昨1月16日は、
横浜みなとみらい「パシフィコ横浜」で、
商人ねっと・日本経営コンサルタント㈱主催の
新春特別セミナー&賀詞交換会2008。
盛況だった。
参加者数600人。
ほとんどがスーパーマーケット関連の人々。
参加してくださったすべての人に、
感謝申し上げたい。
ご協力くださったすべての人に、
心よりお礼申し上げたい。
基本テーマは、3つの“シンカ”
これ、水元コンセプト。
1 進化
2 深化
3 真価
正午から始まったセミナーは、
アカデミーショーか、はたまたK1かという演出。
冒頭に主催者・水元さんの開会の挨拶。
そして、基調講演1は私の出番。
「自ら、変われ!」
内容は、バリュー・イノベーションと、
それを成し遂げる人間力経営について。
「元気を出そう」
「元気を売ろう」
おなじみの、私のメッセージも盛り込んだ。
講演の中でお約束した「駕籠かきの教訓」。
ブログ読者にもご披露しよう。
私の著書『メッセージ』<第8章 時流>から。
「駕籠かきの教訓」
何ですか。
つきつめて考えると、
あなたが毎日やっていることは、
いったい何ですか。
あなたの仕事の目的は、
何ですか。
何のためにあなたは日々、
働いているのですか。駕籠に乗る人、
かつぐ人、
そのまたわらじをつくる人。駕籠かき、
駕籠に乗らず。
江戸時代、
公的交通機関のひとつであった駕籠屋という職業は、
明治維新の後、
消えてなくなりました。
江戸時代の終わり頃にタイムトリップして、
私は、駕籠屋さんに質問しました。
「あなたの仕事は、何ですか」
若い、たくましい駕籠かきが答えました。
「駕籠をかついで走ることです」
別の若い人が答えました。
「お客様を運ぶことです」
この人は、明治時代に入ると、
鉄道業を興しました。
かついで走る人のことは、
いまや誰も知りません。
時代の潮流に適応していくことは、
何にもまして必要です。
しかし、時代適合するためにこそ、
私たちはいつも、
自問しなければなりません。
私の仕事は、
何だろう。
つきつめて考えると、
私が毎日やっていることは、
いったい何だろう。
私たちの仕事の目的は、
何だろう。
何のために私たちは日々、
働いているのだろう。
私の次は、「勝ち組店長発表」。
3人の実務者からの報告。
まず㈱サンシャインチェーン本部ベルティス店店長
山本洋志さん。
イオンモール高知に隣接した新店「ベルティス」店長の奮闘。
「高質スーパー」づくりの具体的なポイントが、ありありと語られた。
山本店長の最後の言葉、
「イオンさんとは共存共栄できる」
みなぎる自信と、それを支える実績が、この言葉を語らせた。
二番目は、ヤマダストアー㈱取締役青山店店長
山田和弘さんの元気な報告。
姫路に本部を置くマックスバリュ西日本の、
セブン-イレブンのようなドミナントに囲まれ、
さらにそこに割り込んできた多数の競合店を、
果敢に迎え撃つヤマダストアー青山店。
過去の成功体験を捨て、
6つの「NEWへのチャレンジ」を敢行した、その志が光った。
三番目は、㈱文化堂第二店舗運営部部長
鈴木俊昭さんの報告。
東京・豊洲での、あおきスーパーの出店を、
迎え撃つためのプラン・ドゥ・チェック・アクション。
あおきスーパー豊洲店は昨年のストア・オブ・ザ・イヤー受賞店舗。
「A日記」の存在が、印象的だった。
鈴木さんも「あおきスーパーさんと共存共栄できる」と結んだ。
むしろ学び続け、競い合い続けることで、
自ら成長し、進化し続けるとの決意表明。
お見事。
さて、最後は、水元均さんの基調講演3。
「ずばり教えます!“勝ち組”スーパーマーケットになるにはこうしろ!」
1.直近の「食品値上げ」対応
2.これからのマーケット状況分析とその対策
3.今後の“勝ち組”のキーワード
かくて、新春特別セミナーは無事終了し、
日本経営コンサルタント指導先グループ企業の
「最優秀部門担当賞」授賞式に移る。
私が、お呼びかけして、参加してくださった皆さんは、
ちょっと驚かれたかもしれないが、
こういう表彰式やイベントをやって、
自らモチベーションを高めるグループがあることを、
知っていただければ、幸いだ。
第2部は、新年賀詞交換会とパーティ。
シャンパンで乾杯の後、
ここでも多くの人と名刺交換をし、意見交換をした。
充実した一日だった。
すべての人に感謝したい気持ちでいっぱいだ。
<結城義晴>