2009年のゴールデンウィークが終了し、
休日の合間のような金曜日。
商人舎ホームページにも、
最新「Today!」記事が続々登場。
「林廣美の今週の惣菜」は、「大きなチキンカツ」。
「商業経営問題研究会」は「結城義晴の蛻変のすすめ」
「杉山昭次郎のときどきエッセイ」は「第8回 組織の変容 まとめ」
そして今月の商人舎標語「現場第一」“Practice comes first!”
さて、今週の5月第2週日曜日は、
「母の日」
その起源は、Wikipediaによると、
アメリカのアン・ジャービスという女性活動家にある。
“Mother’s work Day”(母の仕事の日)と称して、
南北戦争の負傷兵を敵味方問わず介護した。
母の日が、「母の働く日」として始まったことは、
「母」にふさわしい。
実際、日本の家庭でも、
「母の日」といってお祝いしたりするものの、
母の仕事が増えたりするもの。
その後、1870年、女性運動家ジュリア・ウォード・ハウが、
「母の日宣言」“Mother’s Day Proclamation”を発する。
夫や子を戦場にとられるのを拒絶しようという運動。
しかし、母の日が定着したのは、
戦争がらみのアン・ジャービスやジュリア・ハウからではなかった。
アンの娘のアンナ・ジャービスが、
日曜学校の教師をしていた母・アンを偲び、
教会で記念会を催し、
白いカーネーションを贈ったときから、
「母の日」はスタートした。
やはり、「母の日」は、
母への感謝から始まったのだ。
日本では、戦後の昭和24年から、
アメリカに倣って、5月第2日曜日を「母の日」とした。
「国民の祝日に関する法律」というのがある。
「祝日法」という。
ここでは、5月5日の「こどもの日」を規定している。
「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、
母に感謝する」
母に感謝する日が、こどもの日。
その意味で、5日から10日までの6日間は、
「こどもと母の週」ということになる。
誰にも、母はいる。
生きている母も、亡くなってしまった母も。
「ゾウさん、ゾウさん、お鼻がながいのね。
そうよ、母さんも、ながいのよ」
(まど・みちお)
「母さんが夜なべをして、手袋編んでくれた」
(窪田聡)
「あめあめふれふれ、母さまが、
蛇の目でおむかへ、うれしいな」
(北原白秋)
今日の関東地方の雨模様の気分は、
北原白秋だろうか。
<結城義晴>