ニューヨークの原油先物取引価格が、
1バレル120ドルを割り込むところまで急落。
ドバイ原油は119円台に落ちた。
2カ月ぶり。
なのに日本のガソリンスタンドは、明日8月から値上げ。
後手後手に回る政策と対策。
ツケはみな、消費者に回ってくる。
その消費者を支えるのが商業、小売業、フードサービス業。
そして知識商人。
昨日は、東京神田の日本セルフ・サービス協会で、
コーネル大学RMPジャパンの打ち合わせ。
RMPは、リテール・マネジメント・プログラムの略。
10月3日、開校式。
10月3日は、栄えある「開校記念セミナー」
アメリカからジーン・ジャーマン先生が来日して講義をしてくださる。
さらにフリードマン・スーパーマーケットCEOの
ドクター・キャロル・ビッター女史も、
ウェグマンズ・カテゴリーマーチャントの吉野邦夫さんも、
貴重なレクチャーをしてくださる。
そして、極めつけは、
「日米ベスト店長のパネルディスカッション」
私が、コーディネーター。
来週、正式に発表します。
皆さん、聴講に来てください。
オープンセミナーです。
この会議でも、大高愛一郎さんが仕切ってくれて、大助かり。
大高さんは、コーネル大学RMPジャパン事務局長。
FMIジャパン事務局の中間徳子さんも丁寧なサポート。
もちろん、協会事務局の村尾芳久さんも頑張った。
協会事務局長の島原康浩さんの判断で、
ことがどんどん決まった。
このスピード感が、よいですね。
もっともっとスピードアップしましょう。
昼は、協会会長の増井徳太郎さんと五目中華そば。
青山店の世紀の大リニューアル真っ最中で、
超多忙のところ、協会の仕事に余念がない。
午後、急ぎ帰社して、横浜商人舎オフィス。
郡山から、山田邦弘さん来社。
1961年生まれの47歳。
どっしりとしていて、いい仕事が出来る人。
ヨークベニマルで、
経営企画総括マネジャーや店舗開発調査担当マネジャー、
商品本部コントローラー、店長などを歴任して、
現在、ミツヤマ コンセプト&プランニング代表。
つまり店舗プランニングのコンサルタント。
このブログの愛読者で、投稿者。
初めて合った気がしない。
互いにそんな感じで、
2時間以上も語り合った。
そこで出てきたのが、
ヨークベニマル前社長の故大高善二郎さんの思い出。
コーネル大学RMPジャパン事務局長大高愛一郎さんの父上。
私は、善二郎さんからたくさんのことを教わった。
触発された。
そんな経営者だった。
現在のヨークベニマルの軌道を築いた人。
その大高善二郎さんの言葉の一つ。
「何とかしよう、なんとかしなければ」が
ないところでは、改革は進まない。
ギリギリに追い込まれて、
どうしようもない状況にならなければ、
人は変らない。
仕事のやり方を変えて、
成果につながった体験をさせる。
仕事の面白さを体験させる。
一人ひとりに力を付けさせることが、
リーダーの責任。
それが相手のためになる。
それが本当の優しさなのです。
「自ら、変われ」は、
ギリギリに追い込まれなければ、
起こりにくい。
だからギリギリに追い込む。
自分を、部下を。
それが優しさなのだ、と、
善二郎さんは言った。
こんな言葉遣いをする経営者を、私は知らない。
それが優しさなのです。
「日々の仕事が、自分を成長させてくれる」
善二郎さんはこうも言った。
仕事を通じて、自ら、変わる。
それが、成長なのです。
山田さん、ありがとう。
山田さんは、商人舎ファミリーで、
東北特派員となってくれました。
文章も達者、分析力もある。
立派な特派員です。
皆さんよろしく。
<結城義晴>