Everybody! Good Monday!
2009年4月最終週です。
そして今週金曜日から5月。
最長16日の連休を取る人は、
もう始まっています。
しかし日本全国で、
本格的な黄金週間気分がスタートするのは、
29日木曜日の昭和の日から。
普通の人々が休んでいるときに働くのが、
商業・サービス業の人々。
2008年7月4日。
昨年の米国独立記念日の日。
私は、ニューヨークにいました。
多くの小売店は、営業せず、お休み。
しかしニューヨーク郊外のニュージャージーのウェグマンズは、
アメリカ国旗を掲げつつ、営業していました。
早朝の売場は、少しゆったりとしていて、
まだまだ出来上がってはいませんでしたが、
常に「働きたい企業100社」の上位に位置するウェグマンズの人々は、
インディペンデンスデーにも、働いているのだと、
温かい気持ちになったものです。
日本も同じ。
日本のゴールデンウィークも同じ。
さあ、働きましょう。
胸を張って、
お客さまのために、
社会のために。
不況の中の日本経済のゴールデンウィークに、
その「財の回転」に貢献する。
これは、基幹産業の重大な役目です。
私は福岡県の出身なので、
子供のころから聞いた話です。
旧八幡製鉄、現新日鉄。
「鉄は国家なり」の製鉄業。
現場の人たちは、
基幹産業を支えていることを誇りにして、
昼夜、休まず、
汗を流しながら、
塩をなめながら、
溶鉱炉に石炭をくべ続けました。
現在の日本では、
商業やサービス業が、
その基幹産業の一翼を担っています。
だからこそ、このゴールデンウィークは、
商業・サービス業の出番なのです。
そのことを実感しつつ、
良い店、
良い売り場、
良い商品、
良いサービスを、
生み出し続けてほしい。
そんなひたむきな知識商人を、
私は誇りに思います。
さて、先週土曜日の日経新聞。
「2月期決算企業の今期予想」の記事。
2010年2月期の予想連結経常利益増加率ランキング。
第1位 ガリバーインタナショナル。
中古車販売の会社で増益率予想は、92%。
第2位 米久。
加工肉製造販売を中心にした企業で、41%増。
第3位 キリン堂。
関西中心のドラッグストアで、28%。
キリン堂会長の寺西忠幸さんは、商人舎発起人のおひとり。
私もうれしい。
そのあとに、食品や外食の企業が名を連ねる。
5位は、プレナスで、持ち帰り弁当チェーン。
6位は、ドトール・日レスホールディングス。
7位は、ラーメンチェーンのハイデイ日高。
8位、広島に本拠を置くイズミ。
9位、イオングループのコンビニのミニストップ。
ここまでが、経常利益率伸び率予想10%以上の企業。
「比較的低価格路線」と日経は表現するが、
「低価格で、品質が確か」といった方がいいし、
総合スーパーを中心に展開するイズミは、
ご存知、「商売は松梅」戦略。
我が家の猫・ジジではないが、
「ショーバイヮ、ショーバイ」と読む。
松の商品と、梅の商品。
高い商品と、安い商品。
コモディティとノンコモディティ。
そのプロフィット・ミックス。
これが、2010年の基本戦略であることは間違いないが、
それがゴールデンウィークの基本戦略でもある。
利益を上げることは、知識商人の技術です。
そのことに、誇りを持つべき。
なぜなら「財の回転」が国家目標になっているから。
さあ、今週も、誇りを持って。
Everybody! Good Monday!