結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年08月29日(金曜日)

パラダイムの転換とパチンコチェーンストア協会の熱さ

「パラダイム」とは、哲学用語で、
「一時代の支配的な物の見方」を意味する。
広辞苑から引いたもの。
「特に、科学上の問題を取り扱う前提となるべき、
時代に共通の思考の枠組」
と広辞苑では続く。

このパラダイムの転換で、
もっとも有名なのが、
「天動説と地動説」

天が動くというパラダイム、永らくヨーロッパを支配していた。
キリスト教によって迷信の如く信じさせられていた。

しかしガリレオ・ガリレイが発見してしまった。
地が動いているのだ。

「地が動いている」
これを口に出すだけで、
ガリレオは教会から迫害された。

パラダイムの転換のときには、
こんなことが起こりやすい。

ビジネス上で見れば、
いま、このパラダイムの転換が起こっている。
私はそう見ている。

伊藤雅俊セブン&アイ・ホールディングス名誉会長は、
「潮目が変わった」と表現した。

さて、8月28日も忙しい結城義晴。
朝、横浜みなとみらい。
パンパシフィックホテルで、
荒井伸也さんと打ち合わせ。
FMIジャパン事務局の中間徳子さんも同道してくれた。
私のパートナー。

荒井さんはご存知、作家・安土敏。
オール日本スーパーマーケット協会会長、
コーネル大学RMPジャパン主席講師としてもご尽力いただく。
そのコーネル大学ジャパンの、
カリキュラムと講座内容の打ち合わせ。

70講座は、私の構想。
荒井さんから、さまざまなご意見を頂いて、
ますます充実の内容となった。

乞う、ご期待。

大雨の中、急ぎ、千葉県舞浜のホテルオークラへ。

パチンコチェーンストア協会の社員総会。
そして第26回公開経営勉強会。
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第1部は、宮本正暉さんの講演。
「パチンコ営業の現状と展望」
パチンコホールには今、
価格4分の1の営業方法が登場している。
その現状を報告してくれた。

第2部が、私の出番。
「パチンコ営業の新業態とチェーンストア」
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私は、パラダイムの転換のときにこそ、
新業態が登場することを示した。
それが時代を画するチェーンストアに成長してきたことも、
事例を挙げて説明した。
百貨店のボン・マルシェ、
スーパーマーケットのキング・カレン、
ディスカウントストアのKマート、ウォルマート、
日本のスーパーマーケット・紀ノ国屋、
コンビニのセブン-イレブン。

そして「1円パチンコ」といわれる業態こそ、
新フォーマットなのだと説いた。

なぜか、私のテンションは最高潮に達した。
不思議な経験だった。

第3部は、パネルディスカッション。2
夢コーポレーション、
トライ&トラスト、
アメニティーズ、
3社から3人ずつ、若い人がズラリとそろった。

赤字店から黒字店に転換した事例。
お客様から喜んでいただいた報告。
お店を仕事を、こう変えて生きたいという決意表明。

いい話ばかりだった。

この会社の経営者の皆さんこそ、
本当に嬉しかったに違いない。

よい勉強会だった。

次の公開勉強会は11月21日金曜日。名古屋にて。

さて、勉強のあとは、いつものように懇親会。
それも、いつも「全員参加型」。
これがよい。

乾杯の音頭は、松田泰秀さん。
夢コーポレーション(株)代表取締役会長。
3
私、久しぶりにお会いして本当に嬉しかった。
同社は愛知県豊橋市に本部を置く年商1329億円の会社。
私の「パラダイムの転換」を引き合いに出したご挨拶。
これにも感謝。

特別スピーチは、佐藤洋治さん。
ダイナム・ホールディングス社長。
佐藤さんの話、熱くて、厳しかった。
テンションが高かった。
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このパラダイムの転換のときに、
業界が動きつつあることを予感させる熱を持っていた。

パラダイムの転換のためにこそ、
勇気を持って、真実を言わねばならない。

真実を言う人は、熱い。
勇気が熱となって、ほとばしり出るからだ。

懇親会は、ほぼ全員が壇上に上がって、スピーチするスタイル。

その合間に、ダイナム取締役の森治彦さんと懇談。
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PCSA法律問題研究部会リーダー。
パチンコホールに関する法律に関しては、
専門の弁護士よりも詳しく、正しい。
秋に、商人舎から森さん執筆の単行本が発刊されます。
ご期待のほど。

中締めのご挨拶は、恒例の大商会長・国澤良幸さん。
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今回は特によい話だった。
皆が、明るく、元気になった。

そして最後は、いつも、
この会を取り仕切ってくださる縁の下の力持ち。
中島基之専務理事と写真。
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パチンコホール業界の監督官庁は警察庁。
だからあまたある業界の団体には、そのOBが重職を担っている。
もちろん、重要な仕事をしている。
しかしPCSAだけは、例外的にそれがない。
中島さんは、英語堪能な知識商人だ。

その中島さんが、身を粉にして、
業界のために働いてくださっている。
私、心から尊敬している。

今日も忙しかった。
しかし、今日も充実していた。

真実を語る人は、熱い。
真実を語るためには、
勇気が要求される。
そして勇気を搾り出すと、
人間は熱を発するのだ。

パラダイムの転換には、
この熱が不可欠である。

朝に希望、昼に努力、夕に感謝。

<結城義晴>

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