今日は、最近気づいたこと、あれこれ。
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バラク・オバマ大統領の議会演説。
姿がいい。
態度がいい。
言葉がいい。
「我々は、再建し、復活し、
アメリカ合衆国は強くなって蘇る」
We will rebiuld,we wil recover,
and the United States of America Will emerge stronger than before.
「今は、大胆に、賢く、行動する時だ」
Now is the time to act boldly and wisely.
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コンビニのローソンが、am/pmを買収で基本的合意。
買収価格は145億円。
ローソンにとっては、きわめて安い買い物。
1万0600店のチェーンストアとなる。
セブン-イレブンが1万2100店。
ファミリーマートは7300店。
ローソンの最大株主三菱商事は、イオンの最大株主で、
イオンには、ミニストップ1900店のコンビニがある。
だから三菱商事のグループは、
トータル1万2500店もコンビニチェーンをもつことになる。
am/pm相澤利彦社長は、
「我々の規模で生き残っていけるのか」と発言。
クリティカル・マスのポイントは、17%といわれている。
店数での数値だが、
セブン-イレブンと、
ローソン、am/pm、ミニストップは、
それぞれ日本全体のコンビニの27%ほどの
クリティカル・マスを10ポイントも超えた存在となる。
背景に総合商社がある。
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このホームページの「結城義晴の知識商人対談」。
ライフコーポレーション岩崎高治社長との会話集。
岩崎さんも三菱商事から小売業にきた。
岩崎さんの発言に対する私のコメント。
「住友商事からサミットストアに行かれて、
社長、会長を務められた荒井伸也さんが、
商社の仕事とスーパーマーケットの仕事の違いを、
スポーツに例えています。
商社の仕事は例えば柔道の団体戦のようなものであって、
5人出てそれぞれが、1人ずつが勝ち抜きで柔道をする。
試合をする。
だから一人一人の力量が必要。
けれども食品スーパーマーケットには、
野球やサッカーのようなポジションがあって、
それぞれの分業があって、
全員で一つのボールを追いかけてゴールしなければならない。
もしくは得点しなければならない。
ポジションや役割、分業には、
全員のチームワークが必要である。
そこが商社と違うんだ」
コンビニという小売業に、
総合商社が絡んでくる。
しかしそこには、
荒井伸也さんや新浪剛史さん、岩崎高治さんのような、
「分業」が理解できる人がほしい。
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一昨日、東京・泉岳寺。
「紋屋」。富山の料理屋。
㈱プラネット社長の玉生弘昌さん、副社長の井上美智男さんと、
ランチミーティング。
この店は、落ち着きがあって、良い。
私と井上さんは煮魚定食。
玉生さんは焼き魚。
暖炉の火が、心を和ませてくれる。
考えてみると、玉生さんも井上さんも、
ライオンから出て、プラネットをつくった。
1985年に、通信事業の規制緩和を契機に、
日用品・化粧品業界の有力メーカー8社の合意の下、
流通システム最適化のための業界共通インフラ構築を目的として、
設立された。
ここには、社会的分業の概念があった。
プラネットは、この分野のEDIの会社として、
日本の消費財の世界になくてはならない機能を果たす。
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セブン-イレブンも、
ローソンのグループも、
プラネットも。
三菱商事も三井物産も住友商事も。
社会的機能と社会的分業の本質を知らねば、
成長はおろか、生き残りも危ない。
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We will rebiuld,we wil recover,
and the United States of America Will emerge stronger than before.
Now is the time to act boldly and wisely.
ミスター・オバマの声が耳に残る。
<結城義晴>