結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年01月31日(土曜日)

商人舎設立1年「右、左。上、下。どっちを向いても、感謝」

昨夜のこと、メールが届きました。
商人舎発足の会発起人のおひとり、
すなわち商人舎ファミリーで、
群馬県大間々町・足利屋洋品店社長の松﨑靖さんから。

結城義晴様
メールをありがとうございました。
今日、商人舎さんから寒中見舞いのお手紙とブログの抜粋が届きました。
ありがとうございます。
何度か「毎日更新宣言」のブログに返信を書いたのですが、
上手く届かなかったようです。
「小さく、狭く、濃く、深く」は、
いつも心に留めておきたい言葉です。

新しいホームページ、
まだまだ不具合が起こるようです。

私も、昨朝、書き上げた長文のブログが、
アップのボタンを押したとたん、消えてしまいました。

大変なショックで、
気を取り直してもう一度、長文を書き直して、
今度は慎重に、「プライベート」というボタンを押して、
一時、保存しようとしたら、
また消えてしまいました。

再度のショック。

それでも、みたび、気を取り直して、
何とか書き上げたのが、昨日のブログです。

こんな不具合が、書き込みの投稿など、
さまざまな箇所で起こっています。

それでも、スタッフは、日夜、
修復に勤しんでくれています。

もう少々、お時間をください。

より良いものをつくろうと必死の思いで、
頑張っています。

「無茶はせず、無理をする」

今年の標語、そして1月の標語ですが、
このホームページ自体が、
「無茶」と「無理」の境目あたりにあって、
だから不具合も出る。

しかし、それなくしては、
新しいより良いものも創り出すことはできません。

以前のブログも、大変な思いをして作り上げましたが、
今回は、その何十倍も大変です。

以前はロリポ・ブログという既成のパッケージを使いました。
今回は「ワード・プレス」というシステムを使って、
根本から自作しています。
商人舎スタッフ&協力メンバーが、
昨年秋から、年末年始を返上して、
まさしく手づくりでこの仕事に励んできました。

お許しください。
そして励ましのお声をください。

さて、今日で、
株式会社商人舎、目出度く、設立丸1年。

ありがとうございました。 (さらに…)

2009年01月30日(金曜日)

丸井今井の民事再生とパチンコ・チェーンストアの蛻変

北海道の地方百貨店・丸井今井が、
民事再生法適用を申請。  

ナンバー1のマーチャンダイジング力を持つ伊勢丹が、
2005年から支援するも、その効果は表れず。
負債総額500億円。

朝日新聞は「寒さ募る地方百貨店」
日経新聞は「地方百貨店、苦境深刻に」

かつて私が駆け出しのころ、
『ストアーズレポート』誌編集長だった椎名誠さんが、
愛をこめて、批判した。
「痴呆百貨店」と。  

その『ストアーズレポート』、
このたび創刊50周年を迎えた。
風間晃編集長、おめでとうございます。
心から祝福し、激励のエールを贈ります。

一方、そごうと西武百貨店も、この夏、合併する。
中間持ち株会社ミレニアムリテイリングの子会社になっている。
そしてミレニアムリテイリングは、セブン&アイ・ホールディングスの傘下にある。

作家・安土敏さんは、もう20数年前から、看破していた。
「総合スーパーは大衆百貨店である」  
スーパーマーケットではないし、ディスカウントストアでもない。

アメリカのシアーズやJCペニーは、
デパートメントストアと同列に考えられている。
イギリスのマークス&スペンサーも、
大衆的なデパートメントストアと認識されている。

だからイトーヨーカ堂とそごう、西武百貨店は、
長い目で見れば、やがて同じグループに位置づけられて、
再生されていくに違いない。

総合スーパーにも百貨店にも、
イノベーションが求められている。

蛻変の時期が、もう、とうに来ていた。

蛻変とは、蝉が、殻を破って、姿を変えること。

百貨店は、その社会的機能を、根本から見直さねばならない。
総合スーパーも、同様だ。

29日には、商業販売統計速報が発表された。
12月の売上高前年同月比は、商業全体で11.3%の激減。  
商業は、産業分類上、小売業と卸売業を統合したもの。
12月の営業成績では、卸売業がマイナス13.9%。
小売業は、マイナス2.7%。

商業全体に、イノベーションが迫られていることは確かだが、
特に卸売業に、蛻変が迫られている。

さて、夕方から、東京駅近くの八重洲富士屋ホテル。
パチンコチェーンストア協会新年賀詞交換会・懇親会。   (さらに…)

2009年01月29日(木曜日)

持続可能な成長率と現実の成長率のかい離を知れ!

国際通貨基金(IMF)は、
今年の世界経済成長率を0.5%と予測した。  
これは、かなり確度の高い予測。

そして戦後最低の成長率。

21世紀に入ってから、2007年まで、
世界経済は平均3%ずつ伸びてきた。
そして昨2008年は3.4%の成長を果たした。

しかし今年は、急ブレーキををかけるごとく、
0.5%の成長率まで落ちる。

日本は、昨年がマイナス0.3%、今年がマイナス2.6%。
アメリカは、昨年プラス1.1%、今年マイナス1.6%。  

日本は、サブプライムローンで貨幣経済崩壊と思われているアメリカよりも、
実は、昨年、今年と、悪い。

輸出に頼っていた日本経済の構造が、
世界金融経済破綻の原因をつくったアメリカよりも、
全体の縮小の中で、強い打撃を受けているということ。

世界貿易量は昨年プラス4.1%、今年マイナス2.8%。

グローバリゼーションといったトレンドの中で、
世界の経済は密接に絡み合っていることは確かだが、
日本の経済が、他力本願過ぎたことは否めない。

自力で、経済を活発にし、
消費を活性化させる。

いや、経済と消費は、コインの裏表みたいなものであるから、
これらを自力で、回していく必要がある。

米国第44代大統領バラク・オバマの「新しい責任の時代」という言葉。

自力の消費と経済は、
「元気」のようなもの。
「自分で生み出せる」  

そう、元気は自分で何とかなる。

だから、元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。

こうなる。
しかし自分で生み出せるものには、責任が生じる。
それを忘れてはいけない。

さて、昨日もペガサスクラブ政策セミナー。
東京・グランドプリンス赤坂。
昔の赤坂プリンスホテル。
その五色の間。

今日の講師のおひとりは、高山邦輔先生。  
商業問題研究所所長。

74歳になられた。

私は、駆け出しのころから高山先生にはお世話になった。
ずいぶんと店舗クリニックをご一緒した。
津田沼戦争の分析は、鋭くて、的確だった。

1978年には、全米視察ツアーにもご一緒した。
高山先生がコーディネーター。
弱冠26歳の私が、㈱商業界代表。

ロサンゼルスから入って、カンザスシティ、シカゴ、
そしてニューヨーク、サンフランシスコ。

このとき、90年代対策店舗の前の、
すなわちエブリデーロープライスを始める前のウォルマートを訪れた。

ドイツから参入したばかりのアルディ第1号店も取材した。

ニューヨークの百貨店ブルーミングデールは、
世界のホットファッションをリードしていた。

その高山先生の講義は、
「財務問題・持続可能な成長率」。  
あなたの会社、あなたの店の、持続可能な成長率を知ることができる。
その持続可能な成長率と実際の成長度を比較する。
そして今後の政策を立てる。

これが、可能なのだ。 (さらに…)

2009年01月28日(水曜日)

ペガサス政策セミナーで渥美俊一が訴えたこと

このホームページ巻頭のテロップ「流通ニュース」。
日本ショッピングセンター協会の発表。
日本は現在、まさにショッピングセンター時代だが、
そのショッピングセンターの12月商戦は、前年同月比5.4%減だった。

日本経済が、今年、マイナス5%という予測があるから、
昨年末の商戦が、一年続きそうだということ。

今日も、商人舎ホームページをご訪問くださって、
ありがとうございます。

さて昨日から今日まで、東京・グランドプリンス赤坂で、
ペガサスクラブ政策セミナー。  
大盛況。

主催者の渥美俊一先生は、82歳で、
私の両親と同い年だが、すこぶるお元気。

ペガサスセミナーは、1970年に第1回が開催されて以来、
今回の政策セミナーで通算2484回。

7月下旬の下半期政策セミナーで、
めでたく2500回を迎えるという。

凄いことです。

「チェーンストア産業づくり」というテーマを掲げて、
政策・戦略と技術に関するセミナーが、2500回開催された。

大きな社会貢献。 (さらに…)

2009年01月27日(火曜日)

「小さく、狭く、濃く、深く」数表改革を始めよ!

「数表改革だ!」
昨日の、パチンコホールのダイナム会長の佐藤洋治さんの言葉。

仕事に使う数表。
ダイナムは、今期、絶好調だが、
2年前から、「数表改革」によって、
業績を飛躍的に改善させた。

「コンピュータから出てくる数表を、
漫然と、見ていてはならない。
そんな数表は、単なる資料だ」

「現場の問題が浮き彫りになり、
個店の解決策が提示され、
解決の行動に向かえるような数表を、
知恵を出して、つくらねばならない」

数表には、意思がなければならない。
意味が込められていなければならない。

ダイナムは、1兆2000億円の年商で、
299店のパチンコホールを展開する。

その300店になろうとする店舗を、
5つに分類した。

さらに重要視すべき数値指標を主に3つに絞り込んだ。

この15マスの数表で、
会社の状況がすべて把握できる態勢をつくりあげ、
「数表改革」を実現させた。

仕事と業務に数表を使うときには、
元の数表を改めなければならない。

「Think Small」
サム・ウォルトン。

「小さく、狭く、濃く、深く」
結城義晴。 (さらに…)

2009年01月26日(月曜日)

「恐れることをこそ、最も恐れなければならない」

Everybody! Good Monday!

今日は、日本海側⇒雪、太平洋側⇒晴れ。

「朝青龍、帰ってきました」
復活した男がいた。

圧倒的な人気は、白鵬。
プロレスでは、ベビーフェイスという。
誰にも好かれる「赤ん坊顔」の意味。
それに対して、ヒール役の朝青龍。
悪役を表すが、本来、靴の「かかと」の意味。

しかしそのヒールが、
通算23回目の優勝で、貴乃花の22回を抜いて、涙。

こんなご時世だから、
「復活」のニュースは、みんなを元気づける。

さて、2009年1月の最終週が始まる。
皆さん、いかがだっただろうか。
良い1月だったのか、それとも、
あまり芳しい内容のない1月だったのか。

バラク・フセイン・オバマ米国大統領は、
「グリーン・ニュー・ディール政策」を発表。

2年間で8000億ドル(1ドル100円換算で80兆円)の景気対策。
その中で、石油に代わる再生可能エネルギーの生産に力を入れる。
この開発・導入に、10年間で1500億ドル(約15兆円)を投入し、
500万人の雇用を生み出す目標。

「グリーン・ニュー・ディール政策」の柱は、
風力発電、太陽光発電、バイオ燃料などだが、
これらが3年で2倍に増化される。
さらに200万世帯が省エネ化される。

こんな具体的なプランが発表され、
投資と需要と雇用を創出させる。

ジョージ・ブッシュ前大統領が、
極めて20世紀的な「オイルマン」であったから、
オバマ大統領が「エコロジーリーダー」となって、
改革を進める。

そのために、エネルギー省長官に、
ノーベル物理学賞受賞者のスティーブン・チュー博士が指名され、
ベンチャー企業に多額の支援が行われる。

この志と方向性は、正しいと思う。

オイルマンたちの妨害を、どのように、
撥ね退けるか。

そして、この「グリーン・ニュー・ディール」で、
米国と世界の実体経済を、どこまで活性化させることができるのか。

お手本となる「ニュー・ディール政策」の
フランクリン・ルーズベルトは、言い残している。
「恐れることをこそ、
最も恐れなければならない」

これからの1年、2年。
私たちも、「恐れることこそ、恐れなければならない」
けれど、無謀な行動は慎まねばならない。
だから今月の標語。
「無茶はせず、無理をする」

さて、2月に向かって、私たちの仕事も、
「恐れることこそ、最も恐れなければならない」

2月のイベントは、3日火曜日の節分と翌日4日の立春、
抜群のタイミングで土曜日14日のバレンタインデー。
そして、暦上は、最も寒い日々が続くが、
少しずつ春が見えてくる。

知識商人の「元気」の出しどころだ。

このときベビーフェイスよりも、
ヒールの方がドラマティックかもしれない。

heelは「かかと」だが、
healには「回復する」という意味がある。

相撲界の「かかと」は、
恐れることを、最も恐れたにちがいない。  

ただし、世界はもうオイルマンの時代ではない。
エコロジーリーダーの大義が必要なときだ。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2009年01月25日(日曜日)

ジジの心待ち[日曜版]

mae
「光の春」は二月ですが、
今日は、光の春のような日です。
花
ベランダのお花も、
かがやいています。

部屋にはってくる光も。

今日はボクも、ひとあしさきに、
春のキブン、マンキツします。
ue

でも、「春眠暁を覚えず」とも、
いうそうです。
シュンミンにも、ずいぶん早いけれど、
ボクは、そんなキブン。
neru2
ユウキヨシハルのおとうさんが、
仕事場でシゴトするとき、
いつもボクは、足もとの、
カーペットのうえで、
「シュンミン」です。

このごろおとうさんは、
シゴトばかり。
寝る1
だから、ボクも、
「シュンミン」ばかり。

「シュンミン」のあとは、いつものテレビの前。
konnnitiha
ここも、あたたかいから。

これから、顔をあらいます。
まず、舌で、
鼻を、ぺロリ。
perori

それから、舌で、
手を、ペロペロ。
peroti2

前足と、おもっているニンゲンもいますが、
ボクにとっては、手です。
jiij3

手で、顔を、きれいに、
ふきます。
kao
これを、まいにち、
かならず、します。

ボクは、きれい好きなんです。
hidari
去年は、二月のはじめに雪がふった。
つぎの週に、光の春がやってきた。
そのあとで、ほんとうの春が、
やってくるんです。

ボクも、シュンミンしながら、
春をこころまちしています。

おとうさんのシゴトが、おわりになることも、
こころまちしています。

<『ジジの気分』(未刊)より> 

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結城義晴・著


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