昨日は、環境がらみの日だった。
まず、「サム」君。
商人舎オフィスにやってきた。
家庭用ゴミ処理ロボット。
頭をぱっくり開けると、
中にバイオ菌が入っている。
コーヒーの粉のように見える。
特殊なバイオ菌。
「中島菌」と呼ばれている。
通常のバイオ菌は、コップ一杯180CCに10億ある。
それがこの中島菌は、1円玉1個の容量の中に7億から10億ある。
それが、生ゴミやペットのフンを短時間で食いつくす。
水と炭酸ガスに変える。
しかも臭いが出ない。
これによって、ゴミ処理に使われるCO2とダイオキシンが、
削減される。
そこで、実験。
コンビニのお弁当。
もったいないけれど、サム君の中に入れる。
そして、待つこと30分。
商人舎ファミリーの(株)ブルーチップの宮本洋一常務、
同じく新任の松浦克幸常務、
そしてビーエスエス(株)エコ事業部チーフの室芳久さん。
宮本さんはビーエスエスの社長も兼ねていて、
この会社が「サム」君の販売総代理店。
サム君はペットのフンも食べてくれるので、
結城家のジジにプレゼントしてくれることになった。
いわば、ジジとユウキヨシハルが、モニター。
その記念すべき第一号。
説明を聞きながら、30分。
お弁当のご飯、おかずなどは、
見事に消えた。
30分では、少し、鶏肉などが残る。
しかしこれも、2時間くらいで、完全に水と炭酸ガスになる。
さまざまな注意事項があって、
サム君も万能ではない。
しかし、その効果を試してみる価値は十分にある。
ジジとのご対面は、本日。
日曜版でご披露の予定。
サム君を囲んで全員で記念写真。
昨日はもうひとつ、環境問題。
13時30分から東京・丸の内の日本工業倶楽部2階大会堂。
(財)有機質資源再生センター主催第1回シンポジウム。
同財団(平冨郎理事長)は、2000年に設立され、
有機性廃棄物を利用可能な資源として再生し、
廃棄物の資源循環及び地球温暖化の防止に貢献することを、
目的としている。
そして2002年から食品循環資源リサイクル活動を進めて来た。
本シンポジウムは、この活動の一層の促進を目指して開催された。
テーマは、
「ストップ・ザ・地球温暖化」
バイオマス資源の利活用によって循環型社会構築を目指している。
はじめに平冨郎理事長より挨拶。
「関係業界あげて、
バイオマス循環型社会構築に、
努力していきたい」
4時間に及ぶ講演とパネルディスカッションは、
第1部基調講演、
第2部現場からの事例報告。
第3部のパネルディスカッションでは、7人の講師が登壇、
有機質資源の飼料化、エネルギー化をテーマに、
活発な討論が展開された。
参加者は小売り、卸、メーカーなど、
およそ130名、21世紀最大のテーマについて熱心に聴講した。
「この目の前のゴミを一つ拾う。
それで地球からゴミが一つ減る」
この精神で、私たちの地球の「高温化」に対処しなければならない。
宮本さん、平さんに、
感謝。
「右、左、上、下。
どっちを向いても感謝(水口健次)」
商人舎12月の標語。
<結城義晴>