7月17日は、暑い夏の日だった。
横浜もうだるような暑さ。
その横浜の商人舎オフィスを、
プラネット社長の玉生弘昌さんが訪ねてくださった。
商人舎発起人のお一人の商人舎ファミリー。
狭いながらも楽しい我が家だが、
「さわやかなオフィスですね」と
まずは、おほめの言葉をいただいて、恐縮。
プラネットはご存知、EDIの専門会社。
[EDIとはエレクトリック・データ・インターチェンジの略]。
多数の、それぞれ異なるデータ言語を持つ企業群のための、
「自動データ通訳機能」を果たす会社と、私は表現した。
日用雑貨から始まって、コスメティックス・医薬品まで、
プラネットの機能がなければ、
日本の流通は動かない。
大きな会社ではない。
しかし、まさしく、
なくてはならない会社。
私も、商人舎をそんな会社にしたい。
皆さんも、自分の会社をプラネットみたいな企業にしたらいい。
お勧めします。
大きな会社も、とても大事。
しかしほんの一握りしか、
大きな会社としては成功しない。
小さな会社も、簡単とはいえないが、
なくてはならない会社となることができる。
私は、だから玉生さんを心から尊敬している。
日本の流通業界の話、
情報システムの話、
商業界60周年・『販売革新』45周年セミナーの話など、
話題は尽きない。
商人舎コンピュータ・リテラシー研究会は、
8月に第1回の会合を開く方向で着々と準備が整っている。
玉生さんは、その第1回セミナーに友情出演してくださる。
本当にありがたい。
昼は、暑い夏の土用を控えて、
商人舎オフィスの前の野田岩で天然鰻。
野田岩は間違いありません。
さて、午後は東京・新高島平へ。
ライフコーポレーション東京本社。
岩崎高治社長にご出演頂いて、
第1回CDオーディオセミナーの収録。
最初は、和やかに、歓談、簡単な打ち合わせ。
商人ねっとと商人舎のコラボレーション企画で、
私が毎回、狂言回しとなって、対談をする。
対談のお相手は、
「潮目が変わる時代」の鍵を握る人物。
二人の話、その息遣いや声を通して、
最新の考え方や経営の真髄を勉強してもらおうという趣旨。
CDに焼いて、声のセミナーとして、多くの人に聴いてもらう。
車の中でも、家でも、仕事場でも、
どこでも、好きな時に。
その第1回が、42歳のリーダー岩崎高治。
日本最大の食品スーパーマーケットの代表取締役社長。
さあ、スタート。
岩崎さんのきりっとした表情が印象的だった。
私は、何百回、何千回とインタビューや対談をしてきた。
パネルディスカッションのコーディネーターも、
何度となく務めてきた。
講演や講義も、毎日のようにやっている。
しかし、声のセミナーは、
それらとは全く違う緊張感があった。
岩崎さんもそれを感じてくださった。
互いに、言葉を選びながら、
丁寧に、しっかりと考えた上で、
意見をぶつけ合った。
不思議な時間が過ぎて行った。
岩崎さんの、スーパーマーケットにかける使命感が、
ビンビンと伝わってきた。
「皆が働き甲斐と誇りが持てる会社にしたい」
「基本的なことからコツコツとやっていく」
いい話だった。
詳しくは、CDオーディオセミナーを聴いてみてください。
活字で読むのとは全く違った感慨があります。
ちょっと大げさだが、
私は、新しいメディアの誕生を予感した。
お勧めです。
90分の収録が終わって、空気が和んだ。
充実感が漂った。
岩崎さんに心から感謝。
記念すべき第1回CDオーディオセミナー。
「岩崎さんにお願いして、本当に良かった」
私は、スタッフに何度も言った。
最後に、二人で記念の、固い握手。
「私たち、同志です」
岩崎さんは、もちろん商人舎発起人で、商人舎ファミリー。
再び、感謝。
その後、今回の企画を陰で支えてくださったお二人と写真。
ライフコーポレーション常務取締役の並木利昭さんと、
広報部の尾崎健さん。
三人で成功を祝して、「グー!」
私は、疲れ切った感じで、恐縮。
それくらい緊張し、同時に充実していたのでした。
今日は、商人舎ファミリーの皆さんに助けていただいた日だった。
ありがたい。
<結城義晴>