ウィークデイは、9時までに開店。
ウィークエンドは、昼までには開店。
それが、年中無休の、
[結城義晴のBlog毎日更新宣言]
暗黙のお約束のようなものですが、
来週から、またアメリカ出張。
時間がずれることがあります。
お許しのほど。
明確なお約束は、
このブログタイトルにもなっている[毎日更新]。
糸井重里さんのように、
「ほぼ日刊」といった打ち出し方はしません。
糸井さんは、そう言いながらも、完全日刊なのですが、
私は「毎日宣言」してしまいます。
結城義晴は、自分に縛りをかけてふんばる、
糸井さんは、その縛りを嫌う。
そんな違いなのでしょう。
違いこそが、自分の証明。
私のモットーは、10代から、
「追いつめられること」
それが自分らしいのだと思います。
さて、外食企業が、値上げに動いています。
一斉に、といった印象。
マクドナルドが5月30日から、
平均2.0%の値上げ。
同社は昨年6月に、地域別価格制を導入して、
すでに9割ほどの店で値上げを実行していて、
今回は再値上げとなる。
一方、すかいらーくは昨年9月に、
全品一律10円値上げを済ませている。
横川社長は、発言している。
「苦渋の判断だったが、今後は絶対に一律値上げはしない」
10円一律では、原材料費の上昇分を吸収できない、としている。
すかいらーくの一律10円値上げに対して、
マクドナルドは、値入れミックス主義。
9アイテムの100円商品のうち、
チーズバーガーだけ120円にし、あとは100円に据え置き。
ビッグマックは290円から310円に、20円の値上げ。
つまり、20円上げるものと、据え置きのものとを、
組み合わせ、混ぜ合わせるやり方。
さて、どちらが良いのか、
どちらの考え方をあなたは、支持するのか。
まず、時期。
昨年秋から原材料の高騰に伴う値上げの季節が訪れたが、
その9月に「えいやっ」とばかりに、
全品一律10円値上げに踏み切ったすかいらーく。
その前に、昨年6月に地区別価格制を導入しておいて、
1年後の今年5月末日に、
値入れミックスで本格値上げしたマクドナルド。
どうやらマクドナルドのほうが、
用意周到であることは確かなようだ。
すかいらーく横川さんは、何事も「ズバリ」の人で、
それが自分の組織を動かすには、功を奏している。
私の値上げに対する持論は、
「あくまで論理的に対処せよ」
というもの。
顧客や自社社員に納得してもらえる値上げをせよ。
まず、自己のコストダウン努力を徹底する。
原価のメカニズムを調べ尽くして、
一品一品、商品価値と価格との
整合性を見極めなおす。
その上で一品ずつギリギリの値上げをする。
最低限の利益を確保する。
まず自分が被る。つぎに取引先も。そして最後にお客様も。
少しずつこの世界的な原価高騰の影響を分け合っていただく。
お客様には、その最後のほんの少しを、
ご理解いただいたうえで、ご協力願う。
こうすれば、
値上げしないアイテムも出てくるかもしれない。
もちろんお客様には、買いやすい値段がある。
だから売価に関しては、一段と工夫を加える。
買いやすい、気分のいい価格を出す。
昨年9月にこのブログで、論争が展開されたが、
このあたりで、皆さんからご意見頂戴してもよいでしょう。
しかし、私はアメリカ出張。
どう展開するのか、予測できないけれど。
さて、昨日朝、商人舎を當仲寛哲さんが訪れてくれた。
連れあり。
當仲さんは、
「商人舎コンピューター・リテラシー研究会会長」
ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所所長。
最近つくった㈱アールケイ・システムズではバイス・プレジデント。
今回のご訪問は、この研究会の打ち合わせ。
ざまざまなことが決まった。
さまざまな夢が語られた。
詳細は、近く、発表される。
乞う、ご期待。
當仲さんは、若いけれど、
日本の商業・流通業の情報システムのあり方に、
イノベーションをもたらしてくれるキーマン。
私は、確信している。
心より信頼している。
當仲さんと一致したことは、
「皆がハッピーになれるコンピュータ・システム」をつくること。
価格の問題、人材の問題、マシンと人のレガシー問題など、
問題解決を図りつつ、前向きに成果の上がる研究会となります。
現在行われている商業経営問題研究会の如く、
会費は最低限、オープンマインドを前提にしています。
7月まで、研究会参加企業を募集したうえで、
8月上旬には、第1回会合が持たれます。
よろしくお願いします。
<結城義晴>