結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年10月20日(月曜日)

「にもかかわらずの論理」の“What a wonderful world”と収穫祭ハロウィンのお勧め

Everybody! Good Monday!

2008年10月20日、月曜日。

ルイ・アームストロングの
“Wtat a wonderful world”から、
始めてみましょう。

What a wonderful world [Photo by K.Mondo]

I see trees of green, red roses too,
I see bloom for me and you,
And I think to myself, what a wonderful world.

緑の木々が見える、真っ赤なバラも。
僕と君のために咲いている。
僕は思う、なんて素敵な世界なんだろう。

I see skies of blue and clouds of white,
The bright blessed day and the dark sacred night,
And I think to myself, what a wonderful world.

青い空が見える、白い雲も。
満たされた太陽の輝き、聖らかな夜の深さ。
僕は思う、なんて素敵な世界なんだろう。

The colors of the rainbow, so pretty in the sky,
And also on the faces of people going by.
I see friends shaking hands, saying how do you do,
I know they’re really saying I love you.

七色の虹が、美しく空に掛かる。
行き交う人々の笑顔にも。
「こんにちは!」挨拶をかわし握手する友たち。
心から親しさを表わして。

I hear babies cry, I watch them grow,
They’ll learn much more than I’ll ever know,
And I think to myself, what a wonderful world,
Yes I think to myself, what a wonderful world.

赤ん坊の声が聞こえる、その未来が見える。
きっと僕が知らないことを、たくさん学ぶんだろう。
僕は思う、なんて素晴らしい世界なんだろう。
そう僕は心から思う、なんて素晴らしい世界なんだろう。

ひょんなことから、サッチモの歌の、
歌詞を翻訳しながら、歌声を聴いていたら、
それが耳から離れなくなって、
Good Mondayへの登場と相成りました。

いま、世界は「大恐慌」などと騒がれつつも、
「なんて素晴らしい世界なんだろう」
未来に希望を持ち続ける人々によって、
維持、推進されています。

知識商人は、あくまでも、その推進の主役でなければならない。
私は、そう思うのです。

実体経済に、貨幣経済の破綻の矛先が向かいつつあります。
実体経済の大きな担い手のひとつが、
商業とホスピタリティビジネス。

だから私たちは、「Yes, What a wonderful world」と
口ずさみながら、明るく、前向きに、
やや楽天的に、生きなければならないのです。

さて、10月も終盤に入ってきました。

もう、12月年末商戦への対策も決まってくるころでしょう。

欧米では、10月末のハロウィンに全力を投入しながら、
11月終盤のサンクスギビングデー、
そして12月最後のクリスマスへと、
三大イベントが続く。

まさに「ホップ・ステップ・ジャンプ」。
キリスト教の社会的習慣とプロモーションとが、
密接に絡んで実体経済を喚起する。

今年も、貨幣経済危機真っただ中のアメリカでは、
収穫祭のハロウィンを、実体経済の象徴のように、
皆で、祝った。

ウォルマートのハロウィン
この不況の中で気を吐くウォルマートは、
その先頭を切ってハロウィンを盛り上げた。

日本でも、昨年は、徐々に
ハロウィンのイベントが盛り上がってきた。

昨年のこのブログでは、
10月31日の「サーティーワンアイスクリーム」のハロウィン記事が、
一番のアクセス数を稼いだ。

そこに私は書いた。

「ハロウィンは、もともとはガリア人(ケルト人)の収穫祭。
ガリアは、ユリウス・カエサルの「ガリア戦記」で有名だが、
ローマから見たフランス地方をガリアといった。

それがカエサルによってローマ属国になり、ローマ化し、
そのローマが今度は、キリスト教国になって、
このガリア人の収穫祭もキリスト教の祭りのひとつとなり、
ヨーロッパに広がり、アメリカに広まった。日本でも」

いかがだろう。

来週に向けたハロウィンの提案。
それも大がかりなプロモーション。

「秋の収穫祭」それがハロウィン。

先週末にご提案願った林廣美先生の「新米のちらし寿司」
これも考えてみると「秋のお米の収穫祭」の引き出物だ。

最も重要なことは、
「ホップ・ステップ・ジャンプ」の、
三段階で年末商戦を迎えること。

日本の年末は年始に続く。
クリスマスだけで終わりはしない。
欧米より、この面では有利。

その「ホップ・ステップ・ジャンプ」の計画をつくること。

ハロウィン収穫祭は、その「ホップ」になる。

不況だ。
金融危機だ。
競合が激しい。

そこで「だから」と思うか、
「にもかかわらず」と考えるか。

“Yes, what a wonderful world”は、
これは間違いなく、
「にもかかわらずの論理」なのです。

さあ、今週も。
Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

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