Everybody! Good Monday!
毎日の始まりの朝に、かける言葉。
Good Morning!
この言い方があるのなら、
毎週の始まりの月曜日に、かけてもよいだろう。
そう思って、このブログで使っている。
Good Monday!
アメリカからこの言葉を発信するのも、格別。
もう一度、
Everybody! Good Monday!
返事がない。
私ひとり浮いている感じ。
返事ください。
Everybody! Good Monday!
もう帰国します。
長いようで、あっという間の小旅行。
お疲れ様でした。
でも、まだまだロサンゼルスとサンフランシスコでの、
ストアウォッチングは報告していません。
ロサンゼルスでは、こちらの時間で8日、9日と、
①ゲルソンズ
②ラルフ・フレッシュフェア
③ブリストルファーム
④フレッシュ&イージー
⑤ウォルマート・スーパーセンターHE
⑥フォード4レス
⑦アルバートソン
⑧ボンズ・パビリオン
⑨CVSファーマシー
⑩ヘンリーズ・ファーマーズマーケットと巡った。
そして、サンフランシスコに飛び、
10日、11日と巡ったのが、
①フェリーターミナル・ファーマーズマーケット
②サンフランシスコ・センター
(ブリストル・ファームが入居している)
③ユニオン・スクウェアの百貨店群
④セーフウェイ・ライフスタイルストア
⑤ドレーガーズ
⑥ノブ・ヒル・スーパーマーケット
⑦スタンフォード・ショッピングセンター
(ニーマンマーカス、ノードストローム、
ブルーミングデール、メーシーズ2店、
それにアンドロニコズが入っている)
⑧トレーダージョー
⑨ホースフーズ・クパティーノ店
これらのレポートは、帰国してから。
ご期待ください。
全体に対する私の感想。
①やはりウォルマートは、
大多数の顧客に支持されている。
何と言われようと。
環境対策にも、どこよりも真剣に取り組んでいる。
②ホールフーズとトレーダージョーは、
ウォルマートのできないことをやる双璧である。
この認識は、変わることがない。
消費不況の中で、ホールフーズにやや陰りが見えるものの、
この2社はしっかりとした顧客をつかんでいる。
マーケットに存在する価値がある。
トレーダージョーは相変わらず絶好調である。
③インディペンデント・スーパーマーケットは、
健在である。
もう「生き残った」と表現してもよい10店以下の単独店群は、
しっかりと顧客からの支持を得ている。
ホールフーズとトレーダージョーに直接、やられない限りは。
けしてウォルマートに押しつぶされるのではない。
残った店には、残った理由がある。
ウォルマートが絶対に登場しない立地にあるとか、
ウォルマートと全く違うマーチャンダイジングを展開しているとか。
すなわち、ウォルマートにできないことをやる者が、
生き残るのである。
④スーパーマーケット三強は、峠を越えた。
クローガー、セーウウェイ、スーパーバリューのアルバートソンズ。
アルバートソンズは、三分割されて、
もっとも大きな打撃を受けた。
だからもっともっと悪くなるかもしれない。
しかしどちらにしても、悲惨な店舗状態からは脱した。
トップ2は、新しいプロトタイプを完成しつつあるが、
まだまだ矛盾だらけ。
顧客の囲い込みと、ロイヤルカスタマーづくりを、
いまだに勘違いしている節がある。
三強には、私、いつも手厳しい。
⑤テスコのフレッシュ&イージーには、
ほのかな希望が見えたか。
しかし、図らずも、この重大なテーゼを私たちに教えてくれた。
「小型化はひどく難しい」
店づくりとカスタマーづくりに、一段のアップスケールを果たせば、
成功するだろう。
このままでは、失敗するだろう。
そしていま、ウォルマートがその難題に取り組もうとしている。
この夏の「マーケットサイド」新フォーマット実験で。
⑥ショッピングセンター総模様替え。
根本的なあり方が大きく変わってきた。
NSC、CSC、RSC、SRSCという基準が、
ライフスタイルセンターと呼ばれる21世紀型の中で、
すべて被いつくされ、つくり変えられようとしている。
したがって、すべてのショッピングセンターが、変わり始める。
既存のものも、新しいものも。
「ショッピングセンター総模様替え」と呼ぼう。
その中で、デパートメントストアが新しい地位をつくる。
もうGMSというフォーマットの呼び方はやめたほうがいい。
シアーズとJCペニーは、ショッピングセンター総模様替えの中で、
どんな模様の中に入るのか。
それが問われている。
ニューデパートメントストアとスーパーセンターのサンドイッチの中で。
以上、店舗フォーマットに関する結城義晴の感想。
これだけ写し取ってもレポートにはならないから、そのつもりで。
皆さん。
さて、11日は、今回のチームで記念写真。
日本セルフ・サービス協会の44名。
それにコーディネーターのロバート鈴木さん。
定番中の定番、ゴールデンゲートブリッジでパチリ。
本当に、お疲れさまでした。
ご夫婦で参加の、成沢元志さん、恵美さん。
特別にツーショットをご披露。
二人とも、本当によく勉強していた。
よくチャレンジして、いろいろな体験をしていた。
必ず、これは生きる。
昔々、ヤマナカの創業者・故中野富彦さんが、
商業界箱根ゼミナールを新婚旅行にした。
その心意気をバネに、中部地方第一のスーパーマーケットをつくった。
成沢さんたちにも、必ず今回の経験は活きる。
私は、そう、信じている。
そしてロバート鈴木さんと固い握手。
私より2歳年上の、硬骨漢のダンディズム。
末長いお付き合いを。
しかしまだ旅は終わっていない。
日本に帰り着くまで、
そしてそれからも。
ティモシー・ハモンズFMI会長の言葉が胸に残る。
「走り続ければ、道は拓ける」
ラガーマンとビジネスマンの両方で成功した男・宿澤広朗の言葉。
「全力疾走していなければ、失速する」
しかし宿澤は54歳で逝ってしまった。
どんなスピードで、
どんなペース配分で、
走り続けるか。
それが人生である。
おのおのの。
<結城義晴>