まさに春爛漫。
いい季節です。
まず、お知らせ。
このホームページ右段に新コーナー登場。
「アメリカ視察のBlog記事を読む」
これ、意外にエキサイティングで、面白い。
それから「スタッフ日記」
これも臨場感があって、面白い。
3月のアメリカ小型店視察の顛末が載っている。
そして6月18日から1週間の「USA定番視察研修会」のお知らせ。
今年は、フェニックス、オースティン、ダラスです。
これも、期待に胸が膨らむ。
ゴールデンウィーク前までには、メンバーの決定をします。
もう一つのお知らせは、「コーネル大学RMPジャパンの講義録」。
今回は、サミット松戸新田店でのLSP視察の一部始終を、
大高愛一郎事務局長が毎日更新で連載中。
これも必読のページ。
お楽しみください。
さて、自販連という組織がある。
日本自動車販売協会連合会。
平成20年度の登録車ブランド別販売状況が発表された。
1位 フィット(ホンダ)。
15万2185代台(前年度比2.7%増)。
フィットは2年連続トップ。
2位 カローラ
3位 ヴィッツ
4位 パッソ
5位 プリウス
以上、みな、トヨタ自動車。
6位 フリード(ホンダ)
7位 セレナ(日産)
8位 クラウン(ご存知トヨタ)
9位 ヴォクシー(トヨタ)
10位 デミオ(マツダ)
さて、このランキングのうち、
前年の売り上げ台数を上回ったのは、どのブランドか?
その伸び率順位は?
クイズです。
答えは、
第一位 ハイブリッド車のプリウス。
15.6%増の7万0618台。
平成19年度の11位から躍進。
第二位、なんとクラウン。
7.8%増。6万4387台の販売。
売上げ順位2位の大衆車の代表カローラが、
12万5160台で15.1%のマイナスだから、
クラウンは、カローラの半分以上の台数を売ったことになる。
第三位が、パッソ。
5.6%のプラス、7万9571台。
そして伸び率第四位がフィット、2.7%。
フィットは、販売台数もトップで、
現在の自動車販売のトレンドを体現している。
あとは全部、伸び率マイナス。
全国軽自動車協会連合会が発表した軽自動車のランキングは、
1位 ワゴンR(スズキ)で、7.0%減。
6年連続首位だが20万8494台。
私のいう、「最良のベーシック」。
分かってもらえただろうか。
かつてのベーシック「カローラ」は落ち込んだ。
(コンベンショナルでいまだ第2位を確保しているのは凄いが)
同じくコンベンショナルなホンダのシビックは
ベスト10にすら入っていないし、
日産のサニーは生産すら中止された。
アメリカのスーパーマーケットでも、
コンベンショナルタイプ(伝統型)は見るも無残。
日本のファミリーレストランも同様。
現在の自動車の「最良のベーシック」は、
小型車のニューライフスタイル型のフィットであり、
パッソが急追している。
そして「差異が価値を生む」を表しているのが、
時代の要請を受ける「プリウス」。
さらに時代を超えた「差異性」を有する「クラウン」。
小売業の商品、店舗の伸び率と、
これは同期している。
「最良のベーシック」
そして「差異が価値を生む」
「プリウス」の大衆普及版が出たら大ヒットするに違いない。
<結城義晴>