Everybody! Good Monday!
2008年8月です。
福田改造内閣の支持率。
サンプル調査が各社から発表された。
日曜発表の朝日新聞は24%で横ばい。
同じく日曜発表の読売新聞は41%で15%のアップ。
一番遅れて月曜に発表された日経新聞は38%で12%上昇。
この違いはなんだ。
朝日新聞が、かなりうがった見方をしている。
読売は、ちょっと楽観的、体制迎合的。
日経には、期待値がこめられている。
新聞は、世論を正確に反映しているとは限らない。
だから、自分で判断しなければならない。
私の見方。
個人的な政党支持はさておいて、
現時点での内閣支持率、
ぞろ目の33%といったところか。
国民の3分の1が、
この内閣の布陣を評価している。
もちろん行政府としての内閣そのものの評価というより、
麻生太郎氏が幹事長となった自民党の評価が半分、
福田康夫総理総裁の人気評価が半分。
ねじれ国会という体制には、なんら変化が見られない。
経済の先行きは見通せないし、
消費不況感は解消されていない。
しかし、国民大衆は強い。
だから8月は小さな爆発の連続が起こる。
それを誘発しようという意志を、
強く持つ知識商人の現場では。
唯一心配なこの内閣のチョンボ。
それだけは勘弁願いたい。
日本全体の消費と経済に水をさすことだけは。
さて、小さな爆発を積み上げていくときに大切なことが、
今月の商人舎標語。
「失敗を恐れない!」
もう既に、
失敗を恐れずに成果を挙げた報告が、
1日、2日、3日の実績として寄せられている。
「失敗を恐れない」というのは、
勇気あるアクションのことです。
その調子です。
ただし、根拠あるプランに基づいた勇気が必要です。
勇気の中にも、「蛮勇」だとか、「猛勇」というのがある。
これはいけない。
知識商人の勇気は、
「Plan⇒Do⇒Check⇒Act」
すなわち「計画⇒実行⇒検証⇒再実行」の
くり返しでなければならない。
すなわち小さな爆発の積み重ねなのです。
さて8月を見通すと、
9日、10日に帰省ラッシュが始まり、
17日にUターンラッシュが終わる。
JR、日本航空、全日空の三者の調査によると、
今年は国内線の利用客が多く、国際便の予約が少ない。
家や実家で生活する人が多いということ。
「節約、倹約、もったいない」の基調は依然、続いている。
従って、今日からの1週間が、
ロングお盆商戦の前哨戦。
北京オリンピックは、8月8日が開幕だが、
もう6日からサッカー女子一次リーグなどスタートして、
雰囲気を盛り上げる。
そして24日に終了。
9日から17日の間の、3回の土曜日・日曜日を含んだ9日間が、
長いお盆商戦のピーク。
そして今年の夏は、24日の日曜日に終わる。
顧客の生活は、25日から31日までの1週間、
夏の後始末と秋の準備に入っている。
これからの8月を4つに分ける。
第1段階 今週3日から8日までの前哨戦。
第2段階 9日から17日の帰省からUターンまでのお盆のピーク。
第3段階 18日から24日までの終盤(ピークのあとは簡便な、シンプルな暮らしを望むものです。念のために)。
第4段階 25日から31日の夏の後始末と秋の準備。
今年の特徴は、第2段階のピークが長いこと。
心してかからねばならない。
ピークが長いから、
何度も言っているが、
「チームワーク」が大切。
「集団であってチームでない」現場には、
大事なピークに疲れが出る。
大きな区切りと流れはつかんで、
一番大切な詰めは、
自分の商圏内のお客様の生活を知ること。
「帰省」といっても、
帰省して行ってしまう方なのか、
それを迎えるほうなのか。
お盆の風習が
残っている地域なのか、
お盆にはまったく関係なく、
ロングバケーションを楽しむお客さんが多い地域なのか。
両者の折衷型の地域なのか。
すなわちお盆半分・バケーション半分なのか。
これは、隣り合った商圏でも異なることがある。
だから「計画⇒実行⇒検証⇒再実行」は、
ディテールでは店ごとに違っていなければなりません。
これを忘れてはならない。
さあ、勇気ある知識商人の皆さん。
「Plan⇒Do⇒Check⇒Act」のもと、
「失敗を恐れない!」心意気の見せ場です。
夏の爆発への本番です。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>