは、
イノベーションがないからである。
イノベーションとは、
不断の自己革新である。
「店が客のためにある」ことに向けた、
絶え間ない現状否定である。
「滅びてもよし。断じて滅びず」
商人の心意気のように聞こえる。
だが私は「滅びてもよし」と
「断じて滅びず」の間に、
「自ら、変われ」
という強い意志が、
横たわっていると考える。
商人の歩む道は、
「正義」を貫き、
「革新」を続けるところから、
拓かれるのである。
1月16日、「新春特別セミナー」
そして「基調講演」、
ご期待ください。
ご参加ください。
<結城義晴>