[新潟県長岡市より㈱商人舎専務取締役小川寛の報告]
11日、正午、ホテルニューオータニ長岡NCホール。
故原信一氏の「お別れの会」が行われました。
冒頭、1分間の黙祷の後、
15分ほど原信一氏の足跡が映像で紹介されました。
その後、葬儀委員長である長岡商工会議所会頭・田村厳氏がご挨拶。
続いて、CGCグループ代表堀内淳弘氏、
㈱エヌ・シー・ティ代表取締役社長下田邦夫氏、
㈱原信ホールデイングス取締役副社長五十嵐安夫氏が、
それぞれ弔辞を述べて故人を惜しみました。
その後、弔電が披露され、
代表して渥美俊一先生のそれが読み上げられました。
続いて葬儀委員長、ご遺族など関係者8名が献花、
締めくくりとして、原和彦社長・葬儀実行委員長が、
会葬御礼の挨拶を行い、参列者の献花となりました。
献花後、別会場で、精進落としの料理が出され、
散開となりました。
ご冥福をお祈りいたします。
[東京市谷より結城義晴の報告]
日本スーパーマーケット協会主催の講演会。
アルカディア私学会館、第25回JSA流通セミナー。
テーマは「日本型コラボレーションモデルを考える」
サブタイトルは、「今、見つめなおす製配販のあり方」
講師は、二人。
㈱商人舎社長・結城義晴と中央大学大学院教授・中村博さん。
第1部の結城のタイトルは、
「製配販の協働
Working Together必須要素」
メーカー、ホールセラー、リテーラーの関係性にも、
潮目の変化が起こりつつある。
国民総生産や商業統計の変化を示し、
そこからコモディティとノンコモディティの持論を展開し、
ウォルマートのリテールリンクと、
セブン-イレブンのチームマーチャンダイジング。
古典的で最高の、日米の製販モデルを示し、
最後に先日のラスベガスで展開されたFMIのディスカッションから
その内容と教訓を引き出した。
このスピークスには、クローガー、セーフウェイ、ウェグマンズ、
そしてコカコーラ、P&Gの責任者が参加して議論した。
製配販で、共通のゴールを持たねばならない。
共通の意識をつくらねばならない。
そのために共通の言語と共通の情報を有し、
何度も何度も協力してプランニングし、
協力してそのプロセスをマネジメントしなければならない。
そのために戦略的パートナーを選定する時代になった。
そんな内容と主張。
私も賛同。
ただし4つのルールが必須。
①対等の立場
②約束の厳守
③接待・饗応の禁止
④返品の撤廃
これは、私の見解。
ウォルマートにもイトーヨーカ堂にも、
共通に貫かれていた。
第2部の中村教授のテーマは、
「メーカーと小売業の
コラボレーションの方向性」
中央大学大学院戦略経営研究科の教授。
大学も学部も、私の後輩に当たるようだが、
私はこういったことには一切無頓着。
中村先生の論旨。
POS情報およびID付POS情報開示の傾向が顕著になってきた。
ブランドはコモディティ化し、マス媒体は効果が低減してきた。
だからFSPを活用した小売CRMの可能性は高い。
ショッパーマーケティングとメーカーマーケティングがある。
だからメーカーと小売業のコラボレーションの方向性が、
明確に示されねばならない。
ジャーナリストと学者のコラボレーション。
どのあたりが一致していて、
どのあたりに差異があったか。
この見極めがポイント。
お役に立てたら、嬉しい。
<㈱商人舎の二元中継でした>