セブン&アイ・ホールディングスのプライベートブランド。
セブン・プレミアム。
このラインナップに、「あらびきウインナー」が加わる。
そのメーカーが、日本ハムと伊藤ハム。
加工肉メーカーの両雄が、
協力してセブン・プレミアムを製造する。
昨日の日本経済新聞で報道された。
一方、ニトリは、8月に追加値下げする。
全品揃え商品の5%にあたる360品目。
値下げ幅は約20%。
間違わないで欲しい。
「追加値下げ」である。
5月には、「暮らし応援価格」
「値下げ宣言」を発して、
「ベストアイテム268品目」を、
平均で19.6%値下げした。
こちらは、売れている商品の売上げを、
さらにアップさせるときに断行する手法。
「マス化特売」といわれるもの。
この時期の、総値上げ潮流に逆行して、
ひときわ目立つ。
何度でも言いましょう。
商売の五つの大原則。
①利は「元」にあり[調達説]
②利は「売り」にあり[薄利多売説]
③利は「内」にあり[経費削減説]
④利は「この品」にあり[商品開発説]
⑤利は「他の品」にあり[プロフィット・ミックス法]
セブン・プレミアムは、の商品開発説。
の調達説にも近い行為。
両メーカーにはの薄利多売説への協力を要請したはず。
ニトリの「値下げ宣言」。
五大原則をすべてフル回転しなければ、不可能だ。
長い間、こつこつとソーシング活動を繰り返してきた成果。
それが今、唯一といってよい「世間への逆行」となって、
顧客から拍手喝采を受ける。
さて、7月28日、一日中、横浜の商人舎オフィス。
午前中に松見浩希さん来社。
㈱ロジスティクス・パートナー社長。
㈱プラネット社長の玉生弘昌さんのご紹介。
私、玉生さんの仰ることは、すべてお聞きする。
そのくらい尊敬している。
そして玉生さんのご紹介の松見浩希さん。
この人は、凄い。
すぐに意気投合。
物流の専門家で、
LNEWSというインターネットサイトを主催・展開中。
1日に20数件のニュースを配信する最大・最高のサイト。
1カ月14万アクセスにも及ぶという。
もちろんロジスティックス分野に特化している。
もともと日刊紙の記者で、
資料に当たること、記事を書くことに、
無類の喜びを感じるタイプの人物。
その意味で私の同類。
その松見さん、
流通のインターネットサイトを企画中。
私も大賛成。
全面協力をいたします。
商人舎が、ささやかながら、
このサイトの品質保障をさせていただきます。
頑張ってください。
世のため、人のため、
商業現代化のため、
そして自分の生きがいのために。
同志として長いおつきあいのほどを願っておきます。
夕方には、當仲寛哲さん来社。
お供が一人。
ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所所長にして、
商人舎コンピュータリテラシー研究会リーダー。
モンゴルから帰国し、
成田からそのままトランクを引っ張って、
商人舎へ来てくださった。
現在、八面六臂の活躍だが、
ご本人は、涼しい顔。
情報システムの会社をいくつも立ち上げて、
それぞれに成果を収めている。
この秋から始まるコーネル大学ジャパンでも、
講師の一翼を担ってもらう。
モンゴルでは、かの地に、
スーパーマーケットをつくるというプロジェクトを進めている。
こちらは、様々な難題を抱えているが、
来月、モンゴルの若者を日本に招いて、
教育がスタートする。
事業を展開するには、まず教育。
社会のインフラを構築するのだから、
まず教育。
この発想、素晴らしい。
さて、コンピュータ・リテラシー研究会だが、
会員のお許しを得て、
私が座長を務める商業経営問題研究会[通称RMLC]の、
8月度例会と合同で、開催したいと思う。
これから3回のRMLCの世話人が當仲さんで、
當仲さんとは、
コンピュータ・リテラシー研究会の立ち上げも相談していたので、
合同開催とさせていただくことになった。
8月21日金曜日です。
多くの皆さんの、ご参加を要請します。
「リテラシー」とは、「読み書きのような基本的な能力」のこと。
この研究会は、コンピュータに関する基本認識・基礎知識を正しくして、
この有益なツールを組織の中で上手に使いこなすために研鑽する。
當仲さんの、言葉。
「会社にコンピュータ・オタクがいるとすれば、
それはその会社のトップから幹部まで、
コンピュータに無知・無関心の証拠。
そういう会社にコンピュータ・オタクが生存する。
コンピュータを正しく認識し、
使いきっている会社には、
コンピュータ・オタクは存在しません」
私もまったく同意見。
ということで、同志、集まれ。
商人舎まで、お申し込みください。
コンピュータやネットの専門家との、
同志的繋がりを深めた一日だった。
<結城義晴>