Everybody! Good Monday!
2009年3月30日です。3月の最後。
今週水曜日から、4月に入ります。
気持ちを入れ替えて、
元気を出していきましょう。
このホームページの巻頭テロップ「流通ニュース」。
2月の商業販売統計速報で、
商業販売額は38兆8620億円。
前年同月比21.5%の減少。
今年2月から、潮目がさらに変わった。
内訳。
小売業9兆9760億円(5.8%減)、卸売業は28兆8860億円(25.8%減)。
卸売業が惨憺たる状況。
4分の1も減じた。
ただし季節調整済前月比は、商業全体で4.7%減、
卸売業5.4%減、小売業0.3%減。
1年前と比べると、大きくマイナスで、
1か月前と比べると、なだらかなマイナス。
大型小売店販売額は1兆4497億円(6.7%減)。
百貨店は5144億円(11.8%減)、
スーパー9353億円(3.6%減)。
既存店は、百貨店11.4%減、スーパー6.3%減。
商品別には、衣料品15.1%減、飲食料品3.6%減、その他10.6%減。
飲食料品も減った。
もちろん昨年がうるう年で、今年は1日分少なかった。
コンビニの売上げ動向が、
日本の消費全体のトレンドをよくあらわしている。
その数値は、5882億円(4.0%増)。
えっと、思うかもしれない。
そのコンビニの商品別動向。
ファーストフードと日配食品1976億円(3.0%減)、
加工食品1746億円(2.1%減)、
非食品が1917億円(20.1%増)。
サービス売上高は243億円(1.2%増)。
非食品は、タバコ。
タバコ神風景気がコンビニに吹いている。
そして、サービスが伸びている。
私の持論。
「すべての商売がサービス業化しなければならない」
さて、昨日から埼玉県飯能市泊。
流通業界の隠遁者・杉山昭次郎先生のところへ来て、
議論しつつ、飲んだ。
㈱リテイルマーケティング研究所代表の浅香健一先生とご一緒。
浅香先生は、コーネル大学RMPジャパン講師でもある。
「杉山昭次郎のときどきエッセイ」のブログ。
「スーパーマーケットの競争力強化の視点」というコンセプトで充実していく。
先生からその構想のレジュメが出された。
まだブログ自体は、小難しいし、固い。
私が、僭越にも、ブログの書き方をご伝授。
今後を、ご期待いただきたい。
そこで出たこと。
「現代化」とは、「融合」であるということ。
杉山先生の説は、
「古今東西の価値観の融合」
「新テクノロジーと商人道精神の融合」
私は、「融合とはオクシモロンの問題解決」という説。
さらに、アカデミズムとジャーナリズム・実務との関係。
前者が鳥の目、後者は虫の目。
商業販売統計は、鳥の目で見る全体像。
自分の仕事を虫の目で見る。
虫の目が、好きな人が多いが、
鳥も目も不可欠。
そして鳥の目と虫の目の融合が、
さらに大切だ。
さあ、今週が始まる。
4月が始まる。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>