バラク・オバマ大勝。
アメリカ合衆国大統領選挙。
現時点では297対124で、民主党が8年ぶりに政権を奪回。
民主党というよりも、
初のアフリカ系アメリカ人が勝った意味が大きい。
「黒人」大統領の誕生である。
「Change」を唱え続け、
「Change」を実現させるために、
米国、そして世界最高のリーダーに就任した。
重い、重い責任を担った47歳。
考えてほしい。
47歳にして、
しかも「二グロ」と呼ばれたり、
「ブラック」と言われたりした人たちの子孫の人物が、
この貨幣経済危機のときに、
全責任を負う職務に就く。
私は、この半年間、
何度もアメリカに行って、
肌で感じつつ、
オバマ氏の勝利を確信していた。
別に民主党支持ではないが、
それが実現すると、
逆に、大変さも実感することとなる。
チェンジ。
すなわち、変わること。
私の唱える「自ら、変われ」と似ている。
自ら、変われない者は、去る。
共和党マケイン候補は、
ブッシュ政権の失策が原因で負けたのではない。
「自ら、変わる」姿勢を、マケイン候補自身が、
体現していなかったから大敗した。
だから負けるべくして負けた。
翻って、私たちの商業。
「自ら、変われ」
私は、言い続けている。
私自身が、日々、「自ら変われ」を、
自らに言い聞かせ、
実践するよう励んでいる。
今日も、多くの人から、
愛のこもった言葉をいただいた。
「あまり無理をしないように」
しかし、私は、自分に課している。
「Change」を掲げたバラク・オバマ同様に、
「自ら、変われ」を言い続ける結城義晴は、
それこそ、死ぬまで、信念を貫かねばならないと。
今日、コーネル大学RMPジャパンの第2回講義があった。
荒井伸也首席講師、
矢作敏行主任講師、
そして私が講義した。
素晴らしい授業だった。
講義内容は、コーネル大学RMPジャパンの公式ホームページで、
紹介されるだろうが、
その中で矢作先生が野中郁次郎先生の言葉を引用された。
「知識とは個人の信念である」
野中先生は、ナレッジ・マネジメントの日本の権威。
私は、信念こそ、大切であると思う。
その信念のためには、死すら、恐れてはならない。
私は、そう思う。
<結城義晴>