6月10日火曜日、朝7時19分ののぞみで、
新横浜から新大阪へ。
第12回コノミヤ会総会で記念講演。
取引先、社員・役員総勢1000名を超えた。
異例ではあるが、講演の冒頭に、
壇上から講師自らカメラを構え、記念写真。
全員でピース(感謝!)。
11時から12時30分まできっかり90分。
盛り上がった。
聞き手に熱があれば、語り手も熱を帯びる。
一体となった感あり。
心より感謝。
今月の商人舎標語「節約、倹約。もったいない」から始めて、
お客様のために「自ら、変われ」。
そして、お客様のためにいちばん大切なこと。
①感謝
②元気
③人間力経営
一気に語った。
ところは、帝国ホテル大阪。
ホテルの担当者が、
講演から宴会、その前後の控室まで、
ずっとついていて、手厚い世話をしてくれた。
それも助かった。
感謝したい。
記念講演の後は、15分後に間髪をおかず懇親会。
このあたり、いかにもコノミヤ流。
スピード感が心地よい。
冒頭に芋縄純市会長が挨拶。
現在、コノミヤは大阪のスーパーマーケットとして、
単体で年商480億円、24店。
前年比12%の増加。絶好調。
300坪のスーパーマーケットをプロトタイプとしているが、
1店平均20億円の売上げを打ち出す。
関連事業を加えると、年商500億円を超えた。
芋縄会長は「新しい、旨い、安い」を徹底する。
今年の課題は「考動」。
すなわち考え、すぐに行動する。
芋縄さんは、ご存知、大相撲高砂部屋の女将さんの父上。
アイデアが溢れ出るというタイプの経営者。
乾杯の音頭は、加藤産業の加藤武雄会長。
根本理念は「人間愛」にあると、ご挨拶された。
私の「人間力経営」に通ずるとか。
ありがたいお言葉。
懇親会が始まって、
芋縄会長とグリコ栄養食品社長の江崎正道さんと、3人で写真。
江崎さんが、現在のコノミヤ会の会長。
壇上には、新入社員の皆さんが登場して、お披露目。
マイクの前に立っているのが新入社員代表。
その隣の芋縄隆史社長はこのあと、
若い人たちへの激励の言葉を力強く語った。
隆史社長は、今年、来年と5店舗の新店計画を推進中。
社員の中に入り込んで、ぐいぐい引っ張っている感じがよくわかる。
今年、コノミヤでは350人の新入社員を採用した。
それ以外にも中途採用がある。
12%の売上増と新店計画。
人の採用と教育が、コノミヤ最大の課題。
しかしパワーとエネルギーを感じる。
私が、行くところには、パワーとエネルギーが、
待っている。
私が「元気を出そうよ」と訴えかけるからか、
行くところ行くところで、私に「元気を出せ」と、
パワーとエネルギーをくださるのか。
その両方か。
とにかく、コノミヤの元気に、嬉しくなった。
懇親会の中締めは、
日本アクセス専務の小畑正清さん。
「走りながら考えるとき」と強調。
私は、最近いつも言っている。
なぜか、2010年まで頑張れば、その先の地平が見えてくる。
その2010年まで、好調の波の中で突き進むトレンドを、
コノミヤは持っている。
それは企業にとって、極めて、幸運なこと。
それが、この会社のエネルギーとパワーになっている。
さて、帝国ホテルからタクシーで、兵庫県伊丹市に移動。
関西スーパーマーケット本部を訪問。
中央店は、懐かしい。
今日も繁盛していて、
私、嬉しかった。
30年前、私は、関西スーパーに、
毎月のように取材に訪れた。
取材は、いつもこの中央店から始まった。
私のジャーナリストとしてのふるさとのようなところだ。
そして、関西スーパー会長の北野祐次さんと
社長の井上保さん。
4月17日の商人舎発足の会では、発起人になっていただいた。
そのお礼。
北野さんは、日本のスーパーマーケット業界全体にとって、
大恩人のような人。
スーパーマーケットは「普段の暮らしのおかず屋」。
北野さんはそう規定した。
そしてそのための仕組みを創造した。
それを日本中のスーパーマーケットが、
「良いことは真似ろ」と学んだ。
今日も、北野さんは「普段のおかず屋」であることが大切だ、と強調。
「デパ地下の売場とスーパーマーケットはお客さんの目的が違う」と、
意気軒昂。
北野さんの元気は、嬉しかった。
井上さんも、好調な実績をつくっている。
そのうえで、「人が重要」とコメントしてくれた。
私の考え方と、まったく一緒。
人の力によって、企業や店は大きく変わる。
関西スーパーは、人に力を入れる。
業界の大恩人に
私も少しだけ恩返しをする時が来たようだと感じた。
<結城義晴>