「ザ・プライス」オープン。
セブン&アイ・ホールディングスの新業態。
ディスカウント・ハウスと呼ばれるフォーマット。
1000坪のイトーヨーカ堂西新井店の改装物件。
プライベートブランドは扱わない。
いわゆるメーカーのナショナルブランドを
10%~30%ほど安く売る。
品揃え品目数は、イトーヨーカ堂レギュラー店の半分。
人件費は3割削減。
イニシャルコストを抑え、
販促費も削減して、
ローコスト経営を図る。
この商売の見極めは、二つ。
商品部をイトーヨーカ堂やセブン&アイ・ホールディングスから、
独立した組織にできるか否か。
新店で、営業利益が出る仕組みが完成するか。
この2点に関心を持ちながら、注視したい。
さて、29日金曜日。
久しぶりに一日中、横浜の商人舎オフィス。
来客が相次いだ。
千客万来。
うれしい限り。
まず、午前中に、大高愛一郎さん。
コーネル大学RMPジャパン事務局長。
大高さんは、コーネル大学の修士課程を卒業している。
だから英語も堪能。
私が、副学長で、大高さんが事務局長。
日本中探しても、この役割にふさわしい人は、
大高愛一郎以外に見当たらない。
私は、そう思っている。
10月3日の開校記念セミナーの打ち合わせ。
10月スタートの講座の詰め。
コーネル大学ジャパンのホームページの試作画面の修正。
どんどん決まっていく。
心地よい。
学校を始めるという仕事は、大変なことです。
それをコツコツと誠実に実行してくれる。
大高さんは、実にいい。
社会的的使命に、燃えている。
世のため、人のために働く。
大高さんは、そういった仕事に向いている。
物を買ったり売ったりの商売よりも、
人に教え、人を育てる仕事に、
必須の誠実な人柄を有している。
何というか、育ちがいい。
これは、かけがえのないこと。
昼食は大高さんと、野田岩の天然鰻。
その後、(株)マスダ顧問の増田伊作さん。
私たちは、30年来の付き合い。
病気をされていて、ちょっと元気がない。
でも、「元気を出そうよ」の結城義晴。
私のところに来るのは、いいことです。
じっくりとお話を聞く。
「艱難が忍耐を生み出し、
忍耐が練達(練られた品性)を生み出し、
練達が希望を生み出す。
この希望は失望に終わることがない」
(新約聖書・ローマ人への手紙5章)
伊作さんは、最後にこの言葉を言った。
私は、自著にサインして、伊作さんに贈った。
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」
「あしたにきぼう、ひるにどりょく、ゆうべにかんしゃ」
伊作さんは、正確な日本語で、声に出して呟いた。
そして静かに帰っていった。
増田伊作さんと入れ替わるように、
オール日本スーパーマーケット協会(AJS)事務局来訪。
10月のアメリカ視察ツアーの打ち合わせ。
中村伸一郎さん、深瀬司朗さん、そしてJTB西日本の森内憲吾さん。
AJSの展示会の商品を大量に、置いて行ってくれた。
感謝。
さらに入れ替わるように、
ブルーチップ(株)常務取締役の宮本洋一さんと、
取締役営業本部長の松浦克幸さん。
宮本さん(写真右)は、商人舎発足の会の発起人。
お二人は商人舎ファミリー。
9月12日の講演の打ち合わせを兼ねた懇親のため。
「イノベーションとロイヤルカスタマーづくり」を語ることになった。
それ以外にも、さまざまな意見交換。
「地場スーパーマーケット」を支援、サポートし続けるのが、
ブルーチップの方針であること、
宮本さんが社長となって設立した新会社ビーエスエス(株)のこと、
コーネル大学ジャパンのこと、
日本の流通業界のこと。
流通プロフェッショナルのお二人と話していると、
時間はあっという間に過ぎる。
その懇親、商人舎近くの「柳せ」で。
ボトルキープした焼酎に、
宮本さんが私の似顔絵を描いてくださった。
いつか、二人で、「絵本」を出すことをお約束。
ここでも、あっという間に時間が過ぎた。
今年、12月に鹿児島県の視察ツアーを組むことが決まった。
宮本さんの実家のコンビニ「Iショップみやもと」、
それに「AZスーパーセンター」。
どちらもこんな過疎地でよく成り立っているという商売。
しかし、両店は凄い。
今から、楽しみ。
ありがとうございます。
商人舎への「千客万来」。
うれしい限り。
知識商人が集うところ。
それが商人舎。
皆さんも、どうぞご来店ください。
いつでも、だれでも、
心から歓迎します。
<結城義晴>