結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年12月05日(金曜日)

コーネル大学RMPジャパン第3回講義は立地戦略と店づくり

上田惇生先生の講義「ドラッカーの真髄」、
それに荒井伸也先生の「スーパーマーケット原論2」、
矢作敏行先生の「小売イノベーション2」。

凄い講義目白押しだった3日の興奮もさめやらぬままに、
4日から実務論に入る。
コーネル大学リテール・マネジメント・オブ・ジャパン1
講義の前の、なごんだ風景。

朝9時から浅香健一先生の「立地と出店戦略」。
asaka
1.業態と立地
2.立地選定のポイント
3.出店における失敗の要因
4.売上高予測モデル
浅香先生はハフモデルを使う。
そして最後に、既存店売上高予測に関して。

基本的な課題を分かりやすく解説。

第2時限、第3時限は田村洋三先生。
「店づくりの理論と技術」

田村
1.行動科学からみる動線計画
2.人間工学からみる陳列技術
3.商圏と店舗フォーマット
4.NSCの機能と配置
5.売り場レイアウトの基本と応用
6.バックルームづくりの基本と応用

午後は、
7.店づくりの段取りとその変化
8.店舗デザイン
9。設計デザイン
10.エコストア開発
などへ進んだが、2時限でも、時間は足りない。

田村先生の最近の関心事「エコストア論」は、
十分に、語ることができなかった。

田村先生の講義をはさんで、食事の後、ランチョン・スピーチ。

「結城義晴の文章法・訓練法」
この項目の中に、
ピーター・ドラッカー方式の論文執筆法がある。
それだけご披露。
①テーマに関連するメモをつくる。
②メモをまとめて、レジュメにする。
③レジュメを見ながら話し、テープに吹き込む。
④テープ戻しをして、タイプ(ワープロ)に打ち込む。
⑤文章を入れ替え、手直しして、完成させる。
⑥「これが結局、一番速い」。

私の持論とぴたり符合する。

さて最後の講義は、私。
「チェーンストアの経営概論」

立教大学大学院のビジネスデザイン研究科では、
前期に24時限を使って講義する内容。
それを90分に切り詰めて、
一気に講義。
結城
ゴドフリー・レブハーの『チェーンストア』から始まって、
日本のチェーンストア経営理論までで終了。

私の講義は、来月に続きます。
悪しからず。

さて今日の最後は、毎週金曜日の「林廣美のこの一品」
金曜日に林先生から惣菜の一品をご提案いただき、
週末にお客さまにご提案しようという企画。
12月最初の週末は、
かぼちゃ旨煮
カボチャ
「冬に風邪をひかぬよう、冬至の前からご用心」

12月21日が冬至。
冬至には、カボチャを食す。

なぜか。

冬至には「ん」のつくものを食べる。
すると「運」が呼びこめる。
こういわれて、冬至には「ん」のつくものが食べられる。
ニンジン、ダイコン、ぎんなん、キンカン、レンコン。
「運盛り」というそうです。

そしてカボチャ。
別名、南瓜(なんきん)。

カボチャはビタミンAやカロチンが豊富。
冬の万病の元・風邪の予防に効果的。

カボチャの旬は本来、夏。
しかしカボチャは長期保存が効く。
だから、冬至にピタリ。

カボチャに砂糖をまぶして、
耐熱性のあるポリ袋などに入れ、平らに並べる。
袋ごと蒸し器かスチコンで15分加熱する。

すると色鮮やかで、おいしい「かぼちゃ旨煮」 が出来上がる。

どうぞどうぞ。
売りましょう。

21日の冬至まで、ずっと。

良い週末を。

<結城義晴>

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