このまえの日曜日は、
「父の日」でした。
ボクのほんとうの父さんから、
このブログに、
伝言がきました。
うれしかった。
そして、父さんとの写真もおくってもらった。
いちばん上で、ねてるのが、父さん。
「ジンジャー」というなまえ。
「ゴールデン」というチンチラ。
金色で、きれいなからだです。
いつもねてばかりの父さんです。
父さんのお腹のところにくっついているのが、
ボクです。
そのしたに、妹たち。
ヘーゼルとミルキー。
ボクは、父さんが好きでした。
ねることも。
父さんとおなじです。
父さんのことがわかったのは、
とても、よかった。
そこで、火曜日に、
ボク、「蛻変」しました。
「ゼイヘン」といいます。
ユウキヨシハルの人間のお父さんが、
いつも言ってること。
セミがカラをすてて、
ヘンタイすること。
ボクも、ヘンシンしました。
こんなぐあいです。
顔が、大きいのではありません。
カラダが、小さいのでもありません。
体中の「毛」をカットしてもらったのです。
もうすぐ、ツユもあけるようです。
真夏がやってきます。
だから、すっきりした。
うしろのあたまのところは、
こんなふうにカリアゲ。
ボク、気にいっています。
ボクの全貌。
「ゼイヘン」です。
ちょっと、さむざむしく、みえるかもしれないけれど。
動きは、シャープになった。
かゆいところも、かきやすい。
なにはともあれ、
ボクの「ゼイヘン」。
いいものです。
みなさんも、「蛻変」。
いかがですか。
スリムになること、
身軽になること。
いいものです。
「試練の夏」
ユウキヨシハルのお父さんは、
そう言ってますが、
ボクのように「ゼイヘン」したら、
勇気をもって夏をむかえられます。
父さんのこともわかったし。
ふたりの父さんにオーエンしてもらっての、
「ゼイヘン」。
ボクは、元気いっぱいです。
<『ジジの気分』(未刊)より>