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日経消費DIの4月の業況判断指数は、
1995年の調査開始以来、最低となった。
そんなときにも好調な企業はある。
好調な企業には、好調な理由がある。
㈱成城石井社長の大久保恒夫さんが、
商人舎オフィスを訪ねてくださった。
好調な理由を持つ好調な企業。
訪ねてくださったといっても、成城石井本部の住所は、
横浜市西区北幸2-9-30
商人舎の住所は、
横浜市西区北幸2-15-15
ともに郵便番号は、220-0004
本当に、隣組。
親しいお付き合い。
大久保さんは、コーネル大学RMPジャパンの第一期生でもあるし、
「知識商人CDオーディオセミナー」の対談にご出演いただいたばかりでもある。
「知識商人対談」は商人舎と商人ねっとのコラボレーション企画。
大好評です。
そして、本ホームページ「結城義晴の知識商人対談」でも、
「第2弾 大久保恒夫の巻」として、昨日からシリーズがスタートしたばかり。
第1弾は「岩崎高治の巻」で、大好評だった。
ご存知、ライフコーポレーション社長。
岩崎さんの巻に、負けず劣らず、
大久保さんの巻は、面白いし、役に立つ。
是非ご覧いただきたい。
その大久保さん、現在、開発本部長を兼ねる。
躍進の成城石井の出店立地は、すべて大久保さん自身が決めている。
「社員に決めさせるのは、酷です。
社長が決めるのは、社長が責任をとれるからです」
こういうところが、大久保さん、いい。
社長としての自分の役割を、
社員を思いやって、よく知っている。
駅ビルやターミナル立地の店舗も、
絶好調。
「店舗段階の営業利益は10%です。
しかも1年半で黒字化する」
凄い話です。
かつては、駅ビルやターミナルは、
家賃が高いからスーパーマーケットの立地ではない、とされた。
しかし、営業利益10%も出て、
1年半で投資回収できれば、
十分に「よい立地」だ。
ただし、これができるのは成城石井だから。
残念ながら、いかりも大丸ピーコックも、
こういった立地から撤退しはじめている。
大久保さんとは、野田岩でうな重の昼食をとりながら、
そして商人舎オフィスでコーヒーを飲みながら、
2時間近くも話し合った。
あっという間に時間が過ぎる。
私、とても幸せだった。
何しろ「北幸」の隣組。
写真のうれしそうな顔、見てください。
大久保さんの言葉。
「私、小売業大好きです。
いまも、とても楽しい」
「小売業は、10のうち3くらいを、指示してあげれば、
現場がどんどん遣り甲斐をもって、やってくれる業種です。
あとの7まで、あれこれ言う必要はない。
そして大事なことは、重要な3をハッキリ示して、
7は消してしまうことです」
これはまさしく、ドラッカー先生の考え方と一緒。
“It’s the abilities, not the disabilities, that count.”
「重要なのは、
あなたにできることである。
できないことではない」
「成城石井をウェグマンズやナゲット・マーケットのような、
働きたいと思われる企業にしたい」
私、家に帰って夜、大学生の娘に、本気で薦めた。
「成城石井に入社したら面白いぞ」
その後、東京・神田の日本セルフ・サービス協会へ。
コーネル大学RMPジャパンの6月講義の打ち合わせ。
6月は、シミュレーション・ゲームを展開します。
楽しい講義です。
メイン講師の浅香健一先生と、
サブ講師の㈱エス・アイ・ピー代表取締役の森順治さん、
そしてコーネル・ジャパン大高愛一郎事務局長、
FMIジャパン事務局長の中間徳子さん。
みんな加わってもらって、大検討会。
そして記念写真。
その後、新橋のユニバーサル・シェル・プログラミング研究所へ。
代表取締役所長の當仲寛哲さんと打ち合わせ。
「商人舎コンピュータ・リテラシー研究会」
當仲さんは、その座長であり、コーネル大学RMPジャパン講師。
5月からこの研究会も、新しい展開になります。
打ち合わせが終わったら、
銀座のローマイヤーで食事会。
當仲さんが取締役を務める㈱RKシステムズのお二人も参加。
鹿野恵子さん(右手前)と田中麻衣子さん(奥右)。
浅香先生も中間徳子さんもご参加くださって、
楽しいひと時。
今日は、幸せが、向こうから、
私のところにやってきた。
なんたって、きたさいわい(北幸)。
さいわいがきた(幸が北)。
心から、感謝。
<結城義晴>