結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年09月18日(金曜日)

雨のダラス最終日、生きている店と死んでいる店

Everybody! Good Friday!  

雨のダラス。テキサス。
アリゾナのフェニックスは38度の暑さだったものが、
ここは20度そこそこ。

しかし、一日走り回った。

まず、トムサム。
セーフウェイの傘下に入って、
ニューライフスタイルストアとしてリニューアル。
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セーフウェイは、441億ドル(4兆4100億円)、1739店。
このテキサス・ダラス地区では、
62店舗を展開し、3番手の11.9%のシェア。

ニューライフスタイルストア、好調。
青果部門も、見事。
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店内がしっくりとしていて、
顧客の「第3の場所」になっている。
第3の場所とは、
顧客にとって第1の場所・家庭、
第2の場所・職場に次いで、
第3番目に大切な場所という意味。
それがわが店であったら、いい。
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アメリカの店も日本の店も、店内に入ると、
瞬時に分かる。

「生きている店か、死んでいる店か」
「病気の店か、病気回復中の店か」

この店は、しっかりと生きている。

次は、死にかけていた店が、
見事、蘇って、生命力をもち始めた例。
ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。

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1200坪のスーパーマーケットで、
現在、全国に150店。
しかし、今年の春先に来た時に気づいたのだが、
これが断然よくなっている。

青果部門もご覧の通り。
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店をみると、すぐに分かる。
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ドライグロサリーは、ウォルマートのアンビータブル・プライス。
不況を追い風にして、蘇った。
だからマーケットサイドは、
まだまだ急ぐことはない。

ゆっくりと実験すればいい。

しばらくは、このネイバーフッドマーケットで行くに違いない。

ホールフーズも、春から比べると、
ずいぶん蘇った。
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不況いで苦しんだ最右翼。
しかし、すぐに回復する。
それは不況の真っただ中で、客数が落ちたときも、
売場の水準を落とさなかったから。
だからお客が戻ってきた。

青果部門、ため息が出る。
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バルク販売が、活況を呈している。
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ホールフーズも、店が生きている。

お昼時は、セントラルマーケットへ。
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「中央市場」といった意味。

HEバットがダラスで展開するアップグレードタイプのフォーマット。
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HEバットは146億ドル、322店になった。
全米に誇るローカルチェーン。
非上場企業ながら、それが逆に強みとなっている。

相変わらず青果部門はパワーがある。
ホールフーズに匹敵する

おっと、出発の時間になった。
恐縮だが、この続きは、また明日。

<結城義晴>

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