Everybody! Good Tuesday!
連休の成果、いかがだったでしょうか。
2008年7月の最後の追い込みです。
しかし同時に、
夏休みのスタートだということを、
忘れてはなりません。
子供の頃を思い浮かべてみましょう。
梅雨が明けて、40日間のお休み。
毎日、朝起きして学校に行く必要がない。
遊ぶことがたくさんある。
のんびり過ごすこともできる。
海やプールに泳ぎに行く。
山にハイキングに行く。
田舎に行く。
旅行する。
おいしいものをたくさん食べる。
スイカを食べる。
かき氷を食べる。
バーベキューをする。
焼きそば、焼きとうもろこし。
何よりも自由。
それが夏休みです。
そう、何よりも自由。
それが夏休みの最大の魅力です。
「それ~でも、まあ~ってる、
なつやす~み~♪」
吉田拓郎は歌いました。
お父さんの夏休みは、短い。
けれど、子供たちの夏休みは長い。
だから家族は、子供たちのテンポで動く。
お母さんは、お昼ご飯作りに頭を悩ませる。
中学・高校で部活をやっている子供を持つお母さんは、
そのお弁当作りに知恵を絞らねばならない。
子供が巣立ったファミリーや子供のいない家庭にも、
夏休みの気分だけは、充満しています。
さて今週7月24日は、土用の丑の日。
日本の小売企業のホームページでは、
ダイエーの歳時記カレンダーがよく出来ています。
土用の丑を説明すると、少し長くなります。
陰陽五行説という古代中国の思想から始めねばなりません。
陰陽説は物事はみな「陰と陽」との、
二つの気で成り立っていると考える。
五行説とは、森羅万象すべて
「木火土金水(もっかどこんすい)」の五つに
分類できると考える。
この二つの思想が、なぜか結びついた。
五行説は、季節を五つに割る。
すると春夏秋冬の四つの季節と矛盾する。
だから
この春夏秋冬のつなぎの期間を考え出し、
それを「土用」と名づけました。
土用は18日間と決められました。
春夏秋冬+土用で五行説は、完成する。
土用は、だから1年間に4回ある。
土用は、それぞれのシーズンの、
それこそ前始末と後始末の期間と位置づけられた。
この夏の土用が、
今年の場合、7月19日から始まった。
「土用の入り」といいます。
丑は、十二支の二番目。
子、丑、寅の丑。
一般に十二支は、その年のことだと思われていますが、
それだけではありません。
日付、時刻、方角も、
12に割って、使われた。
だから毎日、今日は子の日、丑の日、寅の日と連なっています。
時刻も、子の刻、丑の刻と時代劇や落語に出てきます。
土用の丑とは、五行説の「土用」と、
十二支の丑の日が重なった日ということになります。
当然ながら年間に4回ありますし、
「土用」というつなぎ期間は18日間あるのだから、
十二支の巡りと合わせると、
土用の間に丑の日が2回訪れることがあります。
今年はまさにそれで、
7月24日と8月5日ということになります。
二度目の丑の日を「二の丑」と呼びます。
さて、この「土用の丑」とウナギとの関係性。
いちばんポピュラーなのが、
「平賀源内」説。
江戸時代の発明家にしてアイデアマンの源内が、
知人の鰻屋にプロモーションを依頼され、
「土用の丑」の日にウナギを食べると体によいのだから、
これを売りにしようと提案しました。
早速、店頭に「本日土用丑の日」という看板を出して、
売り出したところ、それが大繁盛をもたらした。
これが由来です。
だから、由緒正しい看板は、「本日土用丑の日」です。
実際、うな丼は、一般的なカロリーは約650kcalで、
カツ丼の約900kcalや天丼の約750kcalよりもヘルシー。
さらにウナギの脂は不飽和脂肪酸だから、
中性脂肪を減らす役割を果たしてくれる。
ビタミンA、ビタミンB1、 ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンE
カルシウムDHA(ドコサヘキサエン酸、コラーゲン、鉄、亜鉛。
栄養の宝庫です。
是非、食べるべき。
ただしご承知の相場高。
安い中国産は、信用されていない。
だから私は、提案します。
お客さんは、国産ウナギを食べたがっている。
国産ウナギを、原価近くまで値下げして、
ご提供する。
利益は、他で取る。
五つの法。
一 利は元にあり。
二 利は売りにあり。
三 利は内にあり。
四 利はこの品にあり。
五 利は他の品にあり。
この品がないときには、
利益は他の品に求める。
プロフィット・ミックスの考え方です。
ただしすべて、「品質は維持・向上させよ」です。
中国産、海外産は、
それがお客様の信頼を得られるならば、
品質が保障できる情報を提供しつつ販売する。
今年は、店の、企業の、
信頼をかけた「土用の丑」のウナギ販売です。
チャンスは2回あります。
一の丑と二の丑。
さあ、お客さんを、喜ばそう。
Everybody! Good Tuesday!
<結城義晴>
[追伸]
竹内さま、ウォル様より、
22日のブログのコピー、
お送りいただき、
修復、再現することができました。
心より、感謝します。