2008年師走の大晦日。
今年最後の日。
最悪を想定して、
最善を尽くす。
今年1年がそうであったように、
来年も、そうありたい。
2008年の日本の株価は、42%も下がった。
それによって、日本中の時価総額は200兆円分、目減りした。
貨幣経済は、2兆ドル減少。
それが実体経済に、深刻な影響を与える。
だから貨幣経済の中で目減りしない預貯金高が、
俄然、大きな存在となってきた。
しかし預貯金高には、特徴がある。
「人間というものは、
現にもっているものに加え、
さらに新たに得られるという保証がないと、
現にもっているものすら、
保有している気分になれないものである」
<『マキアヴェッリ語録』(塩野七生)より>
その預貯金高として眠っている金を、
還流させ、実体経済に貢献させる。
そんな声が、来年はますます高まるに違いない。
商業やホスピタリティ・ビジネスの出番である。
今年、4月17日の商人舎発足の会。
4時間に及ぶ結城義晴の講演テーマは、
「小売流通業・サービス業が、
21世紀の日本を救う」
実体経済が、経済立国としての日本の基盤である。
それが私たちの子や孫、
さらにその子供たちの時代のインフラとなる。
実業と実体経済とに目を向けつつ、
次代の社会を考えることは、
健全な生き方に違いない。
しかし、商業やホスピタリティ・ビジネスが、
日本の基幹産業となるといっても、
厳しい年になることは、間違いない。
だから、
最悪を想定して、
最善を尽くす。
故中部銀次郎さんの言葉。
孤高のアマチュアゴルファー。
私が最も尊敬する人のひとり。
再び、マキアヴェッリ。
「なにかを為したいと思う者は、
まずなによりも先に準備に専念することである。
機会の訪れを待っての準備開始では、もう遅い。
好運に微笑まれるより前に、
準備は整えておかねばならない」
来年は、準備の年。
みんなにとって。
といっても、来年とは明日から始まる日々のことで、
特別に大きく変わるものではない。
淡々と、明日を迎えたい。
落ち着いた心持ちで、準備を。
最後に、今年1年の結城義晴のブログ[毎日更新宣言]
ご愛読、感謝したします。
お約束通り、365日+1日、続けることができました。
今年1年、毎日、ブログを書けたことに、
心から、感謝したいと思います。
事故もなく、
怪我や病気も乗り越え、
泥酔も少なく、
意識不明にも陥らず。
ありがとうございました。
ここで、いったん、
気持ちに区切りをつけたいと思います。
右、左、上、下。
どっちを向いても感謝(水口健次)。
<結城義晴>