結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年04月03日(木曜日)

結城義晴・燃える闘病日記⑧東邦大学大橋病院を退院します、すべての人に感謝しながら。

突然ですが、プロフェッサー富田から、
退院の許可が、発せられました。

今日、4月3日、晴れて、退院。
ありがたいことです。
ベッド
ベッド、パソコン、お世話になりました。

昨日、バイク便で、単行本の再校が届けられました。
それを、読みつつ、退院します。
再校
「『お客様のため』に、いちばん大切なこと」
単行本をつくりながらの入院。
「ポスト資本主義社会の中の知識商人」
商業現代化を考えながらの退院。

繰り返しますが、
「知識商人」は、
「専門知識」とともに、
「専門技術」を持っていて、
しかもそれを駆使しながら、
「お客様のため」に、
行動できる職業人のことです。

ここで重要なのは、
行動できること、
実行できること、
実践できること。
結果として、
お客様の満足を、
実現できること。

最後のところが「知識商人」として、
大切なことです。

一般にいわれる「モノ」だけではなく、「コト」も大切。
これが、「知識商人の専門知識」の一部でもあります。

モノの典型としての「コモディティ・グッズ」も、
人が生活していく上では不可欠です。
今、日本中がガソリンに注目しているように。

ガソリンなしでは、車は走らない。
ガソリンは、レギュラーとハイオクしかない。
だから、ガソリンに「コト」販売はしにくい。
一方、ノンコモディティには、
さまざまな「コト」が付随している。
それをお客様から「待ってました」といわれるくらいに、
お客様の目の前に御披露する。
それが、「知識商人の専門知識」の「見える化」です。

さて、3月24日に入院した時には、
右目の眼圧が47にも上がっていました。
「このままでは失明する」
そう言われました。

しかし今朝、その眼圧は14に下がりました。
正常な左目とかわらない状態に。

ありがたいことです。

病室の廊下から見える景色にも、
桜の絵柄が入りました。
景色

私の病室の窓から見える空も、
くっきりとしてきました。
窓の外3

最後の朝食も、
完食。最後の朝食

二度の手術の後の、夜中の食事も、
ご飯一粒、残さず食べてきました。

本当にありがたいことです。

でも、入院の予定は2週間でしたから、
退院したといっても、
今週いっぱいは自宅療養します。
ありがとう

それからです、
パワー全開で、4月17日、
商人舎発足の会へ突入です。

元気になった結城義晴に、
会いに来てください。

「目一杯の元気を差し上げます!」

商人舎発足の会、
「流通業界のVIPをこんなに集めて、
何かあったらどうするんだ」

こう言われました。

そう考えると、恐ろしいくらいです。

21世紀の日本商業を担う人ばかり。

でも、お集まりいただく「発起人」の皆さん。
規模が大きな会社の社長さん、会長さんばかりでは、
ありません。

「本物の商人」
「本当の親友」
「素晴らしい同志」

私がこう考える人に、
たくさん発起人になっていただきました。

岩手県の小松製菓・小松務さん、
石川県の芝寿し・梶谷晋弘さん、
埼玉県のダスキンくりはらの栗原一博さん。
それに足利屋洋品店店主・「虹の架橋」編集長の松崎靖さん、
福岡県のむすんでひらいて原田政照さん。

さらに、ニチイ創業者夫人の西端春枝さん。
私の尊敬する人です。

もっともっと多くの人にも、
お集まりいただきます。

会社や売上高の規模だけではないのです。

昭和30年代のことです。
箱根の商業界ゼミナールの一室。
深夜。

倉本長治先生をはじめとするそうそうたる先生方が、
談笑したり、議論したりしていました。

その後お菓子のタカラブネを創業することになる野口五郎さん。

遠くで、その光景を見ていました。

すると長治先生が言いました。
「野口君、こっちに来て、仲間に入りなさい。
君も、僕たちの仲間なんだから」

そう声をかけられた野口さん、
涙が出るほどうれしかったそうです。

そして、そこから勉強を重ねて、
タカラブネのチェーンをつくりました。

大切なのは、
自分に誇りを持つことです。
誇りを持てるように努力することです。
努力すると決意することです。

それだけでももう、
仲間であり、
同志なのです。

私は、4月17日を、そんな日にしたいのです。
イオン岡田元也さんやユニクロ柳井正さんと、
仲間になっていただきたいのです。
同志として、同じ空気を吸っていただきたいのです。

私の友達は、みんな仲間。
みんな同志です。

「お客様のために」と
仕事し続ける「知識商人」なのです。

退院します。
感謝の気持ちを、胸一杯にして。
ありがとうございました。

<結城義晴>

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