結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年11月23日(日曜日)

ジジの反省[日曜版]

今日は、勤労感謝の日。
おめでとうございます。

今日は、ボクのちいさな反省。
きいてください。

キッチンのカベのコーナー。
壁3

ゲンカンのカベのコーナー。
kabe2

これもゲンカンのところ。
壁1

だから、ちょっと、反省。

ユウキヨシハルのお父さん、
ツメミガキをだしてきた。
壁4

これで、ガリガリ。
爪磨き1
ガリガリは、
前足でやります。

ニンゲンならば、
手というのでしょうが。

上のほうでも、ガリガリ。
tumemigaki2
前足のツメがのびてくると、
ガリガリやらねば、
ガマンができません。

ニンゲンはときどき、
ツメ、きってますが。

ボクは、ツメミガキで、
ガリガリ。
ガリガリ。

ちょっと、おやすみ。

床において、ガリガリ。
一所懸命、ガリガリ。
kyuukei
ツメをかんでるニンゲンもみかけますね。
お父さんも、ときどき。

めんどくさいんでしょうか。
タンキなんでしょうか。

ボクのツメキリは、
ツメミガキ。

でも、めんどくさいから、
カベでガリガリ。

それで、おうちのカベ紙が、
あんなになった。

両手でガリガリ。
まだまだ、ガリガリ.

ああ、すっきり。

これからは、
できるだけ、
ツメミガキで、
ガリガリやります。

でも、ツメをかんでるニンゲンが、
いるくらいですから、
カベでガリガリの猫がいても、
いいですよね。

反省もしますが、
すっきりした気分でくらすのが、
いちばん。

お父さんのマネしながら、
くらします。

お父さんのマネ、
すきなんです。
ボク。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2008年11月22日(土曜日)

ハローデイの「人と店」に感謝と感動を見た!

皆さん、「お元気様です」。

「お元気様」という言葉。
ハローデイの合言葉。

「お疲れ様」と「お元気様」。
比べてみると良い。
「お元気様」と発すると、ずいぶん前向きになる。

ハローデイは若い会社。
「お元気様」があふれている。

昨日は、ハローデイの人と店から、
たくさんの「お元気」を貰った。
ありがたい。
お出迎え

昨11月21日金曜日、
商人舎の第一回国内店舗視察研修会開催。

私の生まれ故郷・福岡。
その福岡のスーパーマーケット「ハローデイ」。
年商530億円、33店舗。
福岡県で、現在、圧倒的なパワーを発揮する。
そのパワーの中身は何か。
その店づくり、売り場づくりのベースとなっているものは何か。
それを明らかにする研修会。
マーク
まず、3店舗を視察。
グループ企業のボンラパス花畑店。
HANAHATA

ハローデイ門司港店。
門司港

ハローデイ足原店。
足原

店舗視察しつつ、バスの中で約3時間の講義。
第1号車は私。
結城
第2号車はハローデイ取締役スーパーバイザー部統括部長の仲村浩一さん。仲村さんはボンラパスの常務取締役も務める。
その詳細な解説は大好評。
NAKAMURA
途中で交代。
ハローデイのビデオも、3本ずつ見ていただく。

夕方、ホテルで3時間の講義、講演。
講義
ハローデイ社長の加治敬通さん。
加治さん
最後に二人で質疑応答。「グッド・クェッション」がたくさん出た。

加治さんは真剣勝負で答えてくれ、私は全力で講義した。
質疑応答

素晴らしい内容だった。
「これまでに経験したことのない」研修会となった。
お店の人たちも、
講義・講演者も、
受講者も、
一体となった。

それは、日本のスーパーマーケットの進む方向の確かなひとつを、
ハローデイとこの研修会が示してくれたからに他ならない。

会社は、試練を潜り抜けねばならない
経営者も、ビジネスマンも、
人間ならば、試練を経験し、
それを乗り越えねばならない。

それがないと、立派に社会貢献できる存在とはなり得ない。

研修会が終わってから、
加治さんと二人、そんな事を話した。

ハローデイと加治敬通は、
大きな試練の中から今日を築いてきた。
加治さんは、まだまだ「道半ば」だと考えているのだろうが、
確かに試練が加治敬通の「感謝」をつくり、
「感動」をもたらした。

加治さんは、「自分は何のために生きるか」と自問した。
「感動するために生きる」
そう、答えを出した。

感謝し、感動することを、生きがいとする。
それは、大きな試練から始まったのだと、
私は、思う。

こう考えると、
人間は、会社は、
試練を求めなくてはいけない。

二つの道が、
自分の前に分かれているとする。
平坦な道と棘の道。
その時、あなたは、
どちらを選ぶか。

迷わず、棘の道を選ぶべきだ。

今、不況の真っただ中。
棘の道が続いている。

これは、試練の道だ。

ありがたい。

わざわざ試練を探さなくとも、
試練の方からやって来てくれた。

それが、自分を成長させる。

ありがたい。

そう思ってほしい。

ハローデイの研修会から、
私は、こんなことを学んだ。

ありがたい。

<結城義晴>

[ハローデイ・スタディは、来週、連続でお届けする予定]

2008年11月21日(金曜日)

東京でコンピュータ・リテラシー研究会、そして福岡・博多座で打ち合わせに移動、お待ちします!感動の研修です。

米国株式市場平均株価7555ドルへ急落。
自動車大手3社を「ビッグスリー」と呼ぶが、
GM、フォード、クライスラー、
3社ともに公的資金による救済を求めている。

それにオバマ民主党政府が、いい返事をしていない。
だから株価が下がった。

アメリカ経済も、まだまだ。
だから日本も、まだまだ潜水泳法が続く。

第2次オイルショック後の36カ月間、
バブル崩壊後の32カ月間、
それに匹敵する長い景気後退になりそうだ。

だから2010年が明け、
2011年を迎えるまでは、
無呼吸状態を覚悟する方が良い。

そしてその間に、
地味だが重要なインフラを構築するような仕事をする。
従業員の結束を固める。
そんな目標を立てる。

さて、コンビニの好調は、
こちらはまだまだ続いている。
日本フランチャイズチェーン協会発表の、
10月のコンビニ既存店ベース売上高は、
前年同月比8.1%増。

6カ月連続前年対比でプラス。
たばこ自動販売機のタスポ導入効果。
たばこを買うついでに弁当などを購入する顧客が増加。

ローソンが9.4%増、
ファミリーマートが8.2%増、
セブン-イレブン・ジャパンが8.1%増。

愛煙家は激減しているといわれる。
しかしその少なくなっている愛煙家に、
絶大な支持を受けると業績は伸びる。

今のコンビニがそれだ。

ターゲットを明確にして、
そのターゲット顧客から、
絶大なる支持を受けることができれば、
こうなる。

まことに教訓的なことだ。

さて昨日は、東京・芝の機械振興会館で、
商業経営問題研究会(RMLC)と
商人舎コンピュータ・リテラシー研究会の
合同例会。

商業経営問題研究会の前身は杉山ゼミといった。
そう、昨日お会いした杉山昭次郎先生座長のゼミ。

(株)プラネットの玉生弘昌社長が3度目の連続ゲスト。
當仲寛哲さんが世話人。

私は座長なれども、福岡出張が決まっていて、
最初だけ顔を出して、ご挨拶してから羽田へ。

しかし玉生さんの話が面白くて、
本当にぎりぎりまでねばって会にいた。

その後、慌てて羽田へ。
そして福岡へ。

今回は、商人舎総出で、ハローデイ視察研修会の前日準備。
お陰様で、バス2台になった。

19時に福岡空港に到着したら、すぐに博多座で打ち合わせ。
hakataza
ハローデイ仲村浩一取締役スーパーバイザー部統括部長、
山口雅夫ブロック長。
ハローデイ博多座
時間はあっという間に過ぎる。
ハローデイの真髄を語り合ううちに、
4時間も経過。

感動の研修会。
いよいよ始まる。

乞う、ご期待。

皆さん、集合は、9時半。
福岡空港第3ターミナルです。

お待ちします。

最後に、忘れずに、
林廣美の金曜日のこの一品。
家庭の食卓リズムあり。
一週目は節約です。
二週目はぐっと我慢で、
三週目はちょっと余裕。
四週目はご馳走でふんぱつ。
メニューもリズムに合わせてこの一品。

11月第三週目の21日金曜日。
店で作ったお肉たっぷり肉ジャガ
 
小間切れ肉でお肉たっぷり。
メインディッシュに仕上げて看板娘。
柚子の香りも秋の味。
310グラム、398円。

不況になると、値ごろ・低価格のタンパク源がよく売れる。
小間切れ、切り落とし、挽肉。
その小間切れ肉をたっぷり使って、
メインディッシュの肉ジャガをつくる。
398円で販売。

今週末はちょっと余裕だが、
でも「節約、倹約。もったいない」の基調。

さあ、週末にむかって、頑張れ。

<結城義晴>

2008年11月20日(木曜日)

杉山昭次郎先生と「商業の現代化」論議「思想を変えるのが一番難しい」

2カ月に一回くらい、埼玉県の飯能を訪れる。
この地で隠遁生活を送る杉山昭次郎先生を訪ねて。

私の問題意識など、ぶつける。
すると、杉山先生から反応が返ってくる。

それが極めて有益。

私の父母より、一つ年下。
だから現在、81歳。
杉山2
それでも元気で、
週6日はフナ釣り。

フナに始まりフナに終わる。
例の究極のヘラブナ釣りである。

釣っては釣っては、放流する。

川辺に糸を垂れ、フナと会話し、
釣りあげたら逃がす。

また糸を垂れる。

それを7日のうち6日。

あとの1日はゴルフ。

こちらには、仲間がいる。

皆、90歳近いご老人。
だから杉山昭次郎が一番若い。
若者扱いされる。

私が訪れると、必ず「たぬき」という焼鳥屋に行く。

そこで、飲みながら話す。
4時間くらい、すぐに経過する。

さて、今回は、コーネル大学RMPジャパンのご報告。
杉山先生、大変に喜んでくださった。

「流通業界は、上から下に、
何かを教えるという姿勢が強すぎる。
下も、上から教わることを待っている。
その上で、真似ばかり。
それが一番よくない」

「自分で考え、自分で創り出す若い人が、
出てこなければいけない」

私は、「商業の現代化」のヒントを杉山先生から頂いた。

「倉本長治にできなかったことを、
結城義晴がやらねばならない」

杉山先生は、こう言いつづけて、
私を、脅し、励ました。
叱咤激励である。

「倉本が商業の近代化に尽くしたのなら、
結城はその現代化である」

こうなった。

それが商人舎開設の動機ともなった。

今、現代化のために何をするか。
コーネル大学RMPジャパンがその一つ。

上から教えるだけでなく、
相互に影響しあいながら、
考え、新しいものを創り出す。

私は、コーネルをそう持っていきたい。

そして、杉山先生は言う。
「思想を変えるのが一番難しい」

思想を変えるには、
まず行動を変えねばならない。

Beheiviorを変えること。

その上で、
行動の変化が実績に結び付かねばならない。
杉山先生はそれを強調する。

アクションを変える。
それが数値となって表れる。
それを繰り返す。
すると思想が変わってくる。

これが「現代化」をもたらす。
杉山1

杉山先生には、
コーネルのフォーマット論を紹介した。
フォーマットとポジショニングが、
バナーをつくる。

この理論。

いたく感心して、
研究してみる、とのこと。

「ポジショニングを、何か、いい日本語にしなければ…」
先生のご提案。

私の研究対象も、いま、この方向に向かいつつある。

「ジャーマン先生に会ってみたいな」
杉山先生、別れ際に、こう漏らした。

隠遁生活をしているが、
まだまだ好奇心に衰えは見られない。

私には、それがうれしかった。

「明日は、朝5時起きで、フナだ」
杉山先生、そう言って、手を振った。

<結城義晴>

2008年11月19日(水曜日)

故水口健次先生の社葬「生かされて、生きる」に感動

昨11月18日、東京・青山斎場で、
故水口健次先生の社葬が行われた。

日本のマーケティングの権威。
株式会社戦略デザイン研究所代表取締役。
今年5月に癌の告知を受け、
10月29日午後7時29分転移性肝腫瘍によりご逝去。
享年76歳。

「10年は、早過ぎた」
そんな声が漏れた。
私も、ずいぶん、直接のご懇意をいただいた。

先週の土曜日、自宅に『食品商業』誌が届けられた。
パラパラとめくると、
キリン・チャレンジディスプレイのページが現れた。

そこに水口先生のお姿。

蘇った水口健次。
そんな気がした。

この社葬では、4人の方の弔辞。
(株)資生堂社長・前田新造さん、
キリンビール(株)社長・三宅占二さん、
カルビー(株)専務・長沼孝義さん、
そしてMCEI台北理事長・頼東明さん。

口々に、水口語録を語ってくれた。

「すべてのコストの負担者はお客様である」
「モノ単品からコト・コーディネートへ」
「マーケティングとは、
商品力と営業力の掛け算である」

最後に、葬儀委員長の澤田房子さん。

水口先生の言葉を、朗読。
「みぎ、ひだり、うえ、した。
どっちを向いても感謝。
私は生かされて、生きる」

水口先生は、言葉を大切にされた。
私も、言葉を大切に使いたい。
最後まで、ネットのコラムを書き続けられた。
私も、生涯、書き続けたい。

上野光平先生の最後の言葉を思い出した。
「私は少しもたじろがない。
たとえ死が訪れようとも。
やりたいことはやった、
これだけやらせてもらって
幸せだった」

葬儀の間、私はずっと、
菱食相談役の廣田正さんと、
隣り合わせで座っていた。
時々小声で、お話した。

廣田さんは、水口先生と同年であるという。
明星食品の「中華三昧」新発売の時に、
ご一緒に仕事された。

廣田さんは感慨深そうに、そんな話をされた。

水口健次、確かに、10年早いご逝去。
しかし、「生かされて、生きる」と言い切った。

私たちの中に、水口健次は生きている。

合掌。

青山斎場を後に、高島平へ。
ライフコーポレーション本部。
並木利昭常務取締役人事本部長を訪問。

ライフの人事制度改革のこと、
営業政策のこと、
日本スーパーマーケット協会のこと。
さまざま意見交換して、有意義な時間。
並木さんに感謝。

夕方は、池袋で田村洋三先生と打ち合わせ。
生ビールで献杯。

田村さんには、コーネル大学RMPジャパンの講師をお願いしている。
12月にその講義がある。

さらに田村さんはエコストア研究会の座長。
エコストア研究会も現在は、
日本の先進メーカーが、
コラボレーションで商品開発を進めるところまで来ている。

来年4月1日から「改正省エネ法」施行。
小売商業分野にも、特に店づくりに大きく変更点が出てくる。

省エネ法は「エネルギーの使用の合理化に関する法律」という。
石油危機を契機として昭和54年(1979年)に制定。
燃料資源の有効な利用の確保と、
エネルギー使用の総合的合理化が目的だった。
その後、内外のエネルギー情勢の変化などにあわせ、
4回の法律改正が行なわれ、来年4月、4回目の施行。

私たちは、今年を、
「日本のエコストア元年」と位置づけ
来年4月の改正省エネ法がその本格化のトリガーになると考えている。

そこで2月初旬、
「エコストア研究会公開セミナー」を開催することになった。
「改正省エネ法」の詳細な解説や、
開発されつつある環境対応システムの紹介が行われる。

詳細は、来週、公開。
乞う、ご期待。

エネルギー問題にも「生かされて、生きる」考え方が必須。
そして、これも欠かせない。
「みぎ、ひだり、うえ、した。
どっちを向いても感謝」

<結城義晴>

2008年11月18日(火曜日)

GDP2四半期連続ダウンの時、大型店激減、スーパーマーケット競争激化のデジャブ

この1週間は、溜まりに溜まった原稿執筆。
毎日毎日、テーマを考え、
パソコンや原稿用紙に向かう。

雑誌やウェブサイト、そして単行本。
もちろん自身のブログも書く。

担当者や編集者の皆さんには、
本当に迷惑のかけっ放し。

しかし、私も56歳になった。
30代、40代のように量産は出来ない。

書き始めたら、速いが、
「何を書くか」に悩む。

たいていの場合、テーマもスタイルも、
全部、任されている。

だから「何を」が最大の問題となる。

量産していた頃は、
「何を」は明確だった。
雑誌の編集部に属していて、
あるいは編集長をやっていて、
特集や編集企画の中で、論文や記事を書いた。
だから量産できた。

その訓練のおかげで、
「どう書くか」は、すぐに決まる。
というか、あまり考えない。
次々に浮かんでくる。

私の講演や講義を聴いたことのある人は、
お分かりになるだろうが、
よく、脱線する。

それが面白かったりする。

ものを書いていると、
そんな脱線のアイデアが湧き上がってくる。

そして、長話となる。

 「どう書くか」は、すなわち“how”。
 「何を書くか」は、“what”。

私にとって、今、“what”が問題となる。

デジャブのような感覚がある。

これも編集長をやっていた頃。
昭和49年の大規模小売店舗法が施行され、
出店規制が強化されていた時期。

店舗やショッピングセンターの取材記事は、
「どう書くか」に焦点があった。
ところが、大店法の規制がゆるくなって、
新店舗が続々とオープンするようになると、
どの店を採り上げるか、
つまり「何を書くか」が焦点となった。

私たちにとって、現在、
ものを書くためのテーマや材料があふれている。

様々な人々が、そのテーマを採り上げて、
文章を書いている。

だから「何を書くか」によって、
その人の人間性や個性が表れる。

もちろん“how”が重要でないことはない。
しかし、現在は“what”が大事なときだ。

ただし、[毎日更新宣言]のブログは、テーマに困らない。
毎日の出来事を、そのまま捉えて、書く。

 

さて、今年、1月から9月までの9カ月間、
1万㎡以上の大型店舗の出店届出件数は76件に止まった。
日経新聞が一面で採り上げた。

「まちづくり三法」完全施行からほぼ1年。
その効用が表れ、さらに衣料品をはじめとする消費不振で、
大型店出店届出が、激減した。

しかし、中型店はそれほど減ってはいない。
まちづくり三法の規制を受けない7000㎡以下の店舗。
同じ9カ月間に443件の届出。

だからスーパーマーケットにおける「既存店と新店」との闘いは、
これからも激しく継続されることになる。

そして、同じフォーマット同士の競争の方が、
世界中で共通のことだが、中身は厳しい。

イオンのマックスバリュ・グループは2009年度も約80店の計画、
ライフコーポレーションは2011年2月までに32店の新店構想。

しかし、「レッド・オーシャン」の同質競争は、
くれぐれも避けてもらいたいところだ。

互いに「ブルー・オーシャン」を目指して欲しい。

それがお客のためでもある。

コンビニのローソンは移動店舗を始める。
ネットスーパーの実験も進む。

これらは、「ブルー・オーシャン」を視野に入れている。
だが「青い海」といっても、
競争構造を根本的に変えるような海もあれば、
小さなブルー・オーシャンもある。

7月から9月の四半期、日本のGDPが前期比で、
マイナス0.4%となった。
4月から6月の四半期は、
マイナス3.0%。
続けて四半期のGDPが落ち込んだのは、
7年ぶり。

私たちは、太平の世に慣れ親しんできた。

第二次オイルショック後の1980年代には、
36カ月連続で景気後退した。
バブル崩壊後の1990年代前半は32カ月。

これからの2年ほどの期間にも、
この二つの時期と同じことが起こるのか。
私たちは、再び同じ道を歩むのか。

しかしスーパーマーケットなど中型店が、
この長期不況に入るときに、
出店にブレーキをかけていないことが、
果たして、それ自体、
「ブルー・オーシャン戦略」となるのか。

再びデジャブの感覚を感じる私には、
赤いものが見えている。

「どうつくるか」ではなく、「何をつくるか」。
“how”ではなく“what”。

それが問題となる時代だからである。

<結城義晴>

 

2008年11月17日(月曜日)

勤労感謝の日に向けて、自ら感謝しつつ勤労し、勤労感謝の日に勤労している店が感謝されるまでになりたい!

Everybody! Good Monday!

いい日です。
いい日になりそうな朝です。

今日も一日、元気と勇気。

東京・横浜では、
例年より1度暖かい。

晩秋の暖かい日。

しかし、夕暮れはすぐにやってくる。

ウォルマートのサンダウンルール。
「太陽が沈むまでに、今日の問題を解決しよう」

夏至が過ぎたら、昼の時間は短くなる。
それが冬至まで続く。
今年は12月21日の日曜日が冬至。
夏至は6月21日の日曜日だった。

冬至に向かうこの最後の1カ月にこそ、
サンダウンルールを適用する。

そうすると、一日がとても有効に使える。
問題が早く解決する。

いかが?

 

さて、11月第3週。
もう目標は、決まっている。
週末の日曜日の23日の勤労感謝の日。
24日の月曜日は、振り替え休日。
だからサラリーマン家庭は、土曜日からの3連休。

もうお分かりと思う。

11月の商人舎標語。
「満足した顧客だけが、再び来店してくれる」
11月自体が、12月20日土曜日から始まる「歳末商戦」のための、
「満足をつくる月間」。
それは、11月の日々の営業にかかっている。

しかし、週中と週末は、対策をガラリと変える。

ウィークデーは、
「節約、倹約。もったいない」

今年、6月からの標語。

ウィークエンドは、
「失敗を恐れない」

ウィークエンドが、今週のように三連休のときには、
ありったけの勇気を出して、
「失敗を恐れない」

 

日本の国民の祝日は、1年に15回ある。
勤労感謝の日は、その14回目の祝日。
最後が12月23日の天皇誕生日。

勤労感謝の日は、昭和23年(1948年)に公布・施行された。
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」
これを趣旨としている。

勤労を尊び、生産を祝う。

アメリカ・カナダのサンクスギビングデーと全く同じ趣旨。

だから私は、自分自身、働き続けてきた人間として、
「勤労感謝の日」をもっともっと盛大にした方がいいと思う。

それには、働く人が、自らの勤労を尊ぶことが大事。
その上で、商品とサービスの生産・提供を祝福する。
最後に国民相互に感謝しあう。

お客様から感謝してもらう「勤労感謝の日」
このレベルまで、引き上げられたら、
お店はとてもよくなると思う。
お店の中では、お客様にはもちろんお知らせせず、
これを秘かな合言葉にできたら、すばらしい。

「勤労感謝の日」に勤労している。

それこそ、国民相互の感謝の対象であるはず。

お店の側に、
お客様から感謝されるような日頃の営業ができているか。
それが問題。

だが、やがては、勤労感謝の日に、
店を開けているだけで、お客様から、
「ありがとう」
こう言ってもらえる店になりたい。

それが今週の目標。

いざ、お客様から感謝される店を目指して、今日も。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

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