Everybody! Good Monday!
2008年2月第2週のスタートです。
元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。
元気を売ろうよ。
それがあなたの役目です。
昨日の節分、札幌、盛岡を除けば、
全国的に雨模様で、
とりわけ関東・中部地方は雪。
客足は、予想を下回ったのでしょうか。
こういう突然の大雪などが降ると、
逆にコンビニは、大繁盛。
節分の恵方巻きなど、
セブン-イレブンは、随分、
売れたのではないでしょうか。
匿名希望でも、
情報のおすそ分けなどいただければ、
うれしいですね。
コンビニの今後のストア・コンセプトの方向性のひとつは、
「暮らしの中の想定外への対応」でしょうか。
さて、節分が終わったら、
バレンタインデーです。
「劇激変」していますか?
2月14日に向けて、
現在では、ほとんどの小売業・サービス業が、
様々なプロモーションを繰り広げる。
サミット(株)の社長・会長を歴任された荒井伸也さん。
作家・安土敏さんは、
スーパーマーケットを、
「商品を売る店」ではなく、
「生活を売る店」と看破しました。
優れた洞察力です。
顧客は、店に売られている商品を買いに来る。
その商品で生活する。
その店で売られている商品で、
その顧客の生活のほとんどが成り立っているとすれば、
顧客は、結局、「生活」を買いに来るのだ。
だから小売業は、単品をつくっているのではない。
スーパーマーケットの商品は、
「店舗」である。
スーパーマーケットは、
「店」をつくっているのだ。
これはコンビニでも、ドラッグストアでも同じです。
私は言います。
何も売るものがなくなっても、
店を開けよう。
売るべき商品がなくても、
あなたの元気を売ろう。
お分かりでしょう。
だから、バレンタインデーには、
チョコレートを売るわけではないのです。
チョコレートを買っていただくお店でも、
それを通した暮らしを同時に売っているはずなのです。
ジュエリーを売っているお店も、
衣料品を売っているお店も、
バレンタインデーに向けて、
何をプロモーションしていくか。
想像してみてください。
バレンタインデーに、
チョコレートを渡すときの女性の心境を。
自分を美しくして、
チョコレートを渡したい。
相手とともに楽しい食事をしながら、
チョコレートで意思表示したい。
たとえ義理チョコでも、
それをプレゼントするときには、
意思が働きます。
その意思を、読み取ってみてください。
それが、商売です。
それをするのが、商人です。
面白い仕事です。
さあ、元気を出そうよ。
元気を売ろうよ。
株式会社商人舎が発足してから、第2週目。
中国「天洋食品」の冷凍ギョーザ事件。
おかしな雲行きになってきました。
わが社は「単品」を売っているわけではない。
「店」を売っているのだ。
「店の信用」を売っているのだ。
こう考えて、肝をすえて、
「冷凍ギョーザ事件」に立ち向かってください。
私は、今日から福井へ出張。
今週は、二つの講演があります。
当面は、講演・執筆活動が、
会社の仕事です。
私の仕事です。
ご用命、お受けします。
そして、私は、皆さんに、
元気を売ります。
皆さんの仕事を思い描きながら。
よろしく。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>