結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年07月31日(金曜日)

セブンプレミアム「ザ・ブリュー」ヒットし農林水産省改革進む

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セブンプレミアムの「ザ・ブリュー ノドごしスッキリ」  
飲んでみました。

きちんと冷やして飲めば、
予想以上にうまい。

私は、ビール党でもあるので、
飲み方にはうるさい。

必ず、ガラス、または陶器のコップを、
これまたしっかり冷やしておく。
そこにビール、または第三のビールを入れていくが、
わざわざ泡立てるようについでいく。

そして泡が落ち着くのをじっくり待つ。
すると泡の部分が濃縮されて、
ここにそのビールの味のエッセンスが集約される。

泡がアイスクリームのように盛り上がって、
こってりしてくると、
いきなり鼻づらを突っ込むようにして、
喉に流し込む。

すると、まさに「のどごし」で楽しめるとともに、
口から鼻にかけてビールの旨味が残って、
これがいい気分。

そんな風にして、セブンプレミアムを飲んだ。

まず、泡がアイスクリームのようになった。
これは大事。

そのあとで、一気に飲んだが、
その名の通り、のどごしの楽しみは味わえた。
咽喉に旨味が残ったが、
これは、ちと薄い。

私の大好きなヱビスビールのようにはいかない。

しかし、セブン-イレブンで123円ならばお買い得。
ただし、全く同じ商品で、
イトーヨーカ堂で100円、セブン-イレブンで123円は、
顧客としては納得がいかない気分が残る。

日経新聞の企業欄のコラム。
PB「第三のビール」好発進とある。  

発売後1週間。
セブン&アイ・ホールディングスのビール部門で一番の売れ行き。

一方、イオンの「麦の薫り」も、
キリンビールなどの第三のビールの3倍の売れ行き。

どちらもサントリーが製造を担当し、
セブンプレミアムには「サントリー」の名が謳われ、
新しい「ダブルチョップ」方式。

今日は、イオンの「麦の薫り」にチャレンジしよう。

さて、昨日は、朝から、東京・霞が関の農林水産省。
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同省は、昨年末の12月24日に、
農林水産省改革推進本部」を設置した。  
石破茂大臣が自ら本部長になって、
「農林水産省改革の工程表」をつくった。
この行程表に沿って、現在、
政策決定プロセスの見直しと業務・機構改革等に取り組んでいる。

農林水産省総合食料局長の高橋博さんは、その先頭に立っている。
同消費・安全局長に昇進した平尾豊德さんもその一人。

私は、農林水産省、ずいぶん変わってきたと感じている。
もちろん、まだまだという側面も残っていることは確かだが。

行政府が、「マーケティング志向」になること。  
これが日本の国民生活をより良くする。
農林水産省が「マーケティング志向」になると、
日本国民の食生活がより良くなる。

マーケティングの教科書の最初に出てくる考え方。
①生産コンセプト
②製品コンセプト  

これが、農水省の従来の志向。

しかし歴史的には、
③販売コンセプト  
が登場し、次に、
④マーケティング・コンセプト  
の時代になった。
徹底した顧客志向の考え方。
いま、全盛期。

しかし、その後、求められている考え方がある。
⑤社会マーケティング・コンセプト  
社会性のある顧客志向のマーケティング。
安全・安心や環境問題、少子高齢化問題などは、
この考え方なしには解決できない。

農林水産省や総合食料局、そして消費・安全局には、
この社会マーケティング・コンセプトが、
いま、最も必要とされている。

そしてこれは、同時に、
食品生産業、食品流通業、食品小売業にも、
共通して求められている。

社会マーケティング・コンセプトを、
官民一体となって推進すれば、
日本の食品産業は、その技術力・思考力において、
世界をリードすることになる。

私は、そう考えている。
そして、この面では、大いに期待し、
ある意味、楽観している。

<結城義晴>  

2009年07月30日(木曜日)

日本再生酒場で「結城義晴よ、毒を持て」

2009年度「ポイント」マーケットは1兆円超。
凄いことです。

通常、ポイントは100分の1。
だから正味は、ざっと100兆円。

日経新聞の一面トップ記事。

2008年度の発行額は、推定8200億円だった。
それにエコポイント事業費2900億円の上積みが確かだから、
1兆円を超えるという予測が立つ。

しかしこのポイントは、実質的な値引き。
だから粗利益を落とす。

アメリカの小売業では、
ウォルマートがポイントをやらない。
日本のスーパーマーケットでも、
ヨークベニマル、ヤオコーはポイント制度を採用しない。

㈱ヨークベニマル社長の大高善興さんは、言っている。
「ポイントカードを入れると、
現場から知恵が出なくなる」

私は、ポイント制を採用すること自体には、
賛成も否定もしない。
それぞれの企業のポリシーが明確であれば、
それでよい。

ポイントカードを採用したら、
顧客情報と買上げ情報を付け合わせて、
カスタマー・プロモーションを展開すべきだ。

ただ単に、値引き、ディスカウントサービスでは意味がない。

ポイントカードを導入して、
顧客管理をして、
フリークエントショッパーズ・プログラムを展開する。
ここに、「現場の知恵」が出てくる。

そうすれば、先の大高社長の言葉の、
「現場の知恵」は引き出される。

ポイントも道具だ。

その道具をいかに使うかが大切で、
使わない道具ならば、それは不要である。

ポイント市場1兆円のニュースに、
私はまた、「実も蓋もない」ことを考える。

まだ、時差ボケが残っているのか、
それとも疲れが取れないためか。

ブログアップも、時間がずれこんで、
夕方になっている。
申し訳ない。

一部の方々には、ご心配までしていただいた。
ありがたい。

さて、昨日は、朝から、
東京・泉岳寺でカスタマー・コミュニケーションズ㈱の取締役会。
その後、㈱プラネット社長の玉生弘昌さん、副社長の井上美智男さんらと昼食。

午後は、池袋の立教大学研究室。
王利彰先生と久しぶりに、面談。

王先生の外食産業にかける情熱は、素晴らしい。
現在、立教大学の観光学部で教鞭をとられているが、
また新しい試みにチャレンジ中とのこと。
全力をあげて、応援したいし、
コラボレーションも可能となるに違いない。

研究室で、原稿書きに勤しんだあと、
東京駅・新丸ビルの「日本再生酒場」へ。
待ち合わせに絶好立ち飲みの酒場。
日本再生酒場
店舗数73店、年商約40億円のい志井グループ㈱ビーヨンシーの業態の一つ。
立ち飲み“もつやき処”。
「活力あふれる日本の酒場をもう一度」という思いから生まれた。
昭和20年代後半から40年代までのあの活気を取り戻す店。
それが新丸ビル5階にあるから、便利で面白い。

メニューは、段ボールに手書き。
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とりあえず、ビールと超売れ筋の「レバテキ」。

箸は、カウンターの引き出しから出てくる。

ここで、静岡出張帰りのI社S氏と待ち合わせ。
同フロアの「たる善」に席を移して熱談。

「ウェグマンズのコモディティ集中化戦略」
「森の熊さんと二人の人間の話」
盛り上がった。

S氏から、私への温かい忠告。
というかアドバイス。

「結城義晴は、時には毒を持たねばいけない」

これは、効いた。

「毒のある結城義晴」
時には、必要。

なるほど。

書くことにも、語ることにも。
そして考えることにも。

「毒をもって毒を制す」
「毒こそ特効薬」

毒まみれの人間にはなりたくはないが、
毒を持つことは、必要だ。

ありがたき忠告。
心に響いた。

<結城義晴>

2009年07月29日(水曜日)

コーネル・ジャパン卒業旅行記⑥Can you change?で帰国

コーネル大学RMPジャパン卒業旅行。
無事終了し、昨日、デルタ航空で帰国しました。

日本の、東京や横浜の、蒸し暑さ。
ニューヨークも暑いのですが、
こちらの蒸し暑さは、格別のものです。

ニューヨークは、
朝、昼と暑くても、
ドライな暑さ。
その後、夕立があって、
街はすっきりとする。

そんな感じです。

イサカは、ずっと北のほうなので、
ここでの7月は、本当にいい季節です。

さて、現地時間7月27日、月曜日。
ニューヨークの空はカラリと晴れた。
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帰国の日、朝9時に部屋のドアのところにボストンバッグを用意して、
集合は10時半と、ゆっくり。
もちろん、ブログは、午前8時くらいまでに書いて、
久しぶりに余裕の朝。

この旅行中、ブログ書きに追われた。

最初は、午後11時から午前3時くらいまでに書いていたが、
だんだん疲れて、深夜の0時くらいから仮眠するようになった。
そして午前3時くらいに起きて、
ブログを書く。

毎日、平均睡眠時間3時間くらい。
不思議にそれでも、体も気力も充実。

アメリカに来ているからそれができるんだと思う。

朝の散歩をしてから、集合。

そしてバスに乗り込む。

不況のせいか、街中は、意外に空いている。
バスはぐんぐん進んで、
イーストリバーから、マンハッタンを望む。
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最後の講義は、バスの中。

10カ月のすべての講義を思い浮かべつつ。
「Epilogue」から。  

まず第一に、Can you change?  
「あなたは、変われるか?」

これは、私がアメリカにやって来る理由の一つでもある。
アメリカの異文化のなかに身を置く。
そして同業者の仕事ぶりをみる。
小売業やチェーンストアに働く人々に接する。

すると、自分の中からエネルギーが湧き出てくる。
自分を変えるエネルギーが生まれる。

私が、3時間の睡眠で気力充実できるのは、
異文化との接点に、身を置くからだ。
今回は、イサカでコーネルの先生方という私自身の同業者に会った。
だからエネルギーの出力も尋常ではなかった。

だから、変わることができる。

そのコーネルが教える人間の4つの特徴。
①Personality [個性・性格]
②Preference [好み・嗜好]
③Behaviors  [行動・態度]
④Perception [認識・知覚]  

①と②は、変えることができない。
変える必要もない。
しかし、③は変えることができる。
Behaviorsを変えよう。  
そうすれば、④のPerceptionも少しずつ変わってくる。

changeとはそういうことだ。

第二は、「自ら、変われ!」  
自分が変わらねば、
仲間を変えることは出来ない。
自分が変わらねば、
店を変えることは出来ない。
自分が変わらねば、
会社を変えることは出来ない。
自分が変わらねば、
社会を変えることは出来ない。  

これは、私の、決まり文句。
商人舎発足の会でも、同じ言葉を使った。
アメリカ視察研修では、いつも、最後の言葉にしている。

「自分を変えよう」
それは、自分にとって、可能なこと。
自分で,
なんとかできること。
だから「自ら、変われ」

そして最後に[祈り]
変わるものを、
変えられる勇気を、
変わらぬものを、
受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を、
お与えください。  

JFケネディ空港から、デルタ航空。

乗り込む前に、解団式。
上野裕さんの挨拶は、素晴らしかった。
「みんな、変わりましょう」

私は思う。
「化けるくらいに、変われ。
今がチャンスだ」


ケネディ空港で、最後の写真。
第一期生だから全員、指を一本出した。
来年の第二期生は、指二本。
10年後まで、これで行く。

11年目は、足の指まで出すか。

皆さん、ありがとう。
すべての人に、心から感謝します。

全員が、そんな気持ちだった。
全員が、謙虚になっていた。
私には、それがよく分かった。

このときコーネル大学RMPジャパン第一期生は、
確かに、伝説となった。  

<結城義晴>  

2009年07月28日(火曜日)

コーネル・ジャパン卒業旅行記⑤マンハッタン漫遊

7月28日、夕方6時、帰国しました。
コーネル大学RMPジャパン第一期生全員、無事。
副学長と事務局長も、無事。

しかし、ブログは現地時間7月26日、
ニューヨーク・マンハッタン。
ノボテルを朝9時に出発し、
フード・エンポリアムの最新店へ。
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地下一階と1階の2フロア店舗。
500坪弱の店で、地階は旧態依然。

1階をリニューアルし、惣菜・デリを中心に、
コンビニエンスなニーズ対応の売り場とした。
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イートインのコーナーが、道路側に面して明るく、
朝食、昼食に対応している。

アメリカには、日本の流通業のなかの機能としてのコンビニがない。
だから、大都市の真ん中や高級住宅街で、
コンビニ機能を担うフォーマットがつくられる。
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それがこのフード・エンポリアムのリニューアル1階部分。

フード・エンポリアムは、A&Pの傘下にある。
アップグレードタイプの店。

そのアップグレードのなかでも、さらにアップスケールを狙った。

次は、ユニオンスクェアのトレーダー・ジョーズ。
おなじみの店。
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どんなツアーでも、どんなエリアでも、
トレーダー・ジョーズがあれば、
必ず入ってみることをお勧めしたい。
「安心・安全」「健康・環境」と「低価格」
この二つのコンセプトを実現させるために、
品揃え限定、プライベートブランド開発を徹底させる。

これがトレーダー・ジョーズの基本戦略。

続けてホールフーズマーケット・バワリ―店。
ホールフーズも、「あれば必ず」組。
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この不況で、ここ10年ほどの成長は見られない今期だが、
オーガニックとナチュラルは、ブームではない。
200億ドル、2兆円を超える巨大マーケットが形成されている。

そのど真ん中にホールフーズが存在することは、
誰も否定できない事実である。
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しかし日曜日の午前中、
1階部分の売り場は、がらんとしている。

この店は2階があって、
ここに非食品やフードサービスを入れているが、
そのフードサービスの回転寿司にはさすがに客はいない。
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しかし、コーヒーショップやサンドイッチのファストフードには、
行列ができている。
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スーパーマーケットが外食サービスを飲み込んだ店となるのは、
もう当たり前になってきた。

スピーディに必須の3店舗を訪問したら、
簡単に観光と、そのあと自由行動。
まず、9・11のグランドゼロへ。
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あの惨事の場が、観光スポットになってしまっている。
それは不思議な気分だが、この事実を忘れてはいけない。
いまだ、イスラム教圏との根本問題は、
なんら解決されていないことを、忘れてはいけない。

そして、マンハッタン南端のバッテリーパークへ。
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要塞をはいっていくと、海辺に出て、
フランスから寄贈された自由の女神が見える。
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そこで、お決まりの記念写真。
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ここで、集団行動はおしまい。
各自、好きなところへ、
好きな仲間と、あるいは一人で、漫遊。

野球小僧だった飯塚正彦さんは、
ひとり、新装なったヤンキースタジアムへ向かった。

私たちは、五番街を歩いて、
アバクロンビー&フィッチへ。
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世界中から圧倒的な人気を誇ったアバクロも、
今年は、毎月、前年対比マイナス20%以上を記録。
その絶大なる人気に陰りが見えてきた。

この五番街の店も、入店を行列で待たせることなく、
スイッと入った。
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しかしエキサイティングな店と商品。
アバクロは、まだまだ、一定の人気を持続するに違いない。

さて、アバクロからセントラルパークを歩いて、
メトロポリタン美術館へ。
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この絵、誰の作かわかりますか?
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パブロ・ピカソの「Woman in white」
1923年制作。

こちらは、フェルメール。
「窓辺で水差しを持つ女」
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1662年から1665年ころの作品と推定されている。

メトロポリタンに初めて来たのが、1979年。
あまりゆっくり見たことがないが、
コ―ネル・ジャパンの卒業旅行だけに、
好きなものを観た。
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後ろ髪惹かれつつ、メトロポリタンをあとに。

一度ホテルに戻ってから、着替えて、
「モートンズ」へ。
ステーキレストラン。
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最後の晩餐。
乾杯の音頭は、小苅米秀樹さん。

級長の大田順康さん、副級長の大久保恒夫さん欠席のため、
ジーン・ジャーマン・カップ第1回優勝者の小苅米さんが乾杯の音頭。

そして全員で乾杯。

気分がいい。

前日夕方から、吉野邦夫さんが合流。
ウェグマンズのカテゴリー・マーチャントとして大活躍。

バスの中でも、この最後の晩餐でも、
いい話をたくさん、してくれた。

ウェグマンズのバイヤーは、この不況対策として、
80%の仕事をコモディティ・グッズに費やしている。

4半期ごとにサプライヤーのトップに会って、
さまざまなコラボレーションを考え出している。
吉野さんもその先頭に立って仕事している。

良い仕事をする人間は、いい顔をしている。
顔を見ればそれは、すぐに分かる。

吉野さんに感謝。

さて、メインディッシュ。
担当の女性が、どのステーキにするか、
サンプルを持ってくる。

多くの人が選んだニューヨーク・カット。
この分厚さ。

私はもったいないけれど、残した。

食事が終って、デザートに移るところで、
全員で記念写真。

みんな満足そう。

そしてスぺシャル・イベント。
大高愛一郎事務局長へのお礼のカード進呈。
大高さんは、ご存知、コーネル大学MBAの卒業生。
今年1年間、ボランティアでご協力くださった。
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そして第1期生とともに。
コーネル・ジャパンを卒業する。

8月から会社も、三井物産に移籍して、
心機一転、仕事に邁進する。

もしかしたらコーネル大学RMPジャパンで、
一番勉強した組に入るかもしれない大高さんは、
コーネル・ジャパンに大きな功績を残してくれた。

心から感謝。

私の「贈る言葉」は、
「愛とは、
限りなき
無私である」  

愛一郎さんからもらった「愛」を、
私たちコーネル・ジャパンは大切にしなければいけない。

そして最後の言葉。

一人ひとりが、日本の食品産業の、
そして日本社会のリーダーになってほしい。
それだけです。

あとは言葉にならない。

<結城義晴>  

2009年07月27日(月曜日)

コーネル・ジャパン卒業旅行記④イサカを後にマンハッタンへ

Everybody! Good Monday!  

2009年7月最終週。

今週末から、8月。
夏休みとお盆へ、突入。

日経新聞の記事。
全産業的に「蛻変」が起こっている。  
すなわち主力事業の転換。

富士フイルムホールディングスはこの1年で、
医療、液晶分野を重点強化し、
この部門が、複写機・プリンターを上回る。
写真フィルムは、デジタルカメラの登場で、大幅販売減。

日清紡ホールディングスは、自動車部品事業が主力だが、
太陽電池関連が利益において、それを抜く。

いまの主力部門を、次の主力部門に転換させる時が来ている。

現在、私はニューヨーク。
こちらでも、ウォルマートが、
エコラベルで、企業姿勢を大転換させている。
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7月16日に、取引先1500社を招待して、
サステナビリティ・マイルストーン会議が開催された。
その席で発表されたもの。

ウォルマートは、扱い商品全品にエコラベルを付ける。  
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1品ずつ製造から廃棄までの環境への負荷を評価測定する。
それを数値化して、顧客にお知らせする。
そのためにラベルに表示をする。

全取引先が、このエコラベルに協力する。

ウォルマートは、この環境へのサステナビリティにおいて、
全企業に対してリーダーシップをとる。

ウォルマートの環境対応の真剣さが分かるが、
同時に、低価格と利益に終始してきたウォルマートが、
大転換を示していることになる。

最後に利益は付いてくることも、明白だが。

さて、コーネル・ジャパンの一行、
ニューヨーク州北部のイサカに後ろ髪をひかれつつ、
マンハッタンへ向けて、一路、南下。  

その車中が、「結城ゼミ」。
「2009米国スーパーマーケットTide of Time」  
いつも商人舎のアメリカ視察研修会で講義している内容の、
超コンパクト版。

車中で、都合、4時間ほど。

2008年通年の米国小売業売上高は、4兆4783億ドル。
その中でウォルマートは4012億ドル。
1割近くを売上げ、アメリカ国民の3分の2が、
週末にウォルマートで買い物している。

ウォルマートを中心に回る米国小売業。
しかし「働きたい企業100社」には、
スーパーマーケットが5社、入っている。

今回訪れたウェグマンズ、そしてナゲットマーケット、
ホールフーズ、スチューレオナード、
それにパブリックス。

このコーネル・ジャパン旅行で、
私たちはこのうちの3社を訪れる。

講義は、世界企業順位、
米国チェーンストア・ランキング、
そしてコーネルの店舗バナー論、
ウォルマートのアンビータブル・プライスと、
ホールフーズのオーガニック・マーチャンダイジング、
そのコモディティ性とノンコモディティ。

そしてロイヤルカスタマー。

あっという間に、
ハナフォード・ブラザーズの店舗に到着。  
このエリアで170店をドミナント展開するローカルチェーン。
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5600平方フィートの店舗面積で1週間に60万ドル。
年商30億円。

左端が、ディストリクトマネジャーのミッシェル・シモーネさん。
その隣が、シェリル・ロンデネリさん。
そう、昨年10月来日して、
コーネル・ジャパン開校セミナーでパネルディスカッションしてくれた店長。
2008年度全米ベスト店長に輝いた。
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ハナフォードが、この地区の全力を挙げて、
コーネル・ジャパン第一期生を迎えてくれた。

4つの班に分かれて、この店舗の全体のヒアリング&ウォッチング。

青果部門のデパートメント・マネジャーのエリカさん。
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600品目で、オーガニックは105品目。

そのエリカさんがつくった売り場。
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生鮮・デリ・ベーカリーを統括するアシスタントマネジャー(右)と、
ベーカリーの部門マネジャー。
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ハナフォードは女性マネジャーが、実に多い。

アシスタントマネジャーは二人。
生鮮と非生鮮に一人ずつ。

第一期生はハナフォードのキャップをかぶって、視察。
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ミート部門は、青果と並んで、店の看板。
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マネジャーも自信満々。

その「カスタム・カット・ミート」の売り場。
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牛肉は、チョイス・グレード。
その上の「アンガス」グレードも品ぞろえして、
品質と安さの両立を図る。

バックヤードでは、
セントラルストア(非生鮮)担当アシスタントマネジャーが、
質問に答えてくれた。
こちらのアシスタントマネジャーも女性。
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週4回のグロサリーの配送で、
在庫は非生鮮で25万ドルと、しっかり抑えられている。

店頭ディスプレーも見事。
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ミーティングルームに昼食が用意されていて、
皆で立食パーティ。
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そして質問大会。
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全部門のマネジャーが売り場で迎えてくれて、
質疑応答したうえで、
まとめて総括。

だから全体像がはっきりした。

コーネル・ジャパン一期生の収穫。

最後に、ファサードを背景に、
全員で記念写真。
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優秀店長のロンデネリさん。
「店長の仕事は、次の時代の人を育てることです」  

これはまさしくコーネル・ジャパンそのもの。
こんな歓待、受けたことがないほどのもてなしだった。

私はバスの中で、総括した。
「私たちへのおもてなしは、
そのまま地域のお客様へのホスピタリティとして、
習慣化されている」  

その後、バスはさらに南へ。
途中、ウッドベリー・コモンのアウトレット・モールに寄ってから、
定番のスチューレオナードへ。  
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店頭のクレドの前で、写真。
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Rule1  The Customer is Always Right!
Rule2  If the Customer is Ever Wrong, Reread Rule1.
原則1 顧客はいつも正しい。
原則2 たとえ、顧客が間違っていると思っても、原則1を読み返せ。

最近は、写真撮影は許されていないが、
この石碑、移動した。
店舗入り口にあったものが、
駐車場のほうに寄った。
だから写真を撮ることができた。

店内は、あい変わらずの楽しさいっぱい。
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しかし、土曜日だというのに駐車場も大混雑ではないし、
レジも大行列ではない。
不況の影響が、この店にも出ている。
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客数は、そこそこ確保できているが、
買上げ点数が激減している。

スチューレオナードの、これからの底力が見ものだ。

そして、マンハッタン。
帯広のイサカから、東京・歌舞伎町へ、移動してきた感覚。
これは帯広の福原郁治さんも認める。

夕食は、タイムズスクェア。
人気のシーフードレストラン「ブルー・フィン」。  
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三井物産USA副社長・佐藤一夫さんが、
夜の食事会の主催者。
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心から感謝。

食事が終った夜の11時。
タイムズスクェアは、ご覧の混雑状態。
不況を吹き飛ばす、勢いが感じられる。
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わがコーネル・ジャパン一期生も、
この元気さ。
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ホテルは、ノボテル。
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清潔で、簡素で、私は好きだ。

私たちは、コーネル大学とニューヨークに、
卒業旅行に来た。

しかしこの旅は、1年間に自分がどれだけ変わったかを、
確かめるためのものだ。
同時に、この旅のなかで、
自らを変えることを目的としている。

ウォルマートは、変わろうとしている。
160万人のアソシエーツを雇用しながら。
富士フィルムも日清紡も、
ハナフォードもスチューレオナードも。

蛻変しようとしている。

今週も、少しでも、自分を変えたい。
変わった自分を確認したい。

Everybody! Good Monday!  

<まだつづく、結城義晴>  

2009年07月26日(日曜日)

ジジと馬と犬と猫たち[日曜版]

ユウキヨシハルのおとうさん、
とおいところにいってます。
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アメリカ。

ボクは、
首をながくして、
まってます。

でも、いいところらしい。

池がある。
a

ひろい農場。
b
ドレイクさんというセンセイのうち。

ひろいし、
おおきい。

でも、ひろいところは、
それだけでなんだか、
ボクは、こわい。
jiji1
ボクは、
せまいところが、
すき。

それに、
おおきなものが、
小屋のなかから、
でてきた。
uma1

なまえは、サンデー。
uma2
おおきくて、
りっぱ。

やっぱり、
おおきいものは、
こわい。
3

小屋のなかに、はいった。
uma3

そして、
こっちを、
みた。
uma4
顔は、
いがいに、
かわいい。

4
こっちにも、
ちがうのがいる。

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なまえは、
ケーシー。

これでも、
おんなの子。

うごきまわってる。
dog2
ボクとは、
リズムが、
ちがうかんじ。

5
こちらは、
ボクのナカマらしい。

でも、こわい顔。
するどい目。
cat1
なまえは、ない。

小さいのも、
いる。
cat2
どちらも、
なまえはない。
おとうさんとこども。

そとに、すんでる。

6
ボクは、
ナカマが、
ちょっと、にがて。

こんなに、ちいさい。
cat3
うまれて、30日くらい。

これなら、
ナカマに、
なれるかもしれない。

でも、おかあさんがいた。
cat4
こちらも、なまえはない。

なまえがなくても、
そとにすんでいても、
こまらないらしい。

7
ボクは、いえのなかに、
すんでいて、
なまえは、ジジ。

そして、
ほんとうのナカマは、
ユウキヨシハルのおとうさん。

はやく、かえってこないかな。

まってます。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2009年07月25日(土曜日)

コーネル・ジャパン卒業旅行記③クルーズディナーからピクニックまで

コーネル・ジャパンの米国イサカ卒業旅行。
現地時間7月23日の最終講義と修了証授与が終わると……。
a
楽しいことばかり。

すぐにキャンパスツアー。
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みんなのリラックスした顔をご覧ください。
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あまり時間もないので、
「コーネル・ストア」へ。
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大学生協みたいなものだが、
ここにはプライべートブランドがズラリ。

食品はないが、衣料品、生活用品が揃った2フロア店。

ほとんどにコーネルのブランドが付けられている。

変えようのないコーネル大学の「ブランド」があるから、
「プライベートブランド」となる。
商品が先にあるのではない。

小売業のブランドも、小売企業のブランドがあるから、
それが商品となって表現される。

究極のプライベートブランドは、
こうでなくてはいけない。

私、330ドル96セントの買い物をしてしまった。

キャンパスツアーのあとは、
ディナー・クルーズ。
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コロンビア号が私たちを待っていた。
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バスを降りて、船に向かう。
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もちろん、コーネルの先生方も参集。
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船は出る。
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ビールとサラダ。
ワインに続く。
湖からは気分の良い風。
会話も弾む。
j

ここでマクラフリン先生から面白い話。
森の中のクマとふたりの人間のアナロジー。
機会があれば、ご紹介します。

ワインからメインディッシュへ。
今日はサーモン。
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景色は、満点。
l
疲れも吹っ飛ぶ。
あっという間に、3時間。

最後に、コーネルの先生方に心からのお礼。
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まず、コーネル・ジャパン名誉学長のジャーマン先生に。
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次に、学長のマクラフリン先生に。
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そして主任講師のドレイク先生に。
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最後に、パワー・バランスの講義をしてくれたホークス先生に。
q
皆さん、ありがとうございました。

楽しい夜は、更けてゆく。
コーネル大学の街イサカ。
しかも宿泊はコーネル大学キャンパス中心のスタットラーホテル。

それでも第一期生の元気者たちは、
深夜まで交流を深めたとさ。

さて、日が明けて7月24日。
朝、7時半。

キャンパス内を10分も走る。

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するとゴルフクラブ。
2
コーネル大学所有のゴルフクラブ。

フェアウェイやグリーン芝もコーネル大学で研究されているし、
メンテナンスも大学や学生が行う。
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このロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフコースで、
第一回ジーン・ジャーマン杯が開催された。
参加者は第一期生から8人と、
ジャーマン先生と私。

さて、栄えある第一回優勝者は誰か。
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コースは、素晴らしい。
グリーンも、「超」がつくくらい速い。

カートを引いて、
貸しクラブで、
十二分に楽しんだ。
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5番ホール。
6
そして、ジャーマン先生の華麗なるスウィング。
7

第一組は、ジャーマン先生と私、
それに小苅米秀樹さん、和田浩二さん。
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何とこの組から、
優勝者と準優勝者が出た。

さて、それはお楽しみに。

ゴルフが終わると、観光組と合流して、
ウェグマンズ・イサカ店へ。
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この店、年間1億ドル、100億円は売る。

そのミーティングルームで、昼食。
各自、思い思いに買い物をして、
それを試食。
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オープン以来13年間店長を務めるゲーリーさんも、
挨拶と解説に登場。
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ジャーマン先生やコーネルとの頻繁な交流がある。
コーネルでは、こういった交流やリサーチ研究において、
現場を極めて大切にする。

ウェグマンズの店をじっくり視察してから、
ウォルマートへ。
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この店は5月にリニューアル・オープンしたばかり。
大収穫。

近く、このブログで、ウェグマンズとウォルマートの、
ダブルWをご紹介する。

今日は急いで、先に進む。

急いで、ホテルに帰ると、
マクラフリン学長が迎えに来てくださっていて、
ご自宅訪問。

コーネルの学部長はどんな家に住んでいるのか。
それが、この家。
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居間で、奥様とツーショット。
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3階建てのマクラフリン先生の家。
すべての部屋から、湖が望める。
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ベランダに出ると、180度の眺望。
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ビールとワインを頂いて、
満喫。

私もここでなら、原稿の筆が進みそう。

マクラフリン家から、次はドレイク家へ。
ドレイク先生は、教授。
その家は、7万坪の敷地。
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農場である。

ドレイク先生も、うれしそう。
このドレイク農場で、「ピクニック」と称する懇親パーティ。
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敷地内には池がある。

森もある。
畑もある。
馬もいる。

メイプルシロップの製造工場もある。
プライベートブランドのメイプルシロップをつくっている。

なんともすごい。

マクラフリン先生の家が洗練された邸宅なら、
ドレイク先生の家は、野性味ある農場。

どちらも素晴らしい。

ケタリングサービスを受けて、
ハンバーガーとチキン、
ビールとワインで、全員が農場の夕刻を楽しんだ。

ジャーマン先生と二人、話し合う。
来年のジーン・ジャーマン杯まで、
ゴルフのハード・トレーニングを誓い合ったのだ。

そう第1回ジャーマン杯優勝者は小苅米さん、
準優勝は和田さんだったのだ。

小苅米さんには、
ディフェンディング・チャンピオンとして、
来年の出場が義務付けられた。

事務局として同行している中間徳子さんは、
浴衣姿で花を添えてくれた。

そうこうするうちに、日が暮れた。
マクラフリン先生、ドレイク先生と、
1年を振り返りつつ、第二期のさらなる充実を誓い合った。

全員で、三本締め。
そして記念写真。

写真はぶれたが、
コーネル・ジャパンは絶対にぶれずに、
第二期に突入する。

すべての皆さんに、心から感謝。

<まだまだ続きます。結城義晴>  

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