Everybody! Good Monday!
勤労感謝の日の振り替え休日。
国民大衆が祭日で休暇の日。
みんなが休んでいるときに働く。
そんな働く人々に、感謝。
病院、警察、交通機関、
マスコミの新聞・テレビ・ラジオ。
そして商人。
病院、警察、交通機関、新聞は、
休祭日には、ちょっと機能弱化させるが、
商人は盛大に機能強化。
だから商人こそ最も感謝されるはずだ。
お客様から感謝される店。
お客様から感謝される商人。
それを証明するために今日の日がある。
さて、「すかいらーく」のバナーが全店廃止される。
1992年には700店あった。
それがピーク。
ガストやジョナサンに変わる。
同じハンバーグが100円も高い。
フォーマットはほぼ同じ。
「ポジショニング」の優位性・差異性が欠如していた。
コーネル大学では、こう、総括する。
イノベーションが欠落していた。
フォーマットのライフサイクルが終わった。
私は、こう、評論する。
そのことに気づくのに、
こんなに時間をかけてしまった。
それは経営者の責任である。
しかし、知識として、知っていたら、
もっと早く気づいたに違いない。
知識が足りないと、
時間を失う。
何にも代えがたい貴重な時間を。
それがトップマネジメントの責任。
そういえば、ウォルマートのCEOリー・スコットが、
来年2月1日から、会長になる。
後任は、マイク・デューク。
スコットが59歳で、デュークが58歳。
デュークは、スコットの右腕。
イノベーションが進むだろう人事とはいえない。
いよいよウォルマートに、
ライフサイクルの下り坂がやってきたのかもしれない。
「誰がウォルマートを殺すのか」
私は『食品商業』で連載していた。
その続編、早く書かねばならないようだ。
今週で11月が終了し、
来週から12月。
休祭日も働く商人の最大の活躍の月。
楽しいことばかり。
やりがいのあることばかり。
日経生活モニター調査の、「今年のボーナスの使い道」。
第1位、貯蓄が41%。
第2位、生活費補てん24%。
第3位が、旅行・レジャーで10%。
第4位が、住宅ローン返済10%。
そして第5位、耐久消費財などの購入9%。
食品や雑貨、軽衣料といったコモディティの購買は、固い。
コモディティ・ニーズは、堅調。
すかいらーくのガスト、ジョナサンへの転換も頷けよう。
そして今週は、12月への助走期。
最初の3週間。
ウィークデーは、
「節約、倹約。もったいない」
ウィークエンドは、
「失敗を恐れない」
20日から飛び石のロングバケーション。
劇激変のシナリオ。
「失敗を恐れない」
しかし耐久消費財ではなく、
生活費補てんがボーナスの使い道の筆頭。
それを忘れずに。
ストーリーはシンプル。
みんなが、同じストーリーで仕事する。
特別に変った物語はない。
いざ、12月への助走。
ワクワクしながら。
誰が一番、ワクワクしながら仕事するか。
それによって、結果は大きく変わる。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>