5月8日、ロサンゼルス。
ビバリーヒルズのセンチュリーシティ・ショッピングセンター。
スーパーマーケットの老舗「ゲルソン」を訪問。
ちょっとベテランの日本人スーパーマーケットマンなら、
知らぬ者はないというくらいに有名な高級店。
その陳列の見事さ、きめ細かさ、
見る者、訪れる者をうっとりさせる店づくり。
まずは、店をご覧いただこう。
説明は、明日。
青果部門から。
その全景。
商品のフェースをきちんと見せて陳列する。
これ基本中の基本。
カットフルーツは氷を敷いて、
商品が映えるように。
これも基本。
こういった店には必ずあるサラダバー。
生鮮の鮮度が良くなければ、サラダバーやスープバーは成り立たない。
得意の牛肉は、プライムの最高級レベル。
「プライム」のグレードを強調する。
生鮮が強いといっても、ノンフードもきちんと売り場管理する。
ドリンクも、フェース管理は十分だ。生鮮食品、デリが本当に強い店は、
管理レベルが高い店ということをよく示している。
チーズコーナーは、対面でサービス。
ケーキ売り場は、おいしさの雰囲気にあふれている。
ゲルソンの特徴は、天井のデザイン。
レジの外のコーヒーショップ。
チェックスタンドも、天井が高くなっている。
コーティシースタンドには、ミッション・ステートメントが掲げられていた。
ゲルソンは、21世紀の現在も異彩を放っていた。
私は、25年ほど前に、当時のゲルソンCEOアラン・シャーンに、
単独インタビューをしたことがある。
その時のことを思い浮かべた。
ゲルソン健在。
そして「幸せ基準」で考えれば、ゲルソンの生き方、
大いにありなのだ。
<「ゲルソンズ・スタディ」は明日に続く、結城義晴>