4月17日、商人舎発足の会まで、
10日を切りました。
1週間と2日。
来週の木曜日、東京・お台場TFTホール。
今日から、カウントダウンさせていただきます。
「商人舎発足の会まであと8日」
緑内障の手術を受けてから、
なんとか立ち直って、
今日の日を迎えています。
自分では、あれもしなければ、これもしなければ、
といったことばかりなのですが、
「体に聞け!」
尊敬する親友、中央化学の川勝利一さんの助言。
私の場合は、
「右目に聞け!」
となるのですが。
川勝さんの助言に従って、
慎重に、それでいて精力的に、
仕事しています。
「精力的慎重さ」は、これも「オクシモロン」。
オクシモロンとは、ギリシャ語で、
「愚かな賢さ」といった意味。
転じて、「創造的破壊」や「へたうま」といった、
新しい革新的な概念を示すこととなった。
私の4時間の講義にも、ご期待が集まっているようです。
さまざまな業種業態の方々、
企業やお店の規模も様々、
そんな皆さんに、「なるほど」と思っていただいたうえで、
「日本商業・ホスピタリティビジネスの
現代化を目指す」
わが商人舎のポリシーを、訴えさせていただく。
そう考えて、オクシモロンでやっています。
講演会、パーティ、どちらも、
一応4月10日を締切としていますが、
「お客様のために」
と考えて行動する仲間、同志の皆さんの輪をつくりたい、
そんなことを願っていますから、
当日まで、お受け付けするよう、
事務局にはお願いしています。
どうぞ、大きな輪に加わってください。
地位も身分も、関係ありません。
志が一緒ならば、それは商人舎ファミリーなのです。
もうひとつ、お知らせです。
昨日から、このブログ風ホームページの左段に、
商人舎の「研修会」の詳細を掲載いたしました。
「渥美俊一のビッグストアづくりの急所」
(6月19日)
「第1回商人舎USAスーパーマーケット視察研修会」
(6月30日から7月6日)
お知らせを掲載してから1時間もしないうちに、
ファックスでのお申し込みがありました。
商人舎一同、感動。
ちょうどその時、
打ち合わせやネットメンテナンスに来てくださっていた面々も、
一緒に喜んでくださった。
山豊リザーブセンターの山本温さん、
商人ねっとの武智暁人さん、
エステックの須永清彦さん。
山本さんは、商人舎発足の会の会場運営全般をご担当くださる。
武智さんは、発足の会のサプライズ・ビジュアル担当。
須永さんは、商人舎のお申し込みデータベース担当。
さまざまな人の力で、一つのイベントが出来上がっていく。
私、こういう仕事の進み具合、
大好きなのです。
ワクワクしてきます。
ありがとうございます。
ご期待に添うよう頑張ります。
さて、私としては待ちに待った
「商業統計最新版」の速報が発表されました。
平成19年6月1日調査。
そして1年間かけて、まとめられたデータ。
5年ごとに、行われる悉皆調査。
「悉皆調査」とは「全数調査」とも言います。
すべてに当たって調べること。
反対語が「サンプル調査」または「標本調査」。
選挙の時の出口調査や新聞・テレビが行う政党支持率調査は、
サンプル調査の代表。
悉皆調査は、すべてに当たるため、
正しく事実が浮かび上がる。
「商業統計」は「商業における国勢調査」ともいわれ、
最も詳細で重要なデータが発表されます。
「工業統計」と並んで、日本の産業の趨勢を占うものです。
だからこれは、
商業に従事したり、商業を研究する者にとっての、
必須の前提となる。
商業とは、産業分類の中で卸売業と小売業を合わせたもの。
最新平成19年度版では、日本中の卸売業の年間商品販売額410兆6789億円。
同じく小売業は134兆5717億円。
ここで卸売業の総年間販売額は、小売業の3.05倍となります。
これが一つの大問題。
この倍率は、平成16年版で3.04倍、14年で3.06倍、11年で3.45倍、
そして9年で3.25倍。
すべての商材に関わる全卸売業の年間販売額と、
同じくすべての小売業の年間販売額が「3対1」に近い。
これ、不思議に思いませんか。
謎解きは、4月17日に。
4月17日には、時系列の動向を整理したうえで、
この「最新商業統計」分析もいたします。
現在、テキストを鋭意、制作中。
ご期待ください。
いずれにしても、
モノづくりは、
世界に誇る日本工業にお任せする。
モノを集めた「価値づくり」は、
私たちがお引き受けする。
この「価値づくり」が、
日本の消費社会、産業社会を救う。
私は、固く、そう信じているのです。
<結城義晴>