Everybody! Good Mondy!
2008年4月第4週。
ゴールデンウィークに向かって、
突っ走れ。
今年の黄金週間、後半の5月に入ってからが、
本当のピーク。
昨年から値上げ、値上げ。
そしてガソリン税の騒動。
お客様は、価格に敏感になっています。
かといって、ゴールデンウィークには、
いつもと違った楽しみ方をしたいと考えている。
旬を楽しむ。
地域性を楽しむ。
団欒を楽しむ。
二人の生活を楽しむ。
親子の交流を楽しむ。
確実に、いつもと違った、
もっと深くて濃い楽しみ方を提案せよ。
これが第1点。
値上げ値上げといっても、
実は外食産業も値上げしている。
だから、食品小売業は、あれっと思ってもらうことで、
内食に、お客様を引っ張ることが出来る。
食分野は、今年は内食対外食の闘いとなる。
これが第2点。
値上げが相次ぐと、プライベートブランドの出番となりやすい。
朝日新聞まで、一面トップで特集した。
しかし、今、プライベートブランドが伸びるときではあるが、
それは、プライベートブランド商品そのものの優劣によって、
伸びるのではない。
そのプライベーとブランドを売っている店の信頼度に左右される。
今年のゴールデンウィークは、まさに、
店舗ブランドの信頼性が問われるときとなる。
これが第3点。
店舗ブランドはプライベートブランドよりも、
上位概念となる。
店舗ブランドが信用されていないのに、
同じ品種において、
いくらプレイベートブランドがナショナルブランドよりも安くても、
売れるはずはない。
店舗ブランドが信頼されていると、
ナショナルブランド値上げのときに、
劇的なブランドスイッチが起こる。
その最大のチャンスがやってきているが、
店の信頼、店舗ブランドとは、
もうすでに出来上がっているもの。
いまさらじたばたしても、
一挙にそれをあげることは出来ない。
だから、誠実に誠実に、商売すること。
これしかないのです。
お客様がたくさんいらっしゃるときこそ、
品質のよいものを、
丁寧に、誠実に売る。
それでいて、いつもと違う楽しさを、
計画的にご提供すること。
これです。
さて、「4・17商人舎発足の会」実況中継の
続き、第2弾。
午後1時に始まった、記念講演会。
結城義晴、もう絶好調。
2時間経過して、午後3時きっかり、休憩に入る。
東京ファッションタウンTFTホールのホワイエは、
広くて、明るくて、清潔で、ゆったりとしている。
お茶やコーヒーを楽しみながらの、
談笑やご挨拶が繰り広げられました。
藪下雅治先生を囲むグループ。
杉山昭次郎先生とセイミヤ社長・加藤勝正さん。
30分の休憩時間は、結構早く終わった。
第二部、上着を脱いだ結城義晴、
ますます好調。
結城節、結城ワールド。
後半は、アメリカ小売業のダイジェスト。
「現代化のためにアメリカに学ぶもの」
そして「現代化と知識社会の知識商人」
結城義晴がいちばん訴えたいこと。
それは知識商人が次々に生まれて、
商業が日本の基幹産業となること。
名実ともに。
やがて日本の国は、
優れた工業技術、情報技術、環境技術、さらに農業技術を、
海外に輸出するようになる。
日本は、今でも技術大国なのです。
同時に国内では、観光資源を最大限活用して、
海外から多くのお客様を迎えるようになる。
もちろん国内のお客様にも観光資源は、
十二分に堪能してもらう。
そのとき日本のショッピングとホスピタリティは、
世界でも最高水準となる。
普段の生活の充実と豊かさ、
観光やレジャー生活の楽しさ、快適さ、
どちらも世界トップレベル。
それが日本の経済を救う。
私はこう、イメージしている。
講演が最終段階に入るころ、
発起人や来賓の皆さんが、到着し始めました。
発起人代表・荒井伸也さん。
作家・安土敏として小説『後継者』が発刊されたばかり。
とりせん社長・前原章宏さんも、
荒井さんとご一緒に、
静岡の出張先から駆けつけてくださった。
関西スーパーマーケット社長・井上保さんも。
ヨークベニマル大高善興社長と、
アークス横山清社長は、
なにやら握手を。
ロックフィールド社長・岩田弘三さんは、
いつもカッコいい。
TFTホールがいたく、気に入ってくださった。
コメリ会長・捧賢一さんも、ご到着。
ありがたいことです。
こちらは、超のつく大物。
真ん中がイオン名誉会長相談役・岡田卓也さん。
右が、荒井好民さん(システムスインターナショナル会長)。
そしてアークス横山さん。
と、少しずつお集まりいただいているうちに、
4時間の講演が、5分オーバーして、
午後5時05分終了。
拍手が、しばらく鳴り止まなかった。
私は、深々とお辞儀して、
控え室に駆け込んだ。
そのまま、壇上に立っていると、
涙が溢れて止まらなくなりそうだったからです。
<明日に続く、結城義晴>