日本スーパーマーケット協会10周年記念。
昨日の続き。
私は、10年前のこの協会発足の時、
記念講演をした。
タイトルは、
「スーパーマーケットよ、永遠なれ」
だからこの10年の協会の活躍は、嬉しいし、頼もしい。
恒例のパネルディスカッションのあとは、
記念パーティ。
ところは帝国ホテル・孔雀の間。
入口の前に、名誉会長、会長、副会長、専務理事勢揃いで、
お迎え。
実は、私も、パネルディスカッションの続きで、
一緒に行動していたので、
大塚明専務理事から少し離れたところに立って、
出迎えた。
パネルディスカッションには800人の聴講者がいたが、
このパーティには2000人からの参加者が訪れ、
この出迎えのセレモニーは20分を超えた。
パーティでは、名誉会長、会長、副会長が、壇上に。
清水信次名誉会長(㈱ライフコーポレーション会長)
川野幸夫会長(㈱ヤオコー会長)
横山清副会長(㈱アークス社長)
平富郎副会長(㈱エコス会長)
大桑堉嗣副会長(㈱オークワ会長)
夏原平和副会長(㈱平和堂社長)
齋藤充弘副会長(全日本食品㈱社長)
そして清水名誉会長が挨拶。
清水さんは、6月28日に、
大韓民国「修交勲章光化章」を授与された。
日韓協力委員会の副会長として40年にわたって貢献した功労に報いるもの。
1969年に発足したこの委員会は、
初代会長・岸信介、二代会長・福田赳夫、三代会長・中曽根康弘。
清水さんはずっと彼らの補佐役として、日韓友好に尽くしてきた。
この功績に、イ・ミョンバク大統領が来日し、
直接、勲章を手渡した。
イ大統領は、語った。
「直接、授与できたことを幸いに思います。しかし遅すぎた」
修交勲章光化章は外国人に授与される第一級の勲章。
日本の商業にとっても、うれしいこと。
さらに清水さんは6月と7月に立て続けに2冊の本を出した。
『男の死に方』と『惜別 さらばアメリカ』(いずれも経済界刊)
「これが私の遺言だ」
そう語るが、気力の衰えは全くない。
続いて、川野新会長の挨拶は、力がこもっていた。
「私たちの店のそばで暮す喜びを、
お客様に提供し続けていきたい。
そして製配販の情報交流の起点として、
日本経済の内需拡大の役割を果たしたい」
「この店のある喜び」は、かつて私がヤオコーに贈った言葉。
それを使ってくれた。
それが、私の喜び。
新旧会長のバトンタッチの握手。
政治家も次々に挨拶。
まず、二階俊博経済産業大臣。
東京都議選真っ只中の自民党・細田博之幹事長。
そして公明党・大田昭宏代表。
乾杯の音頭とご挨拶は、賛助会員を代表して國分勘兵衛さん。
ご存知、国分㈱会長兼社長。
パネルディスカッションの内容に触れ、
私の名前もわざわざ引き出してのご挨拶、恐縮。
さて、2000人からの交流会。忙しい限り。
まずは、ライフコーポレーション社長の岩崎高治さん。
いつも、超のつくさわやかさ。
それでいて、しっかり仕事している。
日本セルフ・サービス協会会長の増井德太郎さん。
コーネル大学RMPジャパンは増井さんに支えられている。
そこへ、パネルディスカッションでご一緒した亀井淳さん。
日本チェーンストア協会会長で㈱イトーヨーカ堂社長。
さらに全国セルコチェーン理事長の佐伯行彦さん。
㈱さえき社長。
私、失礼のしっ放し。
お詫びとともに、固い握手。
そして新打ち・横山清さん。
日本のスーパーマーケット協会の大同団結論者。
私も、趣旨に賛成。
少なくとも、政治・行政向けに、
意志一致を図り、統一行動をとらねばならない。
それが行政にも、仕事がしやすい環境をつくる。
そこへ、緒方知行さん登場。
2020新社主幹。
私の㈱商業界の大先輩。
懇親会の最後に、名誉会長を囲んで、
会長・副会長揃い踏み。
考えてみると、全員が、㈱商人舎の発足の会発起人。
私は、皆さんに、感謝申し上げなくてはいけない。
國分さんも、岩崎さんも、
増井さんも、佐伯さんも、
緒方さんも、亀井さんの会社の創業者伊藤雅俊さんも、
みんな商人舎発起人。
ありがたいことです。
そして、勲章を受章した晴れの清水ご夫妻。
奥様がいらっしゃらなかったら、今の清水さんは、ない。
裏方の新旧専務理事のお二人。
並木利昭さんと大塚明さん。
並木さん、ほんとうにご苦労様でした。
見事な仕切りでした。
ライフコーポレーション常務取締役管理本部長として、
一層のご活躍を。
そして大塚さん。
大好評のコーネル・ジャパン講師は、第二期もお願いします。
と、言って、固い握手。
最後に、商人舎ファミリー。
コーネル大学RMPジャパン事務局長の大高愛一郎さんと、
商人舎エグゼクティブ・ディレクターの鈴木敏さん。
いろいろな周年行事がある。
いかにも清水さんの日本スーパーマーケット協会らしい10周年イベントだった。
それが、うれしかった。
<結城義晴>